鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

函館山の夜景

2017-02-24 | 夜景


2 0 1 6 年 9 月 1 6 日 ( 金 )

午 後 5 時 0 4 分

函 館 山 ロ ー プ ウ ェ イ 山 麓 駅



函館元町の街ブラを切り上げ、函館山を登ります。

この日の日没時刻は、国立天文台のサイトによると、17時45分前後のようです。
また夜景の美しいとされるトワイライトタイムは、「こよなく夜景を愛する人へ」という夜景紹介サイトによると、18時03分ごろから15分程度のようです。

しかし函館山の夜景といえば、六甲からの神戸、稲佐山からの長崎とならぶ「日本三大夜景」のひとつ。
さらには香港、ナポリとならぶ「世界三大夜景」のひとつにも挙げられています。
近年では「新日本三大夜景」が長崎、札幌、神戸となり、函館が外されてもいますが、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは函館山の夜景が★★★(わざわざ旅行する価値がある)とされており、函館山の夜景は世界的にも根強い人気があるようです。

そういうこともあり、日没時刻よりもかなり早い時刻ではありますが、早々に山に登るべきと判断しました。




函館山ロープウェイ・山麓駅に到着しました。
おぉぅ、早くも団体観光客の群れが・・・早々にロープウェイ乗り場に急いだのですが、すでに長蛇の列はできていたのでした。



往復分の搭乗券(1,280円)を購入し、列に並びます。
搭乗するロープウェイは17時10分発の次だろうな・・・そう思っていたら、意外と行列は進んでいきました。




午 後 5 時 1 0 分

ロ ー プ ウ ェ イ に 搭 乗


125人乗りの大型ゴンドラに搭乗。
満員電車のドアそばキープのテクニックを駆使し、窓際の位置をおさえることに成功。



函館の港町を見下ろしながら、ロープウェイは上っていきます。
まずは元町の街並み。
左から函館ハリトリス正教会函館聖ヨハネ教会カトリック元町教会



そのうち建物は小さくなっていき、眼下には函館港がひろがってきます。


ロープウェイは約3分で、山頂駅に到着。



ゴンドラから下りる前に、正面の窓から見下ろした函館。
向こうの山々、西の函館湾と東の津軽海峡にはさまれた函館市街地のトンボロ。
函館山から見下ろしたおなじみの景色です。



山頂駅の自販機で、こんなものを買ってみました。



「いろはす ハスカップ味」、すっきりとした果実の風味がなかなかよろし。

のどの渇きを潤して、展望台に向かいます。




午 後 5 時 1 9 分

函 館 山 展 望 台


人、多すぎ・・・。
函館市街方向を望む場所は、すでに多くの観光客で占められております。



観光客の比較的少ない西側から望みます。
函館湾を照らしつつ、松前半島に沈みゆく日輪がとても美しい。



夕日に照らされている函館港



夕焼けに染まった函館市街。

函館山はもとは単独の島でしたが、土砂が堆積して対岸の亀田半島とつながってできた陸繋島(りくけいとう)です。
そして函館山と亀田半島をつなぐ陸繋砂州(トンボロ)の部分が市街地となって発展しました。

この独特の地形が、世界でも屈指の夜景のもととなっているのですね。


函館市街を望みつつ、時がたつのを待ちます。



私の前にはすでに待ち人あり。
人が入らないように撮影するのに一苦労です。
地平線がえらく傾いて写ってしまったり、さらに夜となると手ブレが写ってしまったりと、何度も失敗を重ねることに。





時は日没をむかえ、街の明かりがぽつぽつと点灯し始めました。



東の方角、亀田半島のほうを見やると、満月が昇っています。
この日は中秋の名月・・・の次の日。
夜景に月というぜいたくな組み合わせがお目にかかれそうです。


午後6時を回り、街の明かりも増えてきました。
夜景がもっとも美しいとされるトワイライトタイムをむかえます。







宵闇とともに、街の灯りと漆黒の海のコントラストがくっきりと顕れてきます。
そこに、大通りを走り行く車列の明かりが加わります。





東の海には、月光の道筋が浮かんでいます。なんとも神秘的。


ここで天の配剤。
前列にいた観光客は下山し、展望台の手すり最前列に進出。










空はいつの間にか雲が消え失せ、名月のやさしい光が注ぎます。
山頂の夜風はいくぶん肌寒かったですが、函館山を登って本当に良かった・・・そう思わせる、素晴らしい夜景でした。



ここは本当にふたりで来たかったな。