コロナ禍の中、東京23区を避けて横浜入りした私。
帰りもなるべく東京を避けて、本拠地の柏へと戻らなければなりません。

それならば、青春18きっぷを手にして・・・西へ。
ついでに城にも寄っていきたい。
しかし本日中に、柏に戻らなければならない。
18きっぷの限界ギリギリの、柏へ帰る旅がここに始まります。

まずは京浜急行・井土ヶ谷駅。
5時13分発 エアポート急行羽田空港行きに乗車。

5時20分、横浜駅到着。
ここでJRにお乗り換え。
普通に柏に帰るなら東京方面の電車に乗ればいいのですが、今回は東京を避けるので・・・

反対方向の電車に乗ることとなります。
5時48分発 東海道線 普通電車 沼津行き・・・これで一気に静岡県へ。

沼津駅までは乗らず、ひとつ前の三島駅で降ります。

今度の電車は、7時29分発 東海道線 普通電車 静岡行きです。
この電車は三島駅が始発となるので、沼津まで乗り続けなかったというわけです。
7時53分に富士駅を発った電車は、

「日本三急流」のひとつ・富士川を渡ります。今日はいい天気だ・・・。
美しいアーチを描いている橋は、鉄橋でも道路橋でもなく、水道管が通る水道橋なのだそうです。
よーく見ると、水道橋の奥に東海道新幹線富士川橋梁がありますね。

8時28分、終点の静岡駅に到着。

次の電車は、8時30分発 東海道線 普通電車 浜松行きです。
乗換時間はわずか2分ですが、ホームの向かいなので問題なしです。
まぁ、駅名標などを撮る時間がギリギリとなってしまうのは、こういう旅日記を記述している身としては困るのですが。
静岡から7駅目の島田駅を発ち、

8時59分、江戸時代には橋を架けられることを禁じられていた大井川を渡河。

9時35分、「暴れ天竜」と称される天竜川を渡河。
9時41分、終点の浜松駅に到着しました。

発車標がはっきり写っていませんが・・・今度の電車は9時43分発 東海道線 特別快速 大垣行きです。
またしても2分乗換、そのため浜松駅の駅名標を撮る時間はありませんでした。

浜松から2駅の舞阪駅を過ぎると、いよいよ浜名湖が見えてきます。

晴天の浜名湖です!
すっきりと晴れ渡る浜名湖を見たのは、おそらく初めてだと思います。
城攻め旅で東海道線を何度も往復していますが、たいていは夜だったり、あるいは天候に恵まれなかった浜名湖。
東海道線は浜名湖を3度渡りますが、その最初の鉄橋・第一浜名橋梁から進行方向左側を眺めています。

すぐ脇に国道301号の弁天大橋が架かっています。
その隣りには、弁天橋。
そして向こうには、遠州灘への河口に架かる浜名大橋が見えます。

鉄橋を渡ると、浜名湖に浮かぶ弁天島に続きます。
東海道線はここで弁天島駅に停車してから、

第二浜名橋梁、そして・・・

3番目の鉄橋・第三浜名橋梁へ。
今回も脇には国道301号が一緒です。
また反対側には東海道新幹線が並走しています。

9時57分、浜名湖を通過。
晴天の浜名湖で、思いのほか盛り上がってしまいました。

岡崎駅を出て、10時44分、矢作川を渡ります。
11時12分、

名古屋駅に到着しました。

やってきました、名古屋駅。
ここから中央線完全走破の旅が始まります。
東京から名古屋ではなく、名古屋からスタートして東京に戻ってまいります。

中央線完全走破の旅・最初の電車は、11時24分発 快速電車 中津川行きです。
愛知県の北東部を抜け、岐阜県の東部・東濃地方へ。
長野県の一歩手前まで、一気に駆け抜ける電車に乗り込みます。

その前に・・・

ワンコインメニュー、きしめん(500円)をいただきます。

きしめん、うまい!
発車時刻まで10分足らずだったので、なかなか出てこないきしめんにヤキモキしながらも、しっかりと昼食をとることができました。

進行方向左側の座席を確保できました。
JR東海さんの電車は、座席がゆったりしていていいですねぇ~。
東の方の電車なんてロングシートばっかりで、こんな座席はグリーン車か特急じゃないとお目にかかれませんからね。
でも静岡県内の東海道線は・・・きついなぁ。
11時24分、快速電車は定刻どおりに発車しました。
快速電車の停車駅は、金山、鶴舞、
どこぞの先生には鬼門である
「ニッポン城めぐり」の未踏地帯に入りましたので、ここから入念に「城攻め」していきます。

