今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

またまたいいともの思い出

2024年01月26日 | TV番組レビュー

 昨年末に録画した「徹子の部屋」を見ました。毎年恒例のタモリのゲスト回。タモリは昨年ギャラクシー賞の60周年記念賞を受賞したそうで、その授賞式のコメントが出てましたが、思い出のエピソードとして「笑っていいとも」で有吉佐和子が暴走してしゃべり続け、あとのコーナーが全部潰れた話をしてました。

 今回は「徹子の部屋」だったので、当の黒柳徹子もいいともでしゃべり続けた経験がありその話も出ました。ただし、黒柳徹子本人によるとあの日はプロデューサーが「もっとやれ」と合図をしてきたため話し続けたとか。

 その有吉佐和子の回がいつだったかというと1984年6月22日、黒柳徹子の回がその三か月前の3月だったそうで、私はどちらも見てません。「テレフォンショッキング」が長引いくと、その後のコーナーで準備してたレギュラーの出番がなくなるわけで、その場合困る人とそうでもない人がいそうな気がします。

 困るのは当然芸人さんで、人気番組で顔を売って営業の機会を得ることも多いのでしょうから切実な問題でしょう。悔しいという以上に本気で怒ってたかも。別の時ですが、出番がなくなりそうになった鶴瓶が乱入してきたのを見た記憶もあります。

 一方、たいして困らないかもしれないのは、文化人枠というか既に十分有名で営業の必要が無いような方々。例えば中村泰士、つのだ☆ひろ、小林克也など。あの人たちは、コーナーなきゃないでもいいという感じではなかったでしょうか。どういう経緯でコーナーやってたかわかりませんが、そもそもテレビ的な芸があるわけではないですし。まあ、この辺はあくまでも想像でしかないです。

 そんなこともありましたが、あの番組も2000年代に入ると売れっ子芸人が毎日何組もレギュラーでいて、テレフォンショッキングもフジテレビのドラマやバラエティ、関連の映画や演劇などの出演者が次々と出てきて意外性はなく、話も台本通りだった印象。

 コーナーも詰め込むだけ詰め込んで、各自の役割果たせば時間が終わる感じ。まったく面白くないと思ってましたが、考えてみればその頃は仕事で行った先か定食屋のテレビでしか見なかったので、ちゃんと全容を把握していたわけではありません。

 ああなるとまったくタモリの個性が活かせてないと私は思いましたが、恐らくギャラは高かったと思われ、台本通りに動く若手芸人を適当に転がせば稼げるということもあったのかもしれません。実際はわかりませんが、視聴者にそんな事を思わせること自体番組としてはいけません。

 いずれにしても、今では昔のような生放送のハプニングというのがなくなりました。ハプニングというとテロップの間違いとかしゃべってるのに音声が出てないとかそんなのばっかし。何が起こるかわからない生放送のスリルというのは、もう味わえないのかもしれません。とはいえ、リアルタイムで見てる人が減ってるからそもそもスリルがないですか。

 そうなると、テレビの生きる道というとやはりしっかり作りこんだドラマか、生演奏の歌番組か、スポーツの生中継ということになりますか。ということで、「笑っていいとも」とは全然違う話になりました。まあそれも時代ですか。


「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」第2弾見ました

2024年01月04日 | TV番組レビュー

 昨年暮れに放送されました。ご存じ「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が女性のみのグループになったその第二弾。

 7月に放送された第一弾は、赤江珠緒、三船美佳、高城れにの3名が挑み見事成功しました。今回はスケジュールの都合ということで、メンバーが高城れにからたけうちほのかに交代だと冒頭で紹介されました。ということは、最初の三人はレギュラーという予定だったのでしょうか。

