esterbend(息絶えるように)曲が消えていきます。
指揮者の手は下りてますが、まだそこに気が漲っています。
勿論、弦楽器奏者は既に音を出していませんが構えを解いてません。演奏は終わっていないのです。
しばしの無音状態・・・これがマーラーの9番の最後の大事な時間です。
指揮者がゆっくりと弛緩し、顔を上げます。
それに合わせて弦楽器奏者が構えを解いていきます。
それでもまだ聴衆から緊張が消え切っていません。
この曲を知っている人でしょうか、誰かがパチパチと拍手を始めると、ジワジワっと拍手が大きくなってきました。
オヤジにとって3度目のマーラーの9番。
何度やっても最後の緊張感、その中で体の芯を駆け抜けるゾクゾクっとする感覚、80分の演奏時間でアマチュアのオヤジでさえも肉体的にも精神的にもグッタリとなるのですが、そこに80分の過程を経なければ味わえない至福の瞬間があります。
今回もしっかりと感じることができました。
もうそれだけで十分です。
蛇足ですが、3楽章のコーダの手前でE線が切れました。
思えば、1992年に初めてマーラーの9番を弾いた時、2楽章の途中で弦が切れました。(何線だったかもう忘れましたが。)
その時以来、30年のアマオケ生活で2度目の経験です。
それがいずれもマーラーの9番だったとは・・・
指揮者の手は下りてますが、まだそこに気が漲っています。
勿論、弦楽器奏者は既に音を出していませんが構えを解いてません。演奏は終わっていないのです。
しばしの無音状態・・・これがマーラーの9番の最後の大事な時間です。
指揮者がゆっくりと弛緩し、顔を上げます。
それに合わせて弦楽器奏者が構えを解いていきます。
それでもまだ聴衆から緊張が消え切っていません。
この曲を知っている人でしょうか、誰かがパチパチと拍手を始めると、ジワジワっと拍手が大きくなってきました。
オヤジにとって3度目のマーラーの9番。
何度やっても最後の緊張感、その中で体の芯を駆け抜けるゾクゾクっとする感覚、80分の演奏時間でアマチュアのオヤジでさえも肉体的にも精神的にもグッタリとなるのですが、そこに80分の過程を経なければ味わえない至福の瞬間があります。
今回もしっかりと感じることができました。
もうそれだけで十分です。
蛇足ですが、3楽章のコーダの手前でE線が切れました。
思えば、1992年に初めてマーラーの9番を弾いた時、2楽章の途中で弦が切れました。(何線だったかもう忘れましたが。)
その時以来、30年のアマオケ生活で2度目の経験です。
それがいずれもマーラーの9番だったとは・・・