鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

ばたでんに乗って

2023-03-05 | 鉄道の旅


令 和 元 年 神 在 月 廿 参 日 ( 水 )

午 前 七 時 参 拾 六 分

松 江 ア ー バ ン ホ テ ル レ ー ク イ ン



「縁結び祈願のたび」最終日。



この日も松江アーバンホテルレークインさんの朝食からスタート。
うんうん、こういうのでいいんだよ~という朝食ですねぇ。
すっかり仲良くなった配膳の淑女ともラストのご飯おかわりして餞別とし、ホテルを後にしました。





島根県では利用者数が最も多い、JR松江駅
中心街には面していない、いわば裏口の南口なので、ちょっと地味な画かも。
本日はJRには乗りませんので、このまま通過します。





朝の宍道湖散歩。
松江駅からまっすぐ西へ歩き、湖畔の白潟公園へ。
公園のシンボルで、当時は燈明台の役割を果たしていた青柳楼(あおやぎろう)の大燈籠から、湖沿いを歩いていきます・・・。



この日の島根県地方の天気は曇りがち。
それでも墨客の山水画のような景色が、どことなく神秘的な雰囲気を帯びているのは、やはり神々の集う国だからなのでしょうか。

・・・なんて考えていたら、時刻は午前8時14分。時間がない?!

湖畔の散歩から一転、荷物を抱えてぜぇぜぇはぁはぁ走るハメに。




午 前 八 時 弐 拾 伍 分

一 畑 電 車 松 江 し ん じ 湖 温 泉 駅




一畑電車松江しんじ湖温泉駅に到着、しょっぱなから疲れた・・・。



乗車予定の電車は、8時34分発 北松江線 普通電車 電鉄出雲市行き
発車9分前になんとか駅に駆け込むことができました。



1日乗り放題で1,600円の「一畑電車フリー乗車券」を購入。
これから向かう出雲大社前駅までの普通運賃は820円なので、往復で元が取れる格好ですね。
ちなみに松江駅からJR線経由で出雲大社前まで向かったときは740円なので、出雲大社だけを目的とするならJRを利用した方がいいのですが、私はほかにも目的地があるのでこのチケットのお世話になることとしました。



ホームで待機する2本の電車。
1番のりばには一畑電車7000系(7004形)、2番のりばには一畑電車5000系(5100形)
8時34分発の電車は2番のりばから発車するので、5000系に乗り込みます。



「松江しんじ湖温泉」、次は「松江イングリッシュガーデン前」。
なかなか文字数の多い駅名標ですな。




午 前 八 時 参 拾 四 分

ば た で ん 発 車


一畑電車、通称「ばたでん」は定刻どおり発車。
出雲市方面へと向かいます。

 

車内はご覧のとおり、内装に木材がふんだんに用いられています。
そういえば車両の後方に、「しまねの木」というプレートがヘッドマークに掲げられていましたね。
ドリンクホルダーつきのテーブル席でこれまでの旅日記を編集・・・なんてやってたらあっさり車酔いしてしまうので、宍道湖をぼんやり眺めるべく進行方向左側の席に着席しました。



さて、この日の行程をざっとまとめておきましょう。

まずは出雲大社参拝。
なにせこのたびは「縁結び祈願のたび」ですからね。
神々の集う出雲国に来て、出雲大社を詣でないわけにはいきません。

お食事は当然ながら出雲そば
今回お世話になる出雲そばのお店は2店舗、もちろん「水曜どうでしょう」ゆかりのお店です。
大社のすぐ近くにひとつと、出雲市内にひとつあるのですが、その両方をお昼と夜に伺います。

そして出雲大社からバスに乗り込み、島根半島の西北端・日御碕(ひのみさき)にもまいります。
塔高日本一の灯台・出雲日御碕灯台から日本海を眺め、沈みゆく夕陽を見送っていきたいと考えています。