 なお、こちらについては、Wikipediaにも結果が記載されておりご存じの方も多いと思いますが、まだご覧になっておらず知りたくない方は以下はご遠慮下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の第二弾は、番組サイトによると「冬支度が始まった東北地方縦断の難ルートに挑む! 今回のルートは山形県・湯野浜温泉をスタートし、3泊4日で目指すゴールは青森県・龍飛崎という東北縦断の旅! 日本海沿いを北上するか…、内陸へ迂回して北上するか…。」というもの。

 私も青森をはじめトーホグに10年ほど住んだインチキ東北人であって、これを見てシーズン的にもルート的にも厳しいなあと思いました。何よりも、前回は成功したものの特に赤江さんの初日のはつらつぶりと最終日の疲労困憊ぶりの落差を見て、同情する気持ちも強く持ちましたので。

 今回は赤江さんがリーダー役としての貫禄は出たものの、一番の問題は3泊4日で歩いた距離が合計68kmだったこと。過去のバス旅シリーズでも最長だったとか。結果的にはまったくゴールには到達できず失敗に終わったのですが、これでは成功したとしても疑問が残る企画です。

 うまく乗り継げば行ける設定なのかどうかは知りませんが、女性だけの三人旅で今回のルートは過酷なのではないでしょうか。徒歩距離の多さもそうだし、何よりも宿泊場所がなく初日がラブホ、二日目が飲み屋さんの座敷で雑魚寝だったというのも、「かわいそう…」という思いが先に立ってしまいます。

 今の世の中男性だから女性だからというのも言いづらい気はしますが、出かける前の身支度とか就寝前の肌の手入れにかかる時間や、徒歩の最中のトイレとかその辺は絶対違いはあります。それを考えると、やたらと到達地点のハードルを上げるよりはルートのチョイスでスリルを味わえるような設定にすればよかったのにと思ってしまいました。

 「たまむすび」リスナーだったものとしては、赤江さんが陸上部出身で健脚なのは知ってますが、出産後は体調不良が目立つこともわかっており、その辺も気になった部分です。終了後に「次もこのメンバーでやれと言われたらやります!」ときっぱり言ったたけうちほのかさんと、「いやちょっと考えます。」と冗談交じりの本音を言った赤江さんの差も気になるところです。

 まあ番組として面白いといえばそうですし、結果が気になる部分もあったのですが、やはりバス旅はバスに乗ってなんぼのものではないでしょうか。次回は半年後かもしれませんが、赤江さんが出るなら見たい気もあり、あんまりきついのだと無理はしてほしくない部分もあり、です。


あさイチプレミアムトーク:ゲスト 浜辺美波(2023年8月25日)

2023年08月27日 | TV番組レビュー

 ゲストが「らんまん」で大ブレイク中の浜辺美波。こういうトーク番組で見ても美人だし滑舌もいいし表情も活き活きしてるので、朝ドラ自体は神木隆之介が主演ですがドラマが好調な理由は彼女に起因するところも大きいかと思います。

 そして今回のトークですが、話す内容もしゃべり方もすごくしっかりしてるし、あの若さであの落ち着きは素晴らしいですね。当然「紅白の司会に」という声があるでしょうが、普通にこなせそうな雰囲気を持ってます。もっとも、本人がやりたいかどうかはわかりません。

 今回はこのドラマの話が中心でしたが、役作りについてはかなり勉強してるし、脚本や撮影シーンについてもスタッフと協議しながら作り上げているのがわかりました。元々は脚本について意見をいうタイプではないと自分では言ってましたが、そこは共演の神木隆之介の影響も大きいそうです。台本の読み合わせで「ミーちゃんはどう思う?」とか聞かれたりしているうちに。

 なお、神木隆之介のインタビューによると彼女の事は「浜辺」と呼ぶことが多いそうで、その辺はMCの華丸大吉の二人もちょっと萌えっと来てました。

 それにしても彼女は2000年8月生まれなので、まだ22才。「らんまん」は絶好調だし、今後映画、ドラマ、CMに引っ張りだこでしょう。彼女は石川県出身なので私と同郷。これまで朝ドラヒロインというと田中美里だけだったのが、今後は彼女も語られることが多いでしょう。(今回はヒロインという立場ではないですが。)

