鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

鶴見線完全制覇・前編~ママチャリを乗り捨てて

2021-06-02 | 鉄道の旅


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 5 月 4 日 ( み ど り の 日 )

午 前 6 時 2 8 分

横 浜 市 中 区

山 下 公 園



早朝によね先生のお宅を出立。
柏への帰路は、当然ママチャリに跨って往くことになります。



朝早く人出少ない、港町・ヨコハマをぶらり。
幼い時分に亡父が何度となく連れてきてくれた山下公園
茨城の片田舎から、車を飛ばしてよく連れてきてくれたものだと、四十路になって心打たれるものがあります。



山下公園の海上で停泊保存されている氷川丸【国指定重要文化財】。
この船にもよく乗りました。



現在はコロナ禍のため、公開を中止しているようです。



コロナ禍といえば、洋上から引き返していたクルーズ船「飛鳥Ⅱ」も、向こうの大桟橋に停泊していました。



園内のバラ園は、まさに花盛り。

 

バラのかおりを愉しみながらも、深入りせずに軽く観賞して、山下公園を出立。





山下公園の近く、何らかの液体をぶっかけられた現場




万国橋からのランドマークタワー



ここからの夜景は、横浜一だと思っています。



近くの汽車道にも寄り道。
この日は快晴、ママチャリ日和でした。




赤レンガ倉庫を傍目に見つつ、みなとみらい地区を後にしました。




午 前 7 時 4 1 分

横 浜 市 鶴 見 区

J R 国 道 駅


みなとみらいから、国道15号・第一京浜を北上。



国道沿いにあるということで、その名も国道駅に到達。

帰りのチャリ旅・前半戦は、国道駅が所属するJR鶴見線の駅を全部訪問していきます。
すなわち「鶴見線完全制覇」の旅、ここに開幕。



(浅野駅の運賃表より)

JR鶴見線は、鶴見駅を起点駅とする京浜工業地帯へのアクセス路線です。
戦前の浅野財閥が運営する鶴見臨海鉄道を前身とし、付近の工業地帯も浅野財閥によって育まれていきました。
昭和18年(1943年)戦時買収私鉄に指定され、国鉄鶴見線へ。
昭和62年(1987年)国鉄民営化によってJR鶴見線となり、現在に至ります。



(車内「鶴見線 停車駅のご案内」より)

鶴見線の運行系統は3つあります。
ひとつは、鶴見駅から浜川崎駅を経て扇町駅まで続く本線
浜川崎駅では、南武線浜川崎支線に乗り換えることができます。
ふたつ目は、途中の安善駅で分かれて大川駅へと続く大川支線
最後は、さらに手前の浅野駅で分かれて海芝浦駅へと続く海芝浦支線です。


支線を含めた鶴見線13駅を、ほぼママチャリでもって制覇していきます。


鶴見線完全制覇の旅を始めるので、あらためて国道駅制覇の勝ち名乗りを。



[JI02] 国道駅制覇!



鶴見線の高架下をそのまま利用した駅舎。
昭和5年(1930年)の開業以来、改築されたのは改札口の位置くらいなものだそうです。
昭和の雰囲気を色濃く残すたたずまいは、ドラマや映画のロケ地としても使用されています。



7時47分・・・



[JI01] 鶴見駅制覇!
鶴見駅は大きな駅ですね~、それ以外に特にコメントはありません。
駅前の松屋で朝食をとって、出立。



8時18分・・・



[JI03] 鶴見小野駅制覇!
工業地帯の一歩手前といったところで、駅周辺にあるのは商店街と住宅街。
このあたりは小野町といい、地元の名主を務めた小野氏によって新田開発が行われたことに由来します。



8時24分・・・



[JI04] 弁天橋駅制覇!
いよいよ工業地帯に足を踏み入れ、鶴見線の本領発揮!といったところ。
かつてこのあたりに弁天様をお祀りする社があり、その社の池には赤い橋が架かっていたといいます。
現在は、某D海岸が周辺にあるとか。



駅前の名も無き小さな公園。
花壇には美しく彩られており、周辺で働く人々に安らぎをもたらしているようですね。



駅のすぐそばには、JFEエンジニアリング 鶴見製作所の通用門が控えます。



8時31分・・・



鶴見線の踏切の傍ら、



[JI05] 浅野駅制覇!
ここから見える浅野駅の1・2番線ホームは、本線の発着するホームです。
このあたりは浅野財閥によってできた埋立地であり、浅野財閥の創始者・浅野総一郎にちなんだ駅名となっています。



駅近くのもうひとつの踏切からは、浅野駅の3・4番線ホームが見えます。
こちらは海芝浦支線のホーム。



海芝浦支線は、踏切の先へと続く道と並行しています。
このまま進んでいくと・・・



東芝 京浜事業所の敷地内に入ってしまいます。
敷地内に少々立ち入ったところ、事業所のひさしのそば。
8時38分・・・



[JI51] 新芝浦駅制覇!
駅名は、東芝の前身・芝浦製作所の最寄駅だったことによります。
また「新」の頭文字は、当時芝浦駅が東京都芝浦にあったため、それとの混同を避けるために付けられました。

傍らに立つ単管バリケードには、「これより先 私有地につき 関係者以外 立入禁止」とあります。
ということで、新芝浦駅は東芝の敷地内にあるのですが、私人の立入ができるということです。
しかしその先にある海芝浦駅へは、ママチャリで向かうことはできません。



簡易Suica改札機が据え置かれているだけの、いたってシンプルな駅ナカです。
鶴見線は、起点の鶴見駅以外、すべて無人駅となっています。

新芝浦駅の傍らに停めているのは、わがママチャリ。
東芝の敷地とあっては、ここで駐輪できそうもないので・・・



浅野駅に戻ることとしました。




午 前 8 時 4 2 分

J R 浅 野 駅


浅野駅周辺の手ごろな場所にママチャリを停めて、駅構内へ。
自力では行くことのできない海芝浦駅へは、ここから電車に乗り込んで向かうことにします。



浅野駅の時刻表。
この日はみどりの日ということで、休日ダイヤでの運行。
今度の電車は8時46分発ということになりますが、この電車は行き先が違うため乗りません。



浅野駅の構内。
駅のプラットホームは、前方に見える3・4番線ホームと、ここで右手に分かれる・・・



1・2番線ホームがあります。
ちょうど8時46分発 本線 扇町行きの電車が停まっていました。



8時46分の電車を見送り、今度の電車は9時01分発 海芝浦支線 海芝浦行き



3番線ホームで、電車を待ちます。
(画は、3番線の向かい側の4番線です)



駅名標。
次の駅は、新芝浦です。



3番線ホームから上り線を見ます。
本線海芝浦支線の分岐がよく見えます。



9時01分発の電車がやってきました。



浅野駅から海芝浦駅まで、たった2駅の電車旅。
いや、海芝浦から復路があるので4駅かな。



ママチャリからは望むことのできない、進行方向左側の風景を観ていきます。
旭運河を挟んで向かいのヤマト運輸の倉庫、



旭運河と安善運河の分岐を過ぎ、



9時03分、新芝浦駅へ。



運河沿いに建ち並ぶモービル石油の石油タンクは、次第に離れていき・・・



電車が大きなカーブを曲がったところで、終点に到着します。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