鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

蔵前橋通りを進む

2014-06-03 | 移動の旅

2 0 1 4 年 5 月 2 日 ( 金 )

午 前 1 0 時 5 7 分

千 葉 県 市 川 市

国 道 1 4 号 ・ 市 川 橋





「飛電」は死して、新たなる自転車を新調しました。
まだ、名前はつけておりません。

今回のママチャリはギアつき、価格は「飛電」の2倍です!!
乗り心地も悪くなく、「飛電」以上にスピードが出せるようです。



さてさて私は、ふたたび国道14号千葉街道に戻ってきました。
日本橋をめざして西へと走ります。



都県境をなしている江戸川、これにかかる市川橋を渡っていきます。



午前10時59分、東京都に入りました。
都に入ってすぐの交差点で、国道14号は左折することになります。

私は左折せず、このまま蔵前橋通りに入ります。




午 前 1 1 時 2 4 分

東 京 都 葛 飾 区

蔵 前 橋 通 り ・ 平 井 大 橋




眼前に横たわる首都高速のガード。
いよいよ大いなる荒川越えです。



蔵前橋通り付近は区境が入り組んでいて、目まぐるしく区が変わります。
JR小岩駅付近は江戸川区ですが、JR新小岩駅付近は葛飾区になります。
そして平井大橋を渡るとまたも江戸川区

「昼ごはんはスカイツリーで食べよう!」

荒川の向こうに見えてきた東京スカイツリー。
そして時刻もそろそろお昼。
GW期間で混んでいるだろうが、この日は平日だし、少しは人出も控えめであろう。
そう期待して、スカイツリーをめざして進みます。


JR平井駅付近を通過し、旧中川にかかる江東新橋を渡ると、今度は江東区です。
江東新橋のすぐ次に待ち受けるのが、新小原橋という橋です。

この新小原橋、自転車で進むものにとってはなかなか曲者。

車道を通ろうにも路肩がとても狭く(ほぼないに等しく)、かなり危険です。
となればいったん陸橋を下りて、丸八通りという通りを越えていかなければならない。
せっかく高所にいたのに下りていく、そしてまた高所に上がって行かなきゃいけない、なんとも腹立たしい造りです。
そしてその高所へ上がっていく道は歩行者用の階段だけ。自転車はどこへいけばいいのか!?

前回の大会でも新小原橋に差しかかって15分ほど迷い、あげく自転車を担いで階段を強行突破しました。
歩道部分を強行突破すると、今度は降りる階段が現れ、またも自転車を担ぐハメに。


今回は階段を強行突破せず、いったん蔵前橋通りを離れる作戦をとって、5分弱で新小原橋を通過しました。


江東区に入って蔵前橋通りはにぎわいを見せ始めます。
近くに鎮座する亀戸天神社、こちらも藤の名所として有名です。



市川の高圓寺で満足な藤を見られなかった私は、藤棚目当てに亀戸天神に立ち寄ることにしました。




隠れた名所・市川高圓寺

2014-06-02 | 寺院仏閣

2 0 1 4 年 5 月 2 日 ( 金 )

午 前 1 0 時 0 5 分

千 葉 県 市 川 市



葛飾八幡宮から移動し、国道14号から外れた住宅街にて。



「高円寺のふじまつり」の立て看板です。
看板のとおりに道を進むと、



藤の花飾りが電信柱に据え付けてありました。
これを頼りに住宅街を進んでいきます。



住宅街にちょうちんが飾ってある一画。
ちょうちんには「高圓寺」と書いてあります。



高圓寺に着きました。
4月末には時間の都合上行けなかったお寺です。

このお寺はたいそう素晴らしい藤棚があるということで、市川地域では有名なところなのだとか。
あくまで「市川地域」限定です(^_^;)

入場は無料です。
この日はふじまつりの時期ともあって、境内の中には出店が3軒ほど出ていました。


高圓寺の藤棚「長寿藤」です。
樹齢はおよそ200年、藤棚の面積はおよそ100平方メートルもあります。



あれ・・・? なんかちがうな・・・。



なんか、こう、藤の花がぎっしりと咲き揃っているような光景を想像していたのに、これじゃあ・・・。



地面には藤の花が散っています。
そういえば2日前の4月30日、千葉・東京にまとまった雨が降りました。
雨が降っていなければ、私の思い描く藤棚が見られたはずです。



まぁ、「藤のじゅうたん」というのもなかなかいいかもしれませんな。



それにしてもなかなか大きな藤棚です。
つり下がる藤の花には1mを超えるものもありました。



これだけ大きな藤棚なので、当然虫も多く飛んできます。



そこはかとなく耳に入る羽音。
丸っこい黒い体、黄色い胸部が印象的・・・クマバチです。

その大きさ、その羽音の物騒さ(?)、その名前のインパクトに反して、とてもおとなしいハチとされています。
花の蜜が大好物。とくに藤の花との相性は抜群で、藤とクマバチは花粉媒介の関係です。
こちらから害を与えて怒らせるなどしない限りは刺さないうえに、オスはその刺す針すら持っていないのだそうです。

「クマンバチ」という呼ばれ方もしますが、「クマンバチ」はスズメバチの別称でもあります。
(地域によってはスズメバチを「クマンバチ」と呼ぶところもあるそうです)
そのため、その温厚な性質とは裏腹に、恐怖の対象となってしまっているそうです。



高圓寺の藤棚にもクマバチがたくさん飛来していました。
クマバチは羽音で藤を眺める人々を驚かすものの、人々を襲うことはなく、花から花へと飛び回っていました。


高圓寺は、法華経寺(日蓮宗の大本山)の第2代貫主・日高によって開かれたそうです。
日高は鎌倉時代後期の高僧で、高圓寺の歴史の深さが伺えます。

現在の高圓寺は、住宅街にある小さなお寺です。
境内の散策も、2分ほどですべて回れるくらいです。



藤棚の向かいには、七福神の像が安置された岩場。



藤棚越しからの、たぶん本堂と思われるお堂です。



ニシキゴイの泳ぐ池。
お寺さんというより日本庭園に来ている感じです。



池のそばにも小さな藤棚がありました。
近くの木々に護られたからか、藤の花はあまり散っていませんでした。


大きな藤棚を維持していくことは並大抵のことではないようです。
境内の出口に募金箱が置いてありました。

私は、財布の中から100円玉を出して、箱に投入しました。
賽銭をケチっているいつもの私とは違います!!

いやいや、来年も、来年こそは満開の藤棚が見られるように・・・
そういった願いを込めての100円玉です。



午前10時30分、東京・横浜に向けて出発しました。