 彼女はセリフも聞きやすいし、昨年の「ドクターホワイト」みたいな不思議ちゃんの役よりは今回のような役柄も魅力ですね。まだ若いけど、今後は刑事ものでも悪役でもラブストーリーでも色々できそうで楽しみです。

 なお、「らんまん」についてはこちらの記事ではあまり話題にしてませんが、凄く楽しんで見てます。脚本も演出もキャストもいいし、個人的には「あまちゃん」より後の作品としては一番面白いと思います。もう終盤に近いですから、このまま快調が続くことを祈ります。

 まずはいいものを見せて貰いました。若くて才能のある人がブレイクする様子を見られるということは楽しいですね。


「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」見ました

2023年08月06日 | TV番組レビュー

 ご存じテレビ東京の人気番組の新シリーズ。初代は太川陽介&蛭子能収コンビ、二代目が田中要次&羽田圭介、そして今回はシリーズ初の女性三人旅。赤江珠緒&三船美佳&高城れにというメンバーでした。

 この番組は結構好きで、特に初代の二人のキャラの組合せが絶妙でした。二代目は二代目でそこそこ面白かったのですが、成績が負け越しで解散になったそうな。

 そして今回の三人。赤江さんが一番年長ですが、放送を見たところ特にリーダーという感じはしませんでした。三船美佳さんは一応バス旅経験者なので、貫禄があるというかそもそもが「ザ・芸能人」という感じ。一番引っ張ってた気もします。

 今回のバス旅は、スタート時は三人とも観光気分で、初日の夜には苺入りのスパークリングワインで乾杯などしてスルッと引っ掛かりがない感じでしたが、二日目から段々きつくなっていくのは見ててわかりました。特に赤江さんの表情が険しくなり、三人ともバスの中で寝ていることが多くなってたので、覚悟はしてたのでしょうが実際疲れたのでしょう。

 ただ、体力的な事をいうと太川&蛭子コンビの時の方が長距離の徒歩があったので、今回は精神的なプレッシャーが大きかったのでしょう。赤江さんによると、どのルートで行くか、バスに乗るか乗らないか、降りるか降りないか、常に判断を迫られてる状況で、脳みそをフル回転せざるを得なかったとか。

 結果的に今回は成功だったのでよかったですが、あれで辿り着けなかったら見ている方も本人たちも後味が悪かった事でしょう。事前の予想では、三人ともある意味キャラが似てるので「どうかなあ」と思ってたのですが、思ったより面白かったです。

 今後は毎回このメンバーなのか、それともその都度変わるのか、その辺は番組サイトを見てもわかりませんがどうなのでしょう。個人的にはキャラの違うレギュラーコンビ+ゲストという前シリーズまでの構成がよかったと思います。ゲストが変わることで、レギュラーの人たちの新たな面も見られたりしますし。

 あとは、長距離の徒歩とか始発バスに乗るための早起きとか、単なる旅じゃなくてテレビ収録なので、女性の場合は朝の支度とか徒歩中のトイレが大変そうとかついつい余計な心配をしてしまいます。

 また、たまむすびリスナーだった私としては、赤江さんの元気な姿がたっぷり見られたし、「ポンコツ」とか「工場長」とかいう自分語りが聞けたのもよかったのですが、色々知ってるだけに3泊4日の旅の間はお子さんの事も心配だろうとか、ご本人の健康状態は良好だろうかとか考えてしまいます。まあそれはそれで、実際どうなるかはわかりませんが次の放送も期待しましょう。


BSフジ「バーボンストリート」

2023年06月11日 | TV番組レビュー

 こういう音楽番組があることは知りませんでした。バーのマスターに扮したハマ・オカモトさんが、常連客という設定の今野多久郎さんとともにゲストとのトークを繰り広げるものです。(今野さんはクレジットで「企画」にもお名前がありました。) ゲストは一流ミュージシャンなので、もちろんセッションもあり。(番組サイトはこちら)

