ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

アベノミクス

2013年06月28日 | 仕事
とある会合でアベノミクスを主導する自民党の代議士先生の講演を聴きました。

丁度読んでいた本が、そのアベノミクスに対して警鐘を鳴らす某経済学者の「アベノミクスの真相」。
オヤジにとってはまさにグッドタイミングなテーマでした。

代議士先生のお話ですからそれなりに生臭い政界の裏話でもサービストークがあるのかと思いきや、予想外にアカデミックなお話でした。
経済学者の名前や何とか理論といった学説が次から次へと出て、景気循環の波でキチン、ジュグラー、クズネッツ、コンドラチェフなんて名前を大学の講義以来?何十年かぶりに接して懐かしくて懐かしくて・・・。

聴いた結果、アベノミクスに確信が持てたかというと、ちょっとねぇ・・・。

そこだけを見れば、経済政策がしっかりとした経済理論に基づいて行おうとしているということは理解できましたが、その政策には様々な思惑が絡んで理屈通りには運ばないのが政治です。
そして経済学は実証はできても、将来に向けてはあくまでも予測であって、自然の法則のようにはいきません。

代議士先生とそれを支える経済学者が正しいのか、警鐘を鳴らす経済学者が正しいのか、確かにこの半年でそれまでと違う動きが起こりましたが、良いことばかりではないことも見えたと思います。
マスコミが振り回す「アベノミクス」という造語に何となく振り回されるのではなく、中身を理解した上で判断、選択していかなければならないと思いました。
コメント
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