俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

鳥曇

2022-03-17 | 俳句・春・天文




畑隅の祠拝しぬ鳥曇




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雁や鴨などの渡り鳥が春になって北方へ帰って行く頃

の曇り空をいう。







この頃、日本付近は高気圧と低気圧が交互に通過し、

巻層雲、高層雲の層状の雲が広がる。







その頃の風を鳥風といい、その風に乗って鳥たちが

帰って行く。







「鳥曇」には、風に乗って瞬く間に消え去る鳥の群れ

に哀感がある。







畑の隅に赤い鳥居付の祠があったので参拝した。

空を見上げると鳥曇であった。






子供らの遊び声して鳥曇




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