鶴舞駅にて、この日最初の城・末森城を攻略。
末森城は織田信長の父・信秀により築城され、信秀没後は信長の弟・信勝(信行)に譲られました。
信勝は後継をめぐって信長と争いますが、敗北。
ふたたび謀反を企てたため、信勝は信長によって謀殺されてしまい、そのまま末森城は廃城となったようです。

大曽根駅では守山城を攻略し、

この日最初の浪人ふたりを発見。
信長と争って身を滅ぼした織田信勝・・・「ニッポン城めぐり」では信行となっているようですね。
信長に助命され、その有力な部将となった信勝の子・信澄。
ふたりともこの場で登用しました。
春日井駅停車中に、

「米五郎左」丹羽長秀!
同時に発見した信長の三男・信孝も登用しました。
高蔵寺駅を過ぎると、車窓から建物が減っていきます。
高蔵寺の次の停車駅は、岐阜県の多治見駅。
愛知県と岐阜県の県境に近づいていくと、右側の車窓には庄内川(岐阜県では土岐川)の景色が広がってきました。
中央線の車窓、最初の見どころである
進行方向左側に座ってしまった私は、古虎渓をほとんど見ることができませんでした。
ちょっとした悔いを残し、電車は岐阜県に入ります。

岐阜県に入って最初の停車駅・多治見駅。
多治見を代表する岐阜県の東濃地方は、本邦有数の酷暑地帯であります。
この日の多治見市の最高気温は、38.6℃だったようです。
石垣山城のとき以上の酷暑で、私はこれから寄り道をしようとしています。
多治見駅から先は、終点まで各駅停車となります。

多治見の次の駅、土岐市駅。
このあたりは明智光秀公の出身地とされています。


電車は着実に山々の方へと向かっています。
晴れ渡る蒼天・・・外は暑そうだなぁ。

川のせせらぎが、ひとときの癒しにもなります。
終点・中津川駅の2駅前の恵那駅。
日本100名城の岩村城【国指定史跡】へは、ここで明知鉄道明知線にお乗り換えしますが、この日は通過。
「城攻め」だけはしておきましょ。

ああっ! 続日本100名城・第142番、苗木城・・・。
10km以上離れているはずの苗木城が、こんなところで攻略できてしまうとは・・・。
登城予定の城は現地で攻略する主義の私にとっては、ちょっぴり複雑な心境でした。

電車は木曽川の支流・中津川を渡り、

12時39分、終点・中津川駅に到着。
これより苗木城【国指定史跡】へと向かいます。
【今回の鉄道乗車記録】
KEIKYU 京急電鉄 (KK42)井土ヶ谷駅 2番線 5時13分発
(KK)京急線 エアポート急行 羽田空港行き 8両
(KK37)横浜駅 2番線 5時20分着
JR東日本 [JT05] YHM 横浜駅 6番線 5時48分発
[JT]東海道線 普通 沼津行き 10両
JR東海 [CA02]三島駅 2番線 7時21分着
[CA02]三島駅 4番線 7時29分発
[CA]東海道線 普通 静岡行き 5両
[CA17]静岡駅 2番線 8時28分着
[CA17]静岡駅 3番線 8時30分発
[CA]東海道線 普通 浜松行き 6両
[CA34]浜松駅 4番線 9時41分着
[CA34]浜松駅 3番線 9時43分発
[CA]東海道線 特別快速 大垣行き 6両
[CA68]名古屋駅 6番線 11時12分着
[CF00]名古屋駅 7番線 11時24分発
[CF]中央線 快速 中津川行き 6両
[CF19]中津川駅 1番線 12時39分着
*所要時間 7時間26分 (移動時間 6時間34分 乗換時間 52分)
*移動距離 422.6km
*運賃 京急 IC運賃 157円
JR 青春18きっぷ使用(使用しない場合、6,930円)
【今回の「城攻め」成果】
[CF]中央線
(11時24分 [CF00]名古屋駅発車)
11時30分 [CF02]鶴舞駅 末森城を攻略。
11時36分 [CF04]大曽根駅 守山城を攻略、織田信澄と織田信行を登用。
11時44分 [CF07]春日井駅 上条城を攻略、丹羽長秀と織田信孝を登用。
11時47分 [CF08]神領駅 入尾城を攻略、毛利良勝を登用。
12時00分 [CF12]多治見駅 多治見国長邸【岐阜県指定史跡】、根本城と妻木城【岐阜県指定史跡】を攻略。
12時05分 [CF13]土岐市駅 鶴ヶ城【岐阜県指定史跡】を攻略。
12時11分 [CF14]瑞浪駅
12時27分 [CF17]恵那駅 苗木城【国指定史跡】と大博士城を攻略。
(12時39分 [CF19]中津川駅到着)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます