鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

清水公園・花ファンタジア

2014-05-21 | 公園・庭園

2 0 1 4 年 4 月 2 8 日 ( 月 )

午 後 3 時 2 3 分

千 葉 県 野 田 市

清 水 公 園









清水公園を散策し、偶然にもツツジの百花繚乱を観てしまった私は、この日の目的を達成していました。

最初は、これらのツツジが「花ファンタジア」という清水公園内の植物園にあると考えていたのです。
ツツジも観たし、時刻もいい具合なので帰ろうかとも考えました。

ですが、せっかくここまできたんだから、当初の目的地であった「花ファンタジア」にも行こうということで、もうしばらく清水公園を散策します。


途中に一眼レフを構えた男がツツジを激写していました。
ううむ、たしかにここのツツジはなかなかよろしい。デジイチの男がいなくなったら、私も・・・・・・。

・・・・・・どけよ。

2分近く待っても、デジイチの男は一向に退去する気配を見せませんでした。
仕方なくその先に進みます。

デジイチ男のポイントは、ウォーターアスレチックのそばにありました。
アスレチックからは子供たちの歓声が、そして時折ドッボ~ンという水の音が聞こえてきます。
野田市の子供たちにとって、ウォーターアスレチックから落っこちるのはもはや通過儀礼なのだとか。



ウォーターアスレチックそばの水路で花咲くフジ。なかなかいいもんですな。



水路のそばであざやかに咲き誇るツツジ。これもまたよし!




午 後 3 時 2 8 分

「 花 フ ァ ン タ ジ ア 」 へ 入 る




清水公園を散策するだけなら無料ですが、この「花ファンタジア」に入るには入場料が必要になります。
そして入場料は季節ごと、花の時季ごとに変動するらしく、この日は500円でした。
民営公園らしい微妙な料金設定です。



中に入ると広々とした空間、足元には虹の花壇が入場者を出迎えます。



咲き誇る花々の裏で、花々を手入れする庭師の方々がいらっしゃいました。
こういった人々の努力を忘れてはいけませんなぁ。



この日はパンジーの花壇が満開を迎えていました。



パンジーの花はなんとなく動物の顔のような模様をしています。
これだけの数の“動物の顔”が一斉にこちらを見ていると思うと、少しばかりぎょっとします。



これは何の絵柄をモチーフにしたのでしょうか? 世界遺産になった富士山??



入口前広場の奥側には“青いじゅうたん”が敷かれていました。



これはネモフィラという花で、和名はルリカラクサというそうです。



花自体は、春の野原に咲いているイヌノフグリ(犬のキ●タマ袋)が大きくなったような色かたちをしています。


広場から脇道へそれて、まずはイングリッシュガーデン



花がポツポツ咲いていて、この中で紅茶を飲むのもいいかな~という雰囲気。

次はローズガーデン



花は全く咲いてないけど、この中で紅茶を・・・以下同文。


西洋庭園から出て、水場のあるところを歩きます。



ハナショウブ、スイレンはまったく咲いていませんでしたが、ところどころにシバザクラが帯をなしていました。



向こう岸には花真っ盛りの藤棚がありました。





あまり大きな藤棚ではありませんが、天井から下に垂れる無数のフジの花。
下から見上げると、なんだか今治(愛媛県)産のタオルのようにモフモフしてて気持ちよさそうでした・・・。


入口に戻ってきました。
今度は温室風の建物に入ります。



中はそのまんま温室です。
こちらは熱帯の植物が栽培されていました。



そのなかのひとつ、ヒスイカズラ。
いかにも工場で作ったおもちゃのような色をしていますが、ヒスイの名のとおり花は緑色(翡翠の色)です。
そしてフジのように天井から垂らして花を咲かせます。

それ以外に見るものはなかったので、早々に温室を出ました。


「花ファンタジア」のマップを見てみると、まだ1ヶ所だけ行っていないゾーンがありました。
閉園時刻である午後5時が近くなってきましたので、急いで向かいます。



金乗院でも見た牡丹しゃくやく園です。



「ボタンとシャクヤクってどう違うの?」
植物観賞を趣味とする方ならこのような疑問が浮かぶのでしょうが、私は植物に関してはかなりの素人。
「ボタンとシャクヤクって似た花なんだ~」
こういった感想を抱いていました。

そりゃあ、「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」って言葉があるくらいです。
ユリとボタンはま~ったく違う花ですよ、それくらいはわかります。
それだったらシャクヤクとボタンも違う花だって、素人は考えちゃうわけです。

シャクヤクとボタンの違いですが・・・
シャクヤクは草本植物で、ボタンは木本植物になるそうです。



シャクヤクは「草」で、冬になると枯れて根だけで越冬するそうです。



ボタンは「木」で、樹形を保ったまま越冬します。
それから小葉がシャクヤクと比べて広めなのだそうです。

以上、「花ファンタジア」終了。




午 後 4 時 3 1 分

清 水 公 園 を 歩 く


閉園時刻が近づき、「蛍の光」が鳴り響きます。

盛況を見せていたウォーターアスレチックも、人っ子ひとりいません。



このあたりはランニングコースになっているのでしょうか。
陸上部と思われる地元の中学生がさかんに走り抜けていきます。

そうそう、デジイチの野郎がどかなかったツツジのポイントがありました。



三色のツツジが見事です。
デジイチが居座ったのもうなずけます。



一色は緑じゃなくてピンクだけど、ツツジの大三元や~といったところでしょうか。



公園の外に出る際にもう一度ツツジの群生地帯を通ります。




午 後 4 時 4 3 分

公 園 の 外 へ


ママチャリ「飛電」を停めた公園入口へ戻りました。
帰りは違うルートをとります。



清水公園の構内に移築された旧花野井家住宅【国指定重要文化財】です。
もともとは流山市内にありましたが、流山市が管理費用をしぶったため野田市に移築されることになったそうな。

入場時刻はとうに過ぎており、無情なる門扉が立ちはだかっていました。
ですが、門扉の間から失礼して・・・



花野井家住宅の前にある味のある薬医門
この薬医門は江戸時代末期に造られたそうですが、花野井家住宅のものではなかったそうです。



私と「飛電」は野田市内を通って帰路につきました。