千本浜海岸から車で40分ほど進みました。
伊豆半島の西岸をなぞるように進む県道を往けば、まず見えてくるのはあわしまマリンパーク。
正しくは、あわしまマリンパークへと向かう船着場です。
あわしまマリンパークは、その名のとおり、淡島という近海の離島にあります。
本土にある駐車場で車を停め、船着場で乗船券&入館券を購入してから、船で向かうこととなります。
チケット売り場にて。
なにやららぶらいぶ的なサインのようですなぁ。
ガチのらいばーである同好会の副会長は当然ご存知で、あわしまにもいらっしゃったことがあるようです。
さてさてチケットは、乗船券と入館券がセットになっています。
まぁ当然ですね、入館券だけだったら島まで泳いで渡ることになっちゃいますからね。
チケットは大人
(※旅行当時は1,800円でしたが、令和4年4月1日より料金が改定され、大人2,000円となりました)
チケットを購入した我々は、船着場に停泊していた「アワシマ16号」へと乗り込みます。
船は15分ごとに出航するので、移動面でそれほど不自由を感じることはありません。
ちょっとした船旅に、妙な昂揚感を覚えます。
それにしても、なんともらぶらいばーな船ですなぁ。
隣りには、同じくらぶらいばーな「アワシマ13号」が停泊中・・・。
そういえば、魚市場では曇りがちだった空は、からりと晴れ渡ってきたではありませんか!
淡島までは、船で3分ほど。
らぶらいばーなことを除けば、ちょっとした漁船とそれほど変わらない大きさの「アワシマ16号」。
我々は潮風を浴びて昂揚感を冷ますべく、甲板に立ちます。
ついに富士の高嶺の頂が、厚い雲の上から姿を現しました。
雲のオマケはあるものの、富士山が見られたことで、我々のテンションは最高潮に達していきます。
淡島の船着場に下り立ちました。
最初に出迎えてくれるのは、ペンギンさんです。
水槽自体は、それほど大きくないようですね。
淡島水族館の入口へ。
午前中に入った深海水族館とは趣を大きく異にする、なんともレトロというか、ひなびたという感じの水族館です。
館内に入って最初にあるプールは、どうやら大型魚類のもののようです。
200円で餌付け体験ができるようで、第2王子が挑戦してみました。
何個かあった餌のほぼすべてを、エイが食べていってしまいました。
第2王子はサメに餌付けしたかったようですが・・・残念でした。
今度はウツボの水槽。
悪らつそうな面構えですなぁ。
あわしまマリンパークは、淡島周辺の海をテーマにした水族館なのだそうです。
淡島の海をそのまま切り取ったかのような展示を目指しているということで、水槽の生き物たちも淡島近海のものなのだとか。
そして生物の営みをそのまま展示する生態展示を行っていて、求愛行動とか産卵なども見ることができるのだそうです。
そういうことを当時は知らなかった私は、ただ漫然と生き物たちを観ていきました。
イセエビかな~?
角野卓三じゃないハリセンボン。
きれいなサンゴ礁だなぁ~。
伊豆の海底にもこのような世界が広がっているんですね。
「ふれあい水槽」にいるタカアシガニ。(画が悪い・・・)
世界最大のカニ・・・の中では小柄な方なのでしょうが、このカニをおさわりすることができるというのです。
私はこういうカニは怖いので、おさわりはしませんでした。
(ここで私、お腹がゆるくなってしまい単独行動に)
建物の外に出ると、目と鼻の先に淡島の海。
海底がはっきり見える海水に、青いソラスズメダイが10匹以上泳いでいます。
(上の画では見づらいですが、私にははっきり見えました)
そして、あわしまマリンパークの目玉のひとつ、カエル館へ。
こちらのカエル館は、展示されているカエルの種類数が日本最大なのだといいます。
サンショウウオだったかな?
かなりレアものだったと思いますが、よく覚えていない・・・。
まるで陶器のような光沢を放つチャスジアオガエル。
ぼんやりとカエルを眺めていきます。
丸っこいカエルだな~と思ったら、クランウェルツノガエルというのだそうな。
ツノがよく見えない???
カエル館で最も私の気を引いた、コバルトヤドクガエル。
目を見張るような明るいブルーの体躯は、「世界で最も美しいカエル」という二つ名そのものです。
矢じりに塗る毒として用いられたといいますが、捕食するエサによっては毒を持たないこともあるそうです。
カエル館の外に出ると、ヤドクガエルとはまた別の透き通った青い空。
そして富士の高嶺が群青色の山肌を顕わにし、白い頂をよりはっきりと仰ぎ見ることができました。
水族館に戻ってみると、
飼育員さんがフンボルトペンギンに餌付けしています。
控え口から見える人影。
別の飼育員さんが、何やらノートをとっています。
研修中なのでしょうか?
館内に入り、女王様&第2王子と合流。
ふたたび魚たちを眺めていると、飼育員のおねいさんから「バックヤードツアー」勧誘を受けました。
水族館の水槽の裏側、すなわちバックヤード。
ひとり1,000円で申し込みができるとのこと。
女王様が「1,000円は安い! ほかの水族館はもっと高い」といいます。
第2王子もかなり乗り気な様子。
ここで私ひとりが不参加というわけにもいかず、ふたりに引っ張られるかたちでツアーに申し込むことになりました。
結論から言うと、参加して良かった魅惑の「バックヤードツアー」。
つづきは後編で。
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