あわしま水族館のバックヤードツアー。
参加費用は、大人ひとり1,000円。
集合場所近くの水槽にいるモンツキハギでも眺めながら、ツアー開始時刻まで待っていました。
そして午後2時30分、バックヤードツアー開始。
まずは流し場のある控室へ。
こちらのホワイトボードは、生き物へのエサやりのスケジュールを表示したものだそうです。
「A1」やら「パノラマ」やらは、おそらく水槽の整理番号でしょうか。
そこから考えると、ほとんどの生き物たちは1日おきにエサを食べるようですね。
ホワイトボードの右半分には、与えられるエサの内容が記載されているようです。
ナビゲーターを務める飼育員のおねいさん。
彼女が手に取るエサよりも気になってしまった、カットわかめ。
これも生き物のエサのようですが・・・
「カットわかめはどの生き物のエサでしょうか?」
某クイズ番組のミステリーハンターのごとく、問題を出してきたおねいさん。
答えはこちら。
おねいさんが手に取っているムラサキウニでした。
身体を守るウニのトゲトゲもそれほど鋭いわけではなく、またトゲに毒があるわけでもないので、おねいさんも素手で扱っています。
おや、同じ水槽に入っている・・・このウニっぽいのはバフンウニだな・・・。
「そちらは触らないでくださいね~、毒を持っていますから」
ヒェッ! そんな危なっかしいモノを同じ水槽に入れるなよ~!
そう思いましたが、まずはおねいさんの許可なく生き物を触っちゃいけませんでしたね。
水槽で展示できない生き物を手に取るおねいさん。
こちらはメンダコ・・・の死体。
とてもか弱い生き物で、カメラのフラッシュの光でさえもそのショックで死んでしまうのだそうな。
深海水族館では撮影禁止となっていますが、こちらは撮影OK。
だって、もうお亡くなりですからね。
漁獲されたものの中に混じっていたようで、漁師さんから寄付してもらったのだそうです。
メンダコはものすごく臭いらしく、生きていたまま水揚げされると、その臭いでメンダコが獲れたとわかるのだそうです。
こちらはオキナエビ。
深海水族館ではこんな感じですが、本来の身体の色はヨモギ色をしているのですね。
むちゃくちゃ地味な色をしていますが、食べるとめちゃ美味いのだとか。
たまに網に引っ掛かる程度の量しか獲れないため、市場には出回らないようです。
こちらはサメの卵。
卵の端には紐のようなものがついていて、海藻に絡まりやすい構造になっているそうです。
巾着袋のような見た目から、「人魚の財布」とも呼ばれているそうです。
サメの幼魚はこの巾着袋のような卵の殻に守られ、ある程度成長してから卵の外に出てきます。
大王じゃないけど、グソクムシ(具足虫)。
女王様は気味悪がっていましたが、おねいさんは難なく手づかみ。
さすがです。
バックヤードツアー、トリを務めるのはウミガメさんたち。
ウミガメさんとふれあい体験・・・!
ウミガメさんの顔。
リクガメと比べると、目がとても大きいですね。
体重はだいたい6kgほどとそれほど重くないはずなのですが、妙にずっしりと感じました。
ウミガメさんと一緒に、写真撮影。
最後におみやげをもらい、30分ほどのバックヤードツアーはお開きとなりました。
ツアーお開きと時を同じくして、アシカショーが始まっていました。
まずは客席にごあいさつ。
今回曲芸を披露してくれるのは、アシカの仲間であるオタリアのラディさん。
ボール、ポールを使った曲芸を難なくこなすラディさん。
続いて、輪投げキャッチ。
飼育員さんのトスした輪っかを、これまた難なくキャッチするラディさん。
次の曲芸は、見物客が輪っかを投げ、それをキャッチしてみせるというもの。
この視聴者参加企画に、なんと第2王子が飛び入り参加。
例年にないほどの積極性を示しています。
そんな第2王子に、私が悪魔のささやき・・・。
「あさっての方向に投げちゃえ」
第2王子、投げました!
第2王子の投げた輪は、予定よりも幅の狭い放物線を描いています!
ラディさん、見事にキャッチ!
輪っかが届かなくてゴメンナサイ。
500円のお魚(エサやり体験)をあげるから、許してね。
こうして大満足のまま、マリンパークを後にします。
空はすっかり晴れ渡っています。
帰りも、らぶらいばーな船に乗ります。
500メートル以上の山に縁のない我々千葉県民たちは、富士山をもっとよく見たいと思い、甲板に立ったまま航行していきます。
・・・が、これがまずかった。
風が強い・・・・・・!!
あれだけ富士山がきれいに見えるのに、なぜ他のお客さんは外に出ないのだろう。
その答えが、海上に出てはじめてわかったのです。
体重が40kgほどしかない女王様は、風にあおられないようにとかなり必死。
そして私は、暖かい天気に惑わされ、車中に上着を脱いでいったことを激しく後悔するのでした。
しかしこの強風は、さらなる嵐の序章に過ぎなかったのです。
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