いわゆるフジの月10ドラマ。医療もののドラマは多いし、前に山の上の診療所とかそういうドラマもあったように思うので、最初は「どうかなあ」と思ったのですが結構面白かったです。これは完全オリジナル脚本だそうです。
毎回登山者が危機に瀕して、そこをマウンテンドクターが助けに行く1話完結の話かと思ってたら、そういう要素もありつつ「医師が山に行く意義は?」「山岳医療の必要性は?」という結構大きいテーマが根底にあって、それを理解すると俄然面白くなりました。
あとは登場人物の描き方が結構良くて、主演の杉野遥亮も良かったし、檀れいも綺麗だったし、今回は岡崎紗絵が大健闘。八嶋智人は安定の芸達者ぶりで、毎回イライラしてるか突然切れる大森南朋がイヤでなければ結構魅力的なドラマでしょう。最近出過ぎだと思われる宮澤エマもこのドラマではよかったです。
脚本が良かったのでしょうが、これは山の風景も見られて良かったですね。昨年テレビを大きくしたのが、こういうところに役立ちました。テレビでやってれば見るけど、DVD-BOX買ったりするかというと、そこまではしないというドラマではありますが、まずまずいいもの見せて貰いました。