本日登城するお城はありませんが・・・



「ニッポン城めぐり」は起動して「城攻め」していきます。
23時37分、玉造要害山城攻略!・・・って、時刻がおかしいですねぇ。
前日にホテルの客室で「城攻め」したのでした。
忘れないうちに記載しておきましょう。







曇天にもやがかかった宍道湖を眺めつつ、ばたでんは最初の駅・松江イングリッシュガーデン前駅へ。

 

ここでは満願寺城本宮山城を攻略。








雲ともやに覆われた宍道湖に、





雲間から差し込む日輪の光線。





湖面にたたずむ水鳥も加わり、水墨画のような風景に。


9時06分、



一畑薬師の最寄駅・一畑口駅に到着。
ばたでんは一畑薬師の参詣列車として敷設されたという歴史があるので、ばたでんにとっては重要な駅です。



ちょっと見づらいかもしれませんが・・・
一畑口駅の駅名標は、左方向(南方向)に隣駅2つが記されています。
すなわちスイッチバック駅、ここで方向転換し、前の車両は後ろの車両になるわけです。



雰囲気ある駅舎です。
映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(平成22年)の舞台になった駅でもあります。


スイッチバック駅の一畑口を発車。
進行方向左側に座っていた私は、座ったままで右側に移ってしまった格好。
車窓から宍道湖が見えなくなってしまうことになりますが、問題なし。
一畑口駅を発つと、ばたでんは程なくして湖から離れてしまうのです。



一畑口駅から3駅の布崎駅にて、平田城を攻略。



宍道湖の西に注ぐ平田船川を渡り、



9時15分、雲州平田駅に到着。
ばたでんの本社は、こちら雲州平田駅にあります。




宍道湖を離れ、のどかな山里の風景を経て・・・



9時26分、川跡駅に到着しました。



川跡駅は、ばたでんの北松江線大社線が分岐する乗換駅。
出雲大社の参拝客は、この川跡駅で必ず乗り換えることとなります。
ばたでんさんはスムーズな乗り換えのために、3方向の電車が川跡駅に集結するようにダイヤを組んでいるようですね。
有難いことです。



というわけで私も川跡駅でお乗り換え。
9時29分発 大社線 普通電車 出雲大社前行きに乗り込みます。



乗換時間3分ですが、「城攻め」もぬかりなくこなしていきます。
川跡駅では鳶ヶ巣(とびがす)【出雲市指定史跡】を攻略。




出雲大社に向け、出発。
ばたでんの車両は、このように自転車を載せるスペースが設けられています。
しかも折りたたむ必要はなく、利用区間は問わず一律1台320円で載せられるそうです。




午 前 九 時 四 拾 壱 分

島 根 県 出 雲 市

出 雲 大 社 前 駅 に 到 着


終点・出雲大社前
その名のとおり、出雲大社の最寄駅です。





次々と降りていく、おそらくは出雲大社へと向かう人々。
私もそのひとり。



一畑電鉄出雲大社前駅舎【国登録有形文化財】から出て右側(画像だと左側)に参拝客が流れていきます。
それを尻目に、私は逆方向へと歩き出しました。



【今回の乗車記録】

一畑電車 (22)松江しんじ湖温泉駅 2番のりば 8時34分発
北松江線 普通 電鉄出雲市行き 2両ワンマン
⑤川跡駅 3番のりば 9時26分着

⑤川跡駅 1番のりば 9時29分発
大社線 普通 出雲大社前行き 1両ワンマン
(26)出雲大社前駅 2番のりば 9時41分着

*所要時間 1時間07分 (移動時間 1時間04分 乗換時間 3分)
*移動距離 37.3km
*運賃   一畑電車フリー乗車券使用(使用しない場合、820円)



【今回の「城攻め」成果】

8時39分 (21)松江イングリッシュガーデン前駅
           満願寺城本宮山城を攻略。
9時11分 ⑩布崎駅  平田城を攻略
9時27分 ⑤川跡駅  鳶ヶ巣城【出雲市指定史跡】を攻略。






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