 その今回の出演者は以下の通り。

<マスター>
ハマ・オカモト(OKAMOTO‘S)
<バーの常連客>
今野多久郎
<ゲスト>
片山敦夫(キーボード)
河村”カースケ”智康(ドラム)
西 慎嗣(ギター)
八木のぶお(ブルースハープ)
山内 薫(ベース)

 トークでは、それぞれに現在の楽器を始めたきっかけ、ミュージシャンをやっていて良かったと思った瞬間など、様々な話が聞けました。ベテランミュージシャン揃いですが、あらたまってそういう話を聞けるのは貴重な機会です。

 そして、今野多久郎さんの振りで西慎嗣さんがスライ&ロビーとコラボしたきっかけの話へ。この辺はちゃんと聞いたことがなかったのですが、色々驚きでした。そもそも一緒にライブをやることになったのに事前資料の音源が全然届かず、しかも来たのを聞いてみたらほとんどベースしか入ってないDATの音源。リハーサルは1時から8時まで確保してたのが、彼らが来たのは7時。おまけに、自分たちの楽器だけチェックしたら帰っちゃったと。

 

 当日のライブではステージで一緒にいるものの、ほとんど西さんにはソロが回ってこず、弾き始めようとしたら音を出した途端に曲が終わったりの連続。西さんは怒って途中でギター担いで帰って来ちゃったんですと。が、その夜に彼らが食事してる時に「シンジを呼べ」と電話が来て、西さんも「なんで?」と思ったものの「折角だから言いたいこと言おう」と思って出かけて行ったとか。

 そしたら「どうしたんだ、シンジ。今日は体調でも悪かったのか?」ですと。なんともレゲエの人らしいというか…。なので、西さんが言いたいことをぶちまけたら、翌日のライブは順調でソロもたっぷり回ってきて、結果彼らに気に入られ「ジャマイカに来い」と切符が送られて来て現地でレコーディングの運びに。

 そして、行ってみたら現地の有名ミュージシャン達が「シンジがこれにギターを入れてくれるそうだな!」と集まってきて、思い思いの音源を手に行列を作りレコーディング祭りになったとか。なんともレゲエの国らしいというか…。

 そのスライ&ロビーとのコラボ作品は大ヒットとなり、グラミー賞にもノミネートされ授賞式にも招待されたものの受賞はならず。その点は残念そうでしたが、世界中で認められた演奏は誇れるものだと思います。

 ちなみに今回のセッションは

What A Wonderful World(西さん以外)
Sunset Blues(八木さん以外)
I'm a Steady Rollin' Man(全員)

の3曲。ご本人たちも凄く楽しそうで、なおかつ一発勝負の緊張感もある極上の演奏で、配信して欲しいくらいの充実ぶりでした。

 ということで、いい番組を見せて貰いました。それにしてもBSフジの深夜枠とは。再放送ないのでしょうか。


「タモリ倶楽部」終了しました

2023年04月12日 | TV番組レビュー
 世の中にはタモリ倶楽部ロスの人も多いでしょうが、もう金曜の夜にあれがないかと思うと、私も少々寂しさを感じてます。そもそもが1982年10月開始なので40年続いたのですね。私はちょくちょく見るようになったのが20年ほど前で、毎週欠かさずというのはここ1~2年くらい。かなりライトな視聴者です。でも、結構好きでした。

 見てなかった時期は放送していない地域にいたとか、その後は娘が中学校くらいになったらあのオープニング映像の問題で見られなかったりとか、理由は色々。しかし、ここ数年はその娘1号が毎週録画してたので、翌朝一緒に見るという状況になってました。

