鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

女帝君臨!?ホワイト餃子本店

2014-05-22 | グルメ

2 0 1 4 年 4 月 2 8 日 ( 月 )

午 後 5 時 1 2 分

千 葉 県 野 田 市



清水公園からの帰り道、閉店間際の「ストロー」さんでパンを購入。



そこで買ったパンを2個ほど食べ、小腹を満たしていました。


しかしせっかく野田に来たのだ、現地ならではのものを食べよう。
そう思い、野田の中心街をさまよっていました。


そして見つけた、超有名店「ホワイト餃子野田本店」



午前中にテイクアウト用の生餃子を売り出すも、あっと言う間に売り切れ。
あまりの盛況のため、イートインの時刻が2時間程度に限定されるという伝説の餃子らしいです。

全国に「ホワイト餃子」と銘打つ店があるようですが、それの原点となっているのが野田本店のホワイト餃子なのです。


時刻は午後5時07分。
偶然にもイートイン開始時刻のド頭で入店することができました。

狭い駐車場には相模ナンバーの車も停まっていました。
その名声は全国に及んでいるようです。



店に入ると、すでにテーブルは満席、レジの前から客が列をなしています。
どうやらレジで先に注文してお金を払い、店主の定めた席について餃子を待ち、そして食らうという流れのようです。


それにしても店内は地味というか、殺風景というか、とても人気店のそれとは思えません。
たしかにテーブルが十数卓ほどあって広いのですが、あきらかに内装に金をかけていません。

それとは対照的に、レジで切り盛りしている女主人は女優のように着飾っているではありませんか!
その顔は五月みどりにも似ているような、バイタリティにあふれています。

いっぽうほかの従業員は、厨房も食堂も白い割烹着
そして無駄口をまったくたたかない、というより会話能力を奪われてしまったかのようにも感じます。


1組の客が、「人数が増えるから席を替えてくれ」と申し出ます。
女主人は、2階の座敷席への移動を提案、「1時間で**円かかります」。(金額は忘れました。数百円くらいだったかと)
そして従業員の老女に指図しますが、老女はなかなか対応できません。
女主人は声を大きくして老女なる従業員を叱り飛ばします。もちろん客のいる前で。

この店では女主人が「女帝」で、ほかの従業員は「召使い」にも見えてしまいます。


店に入って十数分、席が空いてようやく私がオーダーする番となりました。

メニューは、
・餃子10個 450円
・お新香、ハーフお新香
・梅ジュース
・ソフトドリンク
・ビール
これだけで、ライスがありません
そして餃子は10個単位での注文となります。

レジにて、女帝と対決。
まずは餃子を20個注文。
すると女帝、
「餃子が揚がるまで時間がかかるからお新香はいかがですか? 半分サイズのものもありますよ」
すかさずサイドメニューを勧めてきます。
『漬物は苦手なのでなしで』
女帝のお新香攻勢をかわします。
『この梅ジュースはアルコールですか?』
尋ねてみると、女帝は語気を多少強めて、
「そうですよ、ここに書いてあるでしょ」
『じゃあいいや、運転しなきゃなんねぇから』
ということで、餃子20個のみお買い上げ。

席は一番入口に近い4人席をひとりで占拠することに。
水はセルフサービスで、レジ付近の冷水器からくむこととなりました。


注文して十数分後、老婆が皿いっぱいの餃子を持って登場。



これがホワイト餃子です。
餃子、というよりも「ホワイト餃子」という名の別の食べ物と考えた方がいいかもしれません。

大きさは縦がだいたい7センチ、横が3センチ程度でしょうか。
1個1個は大きいようで小さいです。

それにしてもこの焦げっぷり、外側の側面は黒っぽくなっています。
本店では餃子をフライパンか大きな鉄板で焼くそうで、フライパンで焼いた餃子の方がおいしいとされています。
つまりは「当たり」だそうです。

一口食べてみると、皮は外がカリカリなのですが、中はモチモチ・・・というわけではなさそうでした。
そして中がかなりスカスカで、40%ほどは空洞になっていました。

肝心の味は・・・・・・皮は焦げ目が香ばしいです。
このホワイト餃子は皮がかなりの部分を占めるため、皮の味はかなり重要です。
お醤油との相性もいいのは、さすがは醤油の街・野田の面目躍如でしょう。
餡は、肉があまり入っていないようで、肉汁が出てくるということはありません。
葉物野菜がかもし出す甘みというのも抑えられていました。
おそらく大豆が入っているのか、コク?のようなものが感じられました。

私自身の感想ですが、「うまいっ!」と言葉に出るようなものではありませんでした。
「はは~ん、なるほどねぇ」というような、まずくはない、おいしいのではありますが、格別とびきりおいしいっ!という感想は浮かばなかったです。
なんで野田市民は行列をなしてまでこの餃子が食いたいんだろう、と考えてしまいます。

ただリピーターの方々によれば、「ホワイト餃子は3回食べなきゃ良さがわからない」と言われているそうです。
私はあと2回足を運ぶ必要がありそうですね。



「ストロー」さんのパンを食べてから入店したので、餃子を食べることがだんだん「作業」と化してきます。
半分の10個、いやもう少し食べて12個ほどは問題なく食べられましたが、それ以降はさすがにきつくなってきます。
メニューにライスがないのがプラスの方向に働きました。

そして完食。予想以上につらかった。
これは入店前にパンを食べたからですが。



水を一口飲んだ私は、背中に「ありがとうございました」という言葉を受けることなく、店を出たのでした。



・・・・・・2度目、行こうかなぁ(?_?)





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