昨日「青い」歌謡曲を集めてたときに引っ掛かった曲が聖子ちゃんの「蒼いフォトグラフ」。もちろんシングル曲ではないのですが、「瞳はダイヤモンド」のB面だったんですね。当時は周りがみんな松田聖子を聞いてて、誰かの車に乗っけてもらうと必ず松田聖子のアルバムが流れていたような時代でした。しかもカーステはカセットテープなのでアルバムも曲順通り全曲聞く流れで、知らず知らずのうちに覚えてしまったと。
この曲の歌詞はというと、
光と影の中で 腕を組んでいる
一度破いて テープで貼った
蒼いフォトグラフ
というもの。あらためて思い出してみて「おやっ?」と思ったので、この歌詞のシチュエーションを考えてみましょう。
このフォトグラフはさよならをしようとしている彼氏が写っているものと推察します。それが「腕を組んでいる」ということは、一つは考え事をしている場面という可能性があります。とはいえ、何も作家や研究者ばかりが考え事をするわけではなく、お笑いのネタを考えるときも腕組みをすることはあるわけで、そこはわかりません。が、一枚だけ持ってる彼氏の写真がそうやって悩んでいる場面という可能性は少ないでしょう。
そうなると、彼が自信を持ってポーズをつけている写真であるとします。その場合、わざわざ腕組みをして写真を撮る人はボディービルダーかプロレスラーのマッチョ系の人と思われます。何しろ腕組みをすると胸の筋肉が寄って、なおかつ二の腕の太さも強調できますし。
これが貧弱でやせ形の人であれば、腕を組むと「おー、さむさむ」と言うセリフが聞こえてきそうで、どてらでも着せれば似合う感じになり、彼女がそういう写真を大事に持ってる可能性は無いと断じます。
そしてマッチョ系であれば、腕組みした写真は当然上半身はピッタリした白いTシャツ、あるいは裸でしょう。それで審美歯科に行ったような白い歯でニッコリ笑うのであればかなり爽やかと思われます。が、これが上下反転したとして、裸なのは下半身でなおかつモリモリと盛り上がっているのが股間だったとすると完全に変態さんになるので、聖子ちゃんの彼氏としてはふさわしくないと思われます。
ということで、いろいろ分析した結果、この写真に写ってるのはボディービルダー、プロレスラー、ラガーマンなどであって、彼女はマッチョ系の人がタイプだったということになります。聖子ちゃんにもてようと思うと、日夜ブルーワーカーで鍛えねばならんわけですね。
…と、折角考えたのですが、このフォトグラフはもしかして恋人同士が腕を組んでいる写真でしょうか? なにしろ私は女性と腕を組んで写真を撮ったというと、結婚式の記念写真くらいしか記憶にないので考えが及びませんでした。それにしても、結婚もしてない男女が腕を組むなんて、まったくもう、いやらしい!
それを考えると、友達同士が手を組むのは清々しくていいですね。手を組みゃ心も通うのさ~ ゴーゴー ゴーゴ-! (暑さでおかしくなってる可能性大…)