 最終回は、番組の軌跡をまとめて延長版で豪華に…かと思ったら、なんと「巷で言われてるタモリ式レシピの検証」というような企画で、スタジオで料理作って試食するだけというなんともタモリ倶楽部らしい終わり方。この辺はさすがですね。

 いろいろ記憶に残ってる回もありますが、ちょくちょくあった電車関係の企画は、私は鉄分濃くないので特に反応せず。ただ、電車や駅や路線の細かいことについてタモリはじめタレントたちが大騒ぎする様子を見るのは好きでした。

 あとは「刺身のツマで呑む」という企画があって、付け合わせの野菜とか薬味だけで酒を飲む話が妙に面白かったです。バックに「まだ刺身食ってんの?」という垂れ幕があったり。

 それにしても、1982年10月ということは「笑っていいとも」とほぼ同時に始まったのですね。いいともは面白かったのは最初の数年で、終盤はフジテレビの番組やイベントのプロモーションばかりになってた感じだし、2000年以降はたまに見る機会があると「まだやってんの?」と思ってました。NHKで「ブラタモリ」の企画が始まってからは、そっちと「タモリ倶楽部」に専念してもらって、いいともとミュージックステーションはもういいんじゃない?とか思ってたので。

 松岡茉優さん主演の映画「勝手にふるえてろ」では、金曜に飲み会に誘われて「タモリ倶楽部あるから無理」というようなセリフがありました。(正確にはどうだったか。) いずれにしても、これが金曜ロードショーとかミュージックステーションなら「録画してあるからあとで貸すよ」で解決することもあるでしょうが、「タモリ倶楽部」という点でヤバい奴だと相手に認識させられるのが便利ですね(?)。

 ということで、今後は行きたくない飲み会があってそれが金曜であれば「無理。田中一郎のギター・アッパーカット2。があるから。」で行きましょう。こちらは毎週金曜21時に新作配信ですし。さて、タモリ倶楽部に勝てるかどうか。

BSフジ「霜降り明星のゴールデン☆80'S」 ゲスト:南こうせつ

2023年04月06日 | TV番組レビュー
 BSフジで放送中の番組。お笑いコンビが司会で、歌手をゲストに呼んでのトーク&音楽番組。昨年から始まりましたでしょうか。ゲストによって見たり見なかったりという感じです。

 今月から火曜夜10時の放送になったようですが、今週のゲストは南こうせつさん。何がどうかと言って、見ていてかなりイライラしました。というのは、トークが盛り上がらず、司会の二人の仕切り方が中途半端で、もうちょっとなんとかならないものかと思った次第。こうせつさんがゲストであれだから、おしゃべりの得意ではないゲストだとどうなったかと。

 そもそもが「ゴールデン☆80'S」と言いながら、こうせつさんにかぐや姫とか神田川の話ばっかり聞くのはどんなもんだろうとは思いますが、それとは別の問題。こういう番組の司会だと、クリス松村さんのようにゲストの事に凄く詳しくて当時の音楽業界の事にも精通した上であれこれ話を引き出すか、あるいは若い人が後追いで聞いて、曲は好きでもその時代や歌手の位置づけがさっぱりわからずトンチンカンな事を聞くのがかえって面白いというのなら見応えはあります。

 今回はそのどっちでもなく、司会の片方は「フォークソング好きなんですよ」とは言うものの、そこが本当に中途半端。それなら台本をもうちょっとキチンとして、事件的な見出しをいくつか作って「全然わからんのですけど、なんでこんなことに?」とか言ってゲストの話を引き出す手もあろうかと。(ベタな構成ですが)

 拓郎さんとかぐや姫のつま恋の話で「かまやつさんは?」とか聞いたり、こうせつさんが80年代の名曲として「We Are The World」を紹介した時には明らかにライブエイドと勘違いしてたり、なんかその辺イライラしました。つま恋の話なら、既に解散してたかぐや姫を再結成してまで参加した思いや、拓郎さんから誘われた時の話など、折角だからその辺聞いてみたかったですが。

