WOWOWで録画したさだまさしライブの「グレープナイト」で聞いた話。グレープとはご存じさだまさしと吉田政美によるデュオですが、近年活動を再開して昨年は久しぶりにニューアルバムも発売しました。
昨年のさだまさしのライブでは色々趣向をこらして違うメニューのステージを行ってたのですが、「グレープナイト」とはその名の通りグレープの復活ライブのこと。
私はグレープが好きだったし、何より吉田さんのギターには注目したいので録画した次第。そこでのさださんの発言が「それにしても俺たちハモらなかったよな。」でした。
それを聞いて「はあ? ハモってたじゃん。」と思ったのですが、意味が違う話でした。というのも、もちろんレコーディングでハモってはいたものの、どうにもスッキリしないと。それでプレイバックでそれぞれの歌声を聞くと音程はちゃんとしてるけど、二人の歌声を合わせるとどうにも混ざり合わないのだそうです。
プロでもこういうことがあるんですね。素人だとそれぞれが楽譜通りに歌えばハモれるはずとか思いますが、声質とか声の出し方の問題でしょうか。その辺うまく調和しない事もある様子。一般に「きれいなハーモニー」とか言われるのは、音程が合ってるだけじゃないのでしょうね。サイモンとガーファンクルとか。
この辺は、血縁関係にある人だとハモリやすいとか聞きますので、ザ・ピーナッツとかサーカスとかビリーバンバンとかブレッド&バターとか狩人は有利なのかも。あとは阿佐ヶ谷姉妹もですね。←ツッコミ上等