令和3年最後の勤務は終わり、そのまま横浜へ。
やはり鬼ヅモの面々と麻雀をしなければ、年を締めくくることはできません。
今回は大会会場の最寄駅ではなく、そこから幾分手前のJR関内駅で下車。
駅の北口に面している国道16号・鎌倉街道を進んでいくと、おお、明らかな長蛇の列・・・。
軒下にある店舗の入口から続く長蛇の列は、およそ50メートルほど。
その列は1本で収まりきらず、末尾の長者町五丁目交差点付近で折り返して、2本目まで形成されています。
列の最後尾についたところで、果たして食べることができるだろうか。
じつはゴールデンウィークで横浜に行ったときも、関内二郎を食すべく赴いていました。
私が店の前まで歩いていくと、店のシャッターは無情にも半分閉められ、言外にオーダーストップであることを告げられてしまいました。
このとき私は、かのまん防の存在を思い出したのでした。
こういういきさつもあったので、今回は何としてもいただきたい。
一か八か・・・・・・午後8時18分、2列目の最後尾に身を置きます。
午後8時24分、店員氏が現れました。
もしや、無情の宣告をしに来たか?!
どうやら列の状況を確認しに来ただけのようです。
ホッとした・・・。
午後8時33分、2列目から1列目へと移りました。
まだまだ食事にはありつけそうにありません。
午後8時40分、ふたたび店員氏登場。
迫りくる戦慄の時・・・。
どうやら2列目の目安となる三角コーンを片付けていったようです。
午後8時44分、今度は若手の店員氏が現れました。
氏は列の整理をしてから、店内へと戻っていきました。
店員氏が登場するたび、足切りがあるかという緊張感を覚えます。
午後9時04分、店員氏登場。
「ごめんなさい、後ろ3名様、本日は終わりです」
ついに非情の宣告が発動されました。
「俺は、食えるんだ」
この宣告は、私にとっては勝利の宣告でもあったのです。
"NO JIRO, NO LIFE."
(二郎のない人生など、ありえない)
午後9時22分、列の前の人に続いて、券売機へ。
関内店はまず並び、入口に近づいたら一旦列を抜けて券売機へ向かい、食券を購入してから列に戻って入店を待つ方式のようです。
閉店に近い時刻だったため「売切」の表示が多く点灯しており、この日は「小ラーメン」「大ラーメン」「汁なし」「ニラキムチ」の4つのみ。
そんな中で今回購入したのは、小ラーメン。
「汁なし二郎」で名を馳せる関内店さんですが、初めて伺った今回は小ラーメンをいただくこととしました。
入店まであと少し・・・
入店間際の待ち人。
自販機の場所でひとり、その手前でひとり立って待つようです。
今回の場合は女性二人が1組で待っていますね。
入口横の自販機。
上段をほぼ占めるサントリー黒烏龍茶は、すべて売り切れていますね。
またまた若手の店員氏が登場、食券の確認にきたようです。
手持ちの水色の札を提示しました。
私が食すべき小ラーメンが、いよいよ調理開始といったところですね。
午後9時42分、列の先頭へ。
1分後、店の軒下へ。
列の最後尾についてから、約1時間半の午後9時45分。
ついに入店です。
眼鏡をかけた人当たりのよさそうなオーナーさんに導かれて、私が着座したのは、長いカウンター席から独立した壁向かいの席。
座ってみると・・・前に食べた奴、テーブルを拭いていかなかったな。
ラーメン二郎は、基本的に店員が厨房からホールに出ないので、テーブルを拭くなどはセルフとなっています。
カウンターの反対側、壁向かいの席に座った私は、出来上がりのラーメンをカウンターまで受け取る必要があります。
午後9時48分、オーナーさんより「ニンニク入れますか」との問いかけがありました。
「ニンニクナシノヤサイカラメ」
この日は麻雀を控えており、
午後9時49分、カウンターの所定位置に出来上がりの小ラーメンが着丼。
私はこれを受け取り、己の座席へ持っていきました。
「ヤサイ」の呪文を唱えた=野菜増しにしましたが、暴力的な量ではありませんね。
火山でたとえるなら、
いざ、実食!
関内二郎、うまい!
他の二郎とは一線を画す、甘みを感じられるスープ。
卓上の唐辛子をふりかけて、ふたたび実食。
待ち時間もあってかなり空腹だったことを差し引いても、まったく無理なく味わうことができました。
他の二郎に比べたら、麺の量などもじゃっかん少ないのかもしれませんね。
午後9時57分、完食。
さすがは、ラーメン二郎の中でも名店との呼び声高い関内店。
私の中では、今までで一番の二郎でした。
店を出た私は、このまま徒歩で大会会場へと向かっていったのでした。
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