 とはいえ、このお二人は現在30才だそうです。そういう人を司会でこういう番組やるのだから、スタッフが構成をもうちょっと考えて欲しいと私は思いました。とはいえ、去年から続いてるので人気あるのかもしれませんけど、私はゲスト次第ですね。ちなみに来週はパス。

あらためてBSで何を見るか考える

2023年02月21日 | TV番組レビュー

 先週太田裕美さんがゲストで出たBS-TBSの「Sound Inn S」が素晴らしかったので、ああいう番組がもっとあって欲しいと思うものであります。ただ、どうしてもBSデジタル放送というと、通販番組と韓国ドラマと桃太郎侍しかやってないイメージが強いのではないでしょうか。

 実際私がちょくちょく見るのは、その「Sound Inn S」や「昭和歌謡ベストテン DX」で、これはどちらもBS-TBS。ここの局は、町中華もぼっちキャンプも人気あるし、報道1930や関口宏の歴史番組もあって、割と存在意義はありそう。

 BS日テレはというと、「歌謡プレミアム」以外は思い浮かばず。で、「桃太郎侍」と「伝七捕物帳」はこのチャンネルでした。ここは木曜夜の「特選時代劇」というのをやってて、それは結構いい企画です。たまに映画見ます。

 BS朝日は、必殺ばっかりやってるイメージですが、暴れん坊将軍もありました。ただ、時折フォーク&ロックの歌番組をやってるので、実は見る機会はそこそこあります。

 BSフジはたまに歌番組やってます。が、普段もっとも見る機会がないかも。ただ、単発で音楽ライブの番組もやってたような。

 BSテレ東は、太川陽介と蛭子さんのバス旅の再放送があれば必ず見るし、プレイバック日本歌手協会歌謡祭は毎回曲目チェックしてるし(見る機会は少ないですが)、結構昭和アイドル系の歌番組もやってる気がして、実はBSの番組表では真っ先にチェックします。毎週寅さんの映画やってるのもポイント高いし。

 あとは、BS11、BS12もありますが、どっちかで一昨年「ムー一族」の再放送やってたのが記憶に残ってるくらいで、普段は見る番組がありません。どっちかというと、昨年からできたBS松竹東急の方が、必殺もあり大江戸捜査網やってたり(今は右門ですか)、夜は必ず映画やってるということで、チャンネル合わせる機会は多いです。

 以前火野正平さんが自転車に乗る番組で、九州の田舎の方で出会った人が「これってテレビなんですか。見たことないです。この辺、山の中なんでテレビあんまり映んないんですよ。」と言ったら、火野さんは「ウソだよ~。これBSだから全国で見れるんだよ。」と。(ちなみに火野さんの番組はNHKのBSP)

 実際にBSは全国で見られるわけで、たとえばテレ東の番組は地方では見られませんが、BSテレ東の番組は見られますから、そこにBSの意義はありますね。何より、今回のSound Inn Sのような番組の評判が良くて見る人が多ければ同様の番組が増えるだろうし、普段テレビの歌番組に出ないような大物に「出たい」と言わせるような番組作りを、BS局には期待したいものです。全国で見られるので反響はあるはず。


素晴らしい演奏でした>Sound Inn S ゲスト:太田裕美

2023年02月18日 | TV番組レビュー

 BS-TBSの音楽番組「Sound Inn S」今回のゲストは太田裕美さん。収録は昨年で、ご本人のTwitterでもその話題がありましたが、2か月経ってようやくの放送でした。

 この番組は凄く豪華な企画で、今回太田さんの楽曲3曲をそれぞれ別のアレンジャーが編曲し、その演奏をバックにご本人に歌唱してもらうというもの。今回演奏されたのは、十川ともじさん編曲の「さらばシベリア鉄道」、船山基紀さん編曲の「木綿のハンカチーフ」、笹路正徳さん編曲の「桜月夜」の3曲。

