今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

ドラマ「火の魚」

2018年08月19日 | ドラマレビュー

 尾野真千子ファンの方から是非見るべきだとコメントをいただいてから半年ほど経ったのですが、ようやくNHKオンデマンドで見ました。原作は室生犀星先生だそうですが、その当時はまだメイドカフェはなかったと思われ、かなりの脚色は入ってることでしょう。

 これが2009年のドラマですから「外事警察」のちょっと前で、翌年が「Mother」ですからこの作品でオノマチさんが注目を浴びたことは想像に難くありません。

 ストーリーは、ある島に暮らす偏屈な老作家(原田芳雄)と若き編集者(尾野真千子)の話で、主な登場人物はこの二人のみ。二人の性格、過去と現在が絡みあって…という内容ですが、たしかにこの役は真面目すぎるタイプでもダメ、か弱いタイプの女優だと話が暗くなってしまうということで、オノマチさんははまり役です。今回はドラマでしたが、映画一本撮れるんじゃない?というくらいの力作でした。って、さすがに劇場版にもなってるようですが。

 調べてみると様々な賞を獲得してますね。もちろん尾野さんだけじゃなくて原田芳雄さんもいい味を出してると思います。数々の受賞も頷けます。いいもの見せて貰いました。