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2023年紅白歌合戦の感想

2024年01月03日 | 紅白歌合戦
 感想は「思ったより面白かった」の一言につきます。何しろ伊藤蘭さまの出場と司会の浜辺美波しか興味なかったので。
 
 司会については、有吉が驚くほど存在感がなく、あれは台本で縛り付けられて好きに喋れなかったのか、後半に歌う場面があって緊張してたのか。
 
 それを考えると、大泉洋の存在感はやっぱり凄いですね。ウッチャンはウッチャンで安心感あったし。
 
 橋本環奈と浜辺美波の若手女優2人は、悪くなかったけどどっちか1人でいいわと。話し方もキャラも似た感じだし、浜辺美波の司会の実力は判定のしようがなかったです。
 
 歌手はあのステージで見ると実力がわかります。とはいえ、あんまり完璧にやられるよりは多少ドタバタがある方が記憶に残ったり。
 
 新しい学校のリーダーズはキャラが存在感あるし曲も面白いのですが、あの首振りはNHKホールでは細すぎて伝わらないのがわかりました。まあ勢いあって雰囲気は良かったので、ああいうのも紅白だと思います。
 
 若手では緑黄色社会というのが、歌が結構しっかりしてて見応えありました。
 
 目立ったのはダンスボーカルユニットという範疇のグループですが、あの人たちやグループアイドルの人たちが重視してるのはビジュアルであって歌はほぼ聴きごたえないので、個人的にはいりません。まあこの辺は好みの問題。
 
 歌で一番良かったのはSuperflyで、一時調子悪かったのが完全復調したのかも。NHKホールで歌ったのも良かったし、1曲で会場の温度を3度くらい上げた感じでした。
 
 別枠で出た中では薬師丸ひろ子、寺尾聰が凄く良く、さらに寺尾聰の方はバンドが豪華でした。多分寺尾聰が出場する条件として、あの人達の生演奏なら出ると言ったのではないでしょうか。
 
 若手歌手なら局側が「出してあげます」という姿勢なのでしょうが、あのバンドには「お願いですから出ていただけませんか?」と平身低頭だったのかも。あのバンドメンバーとクイーンのギャラが一番高かったと推察します。
 
 さだまさしは歌は良かったですが、トークが聞けなかったのが残念。多分出番になった段階で既に押してたのでしょう。喋らせて貰えなかった感じ。
 
 伊藤蘭さまは、別スタジオから往年のファンに囲まれて盛り上がったから良かったのですが、出来ればNHKホールでファン以外の人にも見て欲しかったというのが正直なところ。こちらもバンドが豪華で、そうる透、佐藤準、BJ、渡部沙智子らのツアーメンバーが参加してましたし。
 
 あとは、クイーンは要らず、ドミノもけん玉も不要。けん玉は一旦ギネス記録認定になったのがあとで取り消しで、ああいうのが近年の紅白を象徴してるような気がしました。
 
 というのも、そもそも成功するのを前提で進めてるところに問題があるのでは? その場の一発勝負の企画で所詮お祭りなんだから、失敗したらそれでもいいんですけどね。
 
 演奏は事前収録、歌手によっては口パクもありで演奏事故や歌詞間違いは無いものとして進めてる事に慣れすぎてはいないでしょうか。どっかの自動車メーカーの認証試験不正も、失敗を許さない風潮が影響してると思ったのは飛躍しすぎでしょうか。
 
 何年か前に「どうせならグダグダの紅白も見てみたい」と書いたのですが、その思いは今も変わりません。わざと失敗しろとか手を抜けとか言いませんが、生放送なんだからガチガチに緊張した歌手のとんでもないシーンがあってもいいのですけどね。伝えたいものがあって、一生懸命やるという姿を見たいです。
 
 ま、そんなこんなですが色々変えられる機会なので、来年はまったく新しい形式にしてもいいかも。別になくてもいいけど。