 画面で見ると、それぞれバンドの編成も全然違って凄く手間がかかってます。テレビの音楽番組というと、生のステージをその場で体験するよりはかなり感動が少ないものですが、今回は凄く満足度が高かったです。何よりもアレンジャーとバンドと歌手の真剣勝負ということで緊張感が半端ないと。

 個人的には、曲調や歌詞の面で「さらばシベリア鉄道」が、本当に息をするのも忘れるくらいの緊張感で見とれてしまいましたが、他の2曲も素晴らしかったです。番組では、音合わせの場面とその後のアレンジャーのやり取りもあって、「木綿のハンカチーフ」はリハーサル後に太田さんの要望で「テンポを2つくらい落として欲しい。」ということになり、その辺は曲のメッセージを伝えたいという気持ちを強く感じました。そこでの船山先生とのやり取りも面白かったです。「桜月夜」は、西脇辰弥さんのハーモニカが大々的にフィーチャーされてて、それが凄く新鮮で良かったです。もちろん一番良かったのは太田裕美さんの歌声ですが。

 そして、曲の合間には太田さんのインタビュー映像もあって、歌や自分の生き方についての強いメッセージもあり、大病を乗り越えているからこその姿勢も感じました。見た目は相変わらず可愛いし、歌声のイメージは真綿のように感じますけど、本当に芯が強い人だと思います。

 こういう番組は手間もお金もかかるのでしょうけど、ネットに無料動画が溢れている昨今、これくらい緊張感のある番組こそテレビの存在意義があるのではないでしょうか。番組はParaviでも見られるそうで、私は普通にBS-TBSで録画して保存版確定ですが、関心のある方はネットでチェックしてみて下さい。とにかくいいものを見せて貰いました。今夜は良い夢が見られそうです。


「徹子の部屋」コンサートでの太田裕美さん

2023年01月25日 | TV番組レビュー

 本日の「徹子の部屋」は、昨年11月に東京国際フォーラムで開催された第16回「徹子の部屋」コンサートの様子でした。今回放送されたゲストは、ゴダイゴ、太田裕美さん、中村雅俊さん。

 それぞれ数曲ずつのダイジェストと、何しろ「徹子の部屋」なのでトークも少々あり。私のお目当ては太田裕美さんですが、今回のステージはアコースティックギターとエレキギターそれぞれ一人ずつが参加し、曲によってはご本人もピアノを弾くという編成でした。

 曲は「木綿のハンカチーフ」「さらばシベリア鉄道」「雨だれ」の3曲。木綿がちょっと長めの放送でしたが、他の2曲は1コーラスずつくらい。当日のコンサートは行ってないのですが、実際に歌ったのもこの3曲だけだったのでしょうか。

 トークの方は主にスクールメイツ時代の話で、ご承知の通りキャンディーズのメンバーと同期だったわけですが、ご本人によると「ランとスーが同期でミキが半年遅れて入ってきた。」のだそうで、仕事で遅くなった時にタクシーで帰る際にはスーさんと一緒に乗ることが多く、スーさんを先に降ろしてから自分が春日部まで帰ったこともしばしばだとか。有名な話なのかもしれませんが、私は初めて聞いたような。

 あとは、黒柳さんからも話を振られてましたが、とにかくジュリーの熱烈なファンで東京音楽学院というかスクールメイツに入ったのもそこが大きな動機だったとか。

 と、そんな感じでしたが、この記事は備忘録として書いております。放送があるのを知らなかった、見逃した、という方も多いと思いますが、今はTELASAで過去の放送回が見られますし、この回だけ見ようと思えばTverにもあります。私は録画しましたのでどちらもいりませんが、見たい方はそちらでどうぞ。(実際にご覧になった人の報告では、Tverでは権利の都合により歌唱シーンは音声のみとの事です。TELASAの方は確認できておりません。)