鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

出雲市駅へ

2023-10-25 | 鉄道の旅


令 和 元 年 神 在 月 廿 参 日 ( 水 )

午 後 参 時 参 拾 九 分

島 根 県 出 雲 市

一 畑 バ ス 日 御 碕 灯 台 停 留 所



日本一の高さを誇り、日本海を一望できる出雲日御碕灯台【国指定重要文化財】を下りてきました。



日御碕灯台に最も近い駐車場。
出雲大社へと戻るバスも、こちらから発着します。


日御碕は、夕陽の名所。
なにせ日沉宮(ひしずみのみや)(日御碕神社下の宮)が鎮座し、夕陽の神様がおわすのですから。

しかしこの日は曇り空。
これから晴れることはなさそうでした。

そしてなにより、私はこの日千葉へと帰らなければならない。
そのためには、この時間で日御碕を辞去しなければなりません。




15時47分、後ろ髪を引かれつつも、やってきた一畑バス・出雲大社行きに乗り込みました。





進行方向右側の席に座り、行きと同様に日本海を望みながら、出雲大社へと戻ります。





きついカーブと、アップダウンの連続。
旅立ちの前は「レンタサイクルで行ってやるぞ~!」と息巻いていましたが・・・。
バスで移動して大正解です、まったく。

 

 

車窓からの日本海をじっと眺めていきます。
再び日本海を見るのは、しばらく先のこととなりそうですからね。




16時10分、出雲大社バス連絡所に到着しました。

バスのラッピングを見て・・・出雲ナンバー、かっこいいなぁ。
絵柄は神話とドラクエⅢに登場するヤマタノオロチですね。

それにひきかえ・・・わが本拠地のナンバープレートの絵柄なんて、ほとんど印象に残らないです。
まぁ私の主観なんで、これ以上は申し上げませんが、どうでしょう?






出雲大社勢溜(せいだまり)に戻りました。
ここから駅まで続く神門通りの土産物店で買い物をして・・・



出雲大社前駅へ。




午 後 四 時 弐 拾 分

一 畑 電 車 出 雲 大 社 前 駅


今度の電車は、



17時13分発 普通電車 川跡行きです。
発車時刻までかなり時間があるので・・・



お土産物をじっくり観察。

左は、中浦食品「どじょう掬い饅頭」

ぽっと出のキャラクター饅頭かな・・・と思ったら、とんでもない。
販売が始まってから50年以上たつという、山陰地方を代表する銘菓なのだそうです。
こちらは、職場に持っていこうかな。

中央と右は、彩雲堂「若草」
包装紙に包まれているのは女王様ご一家へのお土産用。
そして小さな箱のほうは、おやつとして買ってきたもの。
電車の待ち時間がそこそこあるようなので、



文化財に登録されているステンドグラスの美しい洋風の駅舎で、松江を代表する和菓子「若草」をいただきましょう。



「若草」・・・想像以上に甘い!
緑色の食べ物は、草餅とか抹茶系のように甘さ控えめなイメージがありますが、この「若草」はストレートに甘いです。
そりゃあ、お抹茶と一緒に口にする和菓子ですから、お抹茶の苦味に負けないように甘くできていますよね。

「若草」というお菓子は、「どじょう掬い饅頭」以上に歴史が深く・・・

松江藩七代目の城主松平治郷(はるさと)公は、産業や治水林産などに力を尽され、藩中興の名君としてつとに有名でございますが、号を不昧(ふまい)と称され、茶道不昧流の名声は高く、風流をたしなまれた殿様でございました。
不昧公が当時茶事に用いられたお菓子は非常に多く、茶事十二ヶ月の中に記録されていますが、中でもこの「若草」は一月から四月、春のお茶席に好んで用いられたお菓子です。
若草の由来は、藩主がよまれた歌の

曇るぞよ 雨ふらぬうちに 摘てこむ
栂尾(つがお)山の 春の若草


から命名されたものです。
お菓子のあざやかな色彩と求肥(ぎゅうひ)の柔かい口あたり、感触が春の萌える新緑を連想させます。


・・・箱の説明文によると、こういうものなのだそうです。

そういえばこの「若草」、何かに似ているような気がします。
松江に来る前・・・JR東海道線あたりで見たような・・・。



これです!
このイメージに引っ張られたからか、「若草」は甘さ控えめの和菓子だと思い込んでいたんですね。



文化財の駅舎でちょっとした「お茶席」を愉しんでいると、一畑電車さんが、ホームに入線していました。

出雲大社、稲佐の浜に日御碕。
この日すべての目的地を訪れ、「縁結び祈願のたび」は帰路に就きます。



わが本拠地・柏への帰路。
その最初の電車が、一畑電車大社線 川跡行きです。



17時13分、出雲大社前駅を発ち、



17時24分、川跡駅へ。



ここでは、朝に乗車した松江しんじ湖温泉駅方面の電車ではなく、その反対方向の電鉄出雲市駅行きの電車に乗り換えます。





17時36分、電鉄出雲市駅に到着しました。






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