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タレント本と私

2024年08月04日 | ブックレビュー

 タレント本を読むのが好きです。タレント本の定義がどのようなものかはおいといて、私としては自伝や自筆のエッセイ、評伝や評論、人物伝などを想定しています。そして、「タレント本」とは言えないのかもしれませんが、特定の音楽ジャンルや昭和歌謡について当時の風俗も交えた読み物も「タレント本」として捉えています。

 また、音楽プロデューサーや作曲家、編曲家、芸能雑誌記者の自伝、評伝もタレント本としました。プロレスラーや格闘家の本も相当読んでて、中にはタレント活動をしてる人もいますがそれらは除外しています。

 それで、以下にこれまで読んだものをリストアップしてみました。読書記録は直近17年くらいはブログに残してますが、それ以前は記憶によります。特にさだまさしの「本」は読んだのが中学の頃ですが、今も本棚にありますので読んだのは確実。

 そして、ここでは文章が主であるものを取り上げてますので、例えばキャンディーズの卒業アルバムなどメインが写真というのは除外しています。(「卒業アルバム」は文章も結構ありますけど。) また、歌手や俳優の方が書いたフィクションの小説は一般にはタレント本になるかもしれませんがそれも入れません。


 ということで縛りは多いですが以下そのリスト。

<自伝・自筆エッセイ>

あのねのね/あのねのね 今だから愛される本
あのねのね/帰ってきたあのねのね
いかりや長介/だめだこりゃ
池上季実子/向き合う力
石川ひとみ/いっしょに泳ごうよ 愛が支えたB型肝炎克服記
石川ひとみ/こころ魅かれて
石原真理子/ふぞろいな秘密
伊東四朗/ボケてたまるか
伊藤蘭/Over the noon 私の小さな物語
稲垣潤一/ハコバン70's
稲垣潤一/かだっぱり
井上堯之/スパイダースありがとう
内田裕也/俺はロッキンローラー 
大橋巨泉/巨泉:人生の選択
大橋巨泉/ゲバゲバ70年! 大橋巨泉自伝
大竹しのぶ/私一人
奥居香/ばかたれ
小野リサ/フェリシダージ
甲斐よしひろ/荒馬のように
甲斐よしひろ/稲妻日記
甲斐よしひろ/稲妻日記 Part2
甲斐よしひろ/九州少年
桂米朝/私の履歴書
川添象郎/象の記憶
川村かおり/ヘルタースケルター」
小泉今日子/書評集
熱き心に/小林旭
小松政夫/昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年
コラアゲンはいごうまん/実話芸人
斉藤由貴/ネコの手も借りたい
斉藤由貴/運命の女
サえきけんぞう/さよなら70's
酒井政利/プロデューサー
さだまさし/本
清水ミチコ/読むがいいわ
庄野真代/庄野真代のThe 世界漫遊記
笑福亭鶴光/かやくごはん
鈴木ヒロミツ/余命3ヶ月のラブレター
高杢禎彦/チェッカーズ
武田鉄矢/ふられ虫の唄
田代まさし/マーシーの薬物リハビリ日記(漫画)
田代まさし/自爆
田中律子/キャンプで逢いましょう
谷村新司/蜩
谷村新司/何処へ
ダン池田/芸能界本日も反省の色なし
近田春夫/調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝
月亭可朝/月亭可朝のナニワの博打八景
辻仁成/そこに僕はいた
つのだ☆ひろ/パパはソウルマン
なべおさみ/やくざと芸能と
長門裕之/洋子へ
西田敏行/役者人生泣き笑い
萩田光雄/ヒット曲の料理人 編曲家・萩田光雄の時代
萩原健一/ショーケン
萩原健一/ショーケン最終章
春一番/元気です
濱田マリ/濱田マリの親子バトル
羽田健太郎/音楽は愉快だ
瞳みのる/ロンググッバイのあとで
BEGIN/肝心
BEGIN/さとうきび畑の風に乗って
火野正平/若くなるには時間がかかる
ファンキー末吉/酒と太鼓の日々
Princess Princess/エピソードブック
MALTA/MALTAのサックス修行一直線
三上寛/怨歌に生きる
水谷豊・松田美智子/水谷豊自伝
南沙織/二十歳ばなれ
ミヤコ蝶々/私の履歴書・女優の運命
ムッシュかまやつ/ムッシュ!
村上ポンタ秀一/自暴自伝
八千草薫/あなただけの、咲き方で
山口百恵/蒼い時
憂歌団/憂歌団DELUXE
吉田拓郎/もういらない
吉田拓郎/自分の事は棚に上げて
芳野藤丸/芳野藤丸自伝
ラサール石井/笑いの現場

 

<評伝・評論・インタビュー集など>

中森明菜 消えた歌姫/西﨑伸彦
松田聖子と中森明菜/中川右介
太田裕美白書
流星ひとつ/沢木耕太郎 (藤圭子へのインタビュー)
南沙織のいた頃/永井良和
ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒/島崎今日子
財津和夫 人生はひとつ でも一度じゃない/川上雄三
たった5つの冴えたやりかた/北村年子(Princess Princess初のパーソナルブック)
Go Go キャンディーズ-キャンディーズ革命-/文化放送編
渾身・石橋凌/生江有二
エリック・クラプトン スローハンド伝説/ハリー・シャピロ
ディープパープル 紫の伝説(作者失念)
加藤和彦ラストメッセージ
小説コント55号/山中伊知郎
ショーケン 天才と狂気/大下英治
殉愛/百田尚樹
BEATNIK 1981-1986(甲斐バンドオフィシャル機関誌からの記事抜粋)
甲斐バンド40周年 嵐の季節/石田伸也
ポップコーンをほおばって 甲斐バンドストーリー/田家秀樹
愛を叫んだ獣/亀和田武 (甲斐バンド関連)
生きることを素晴らしいと思いたい―コンサート・ツアーの12万人/水岡隆子
黄昏のビギンの物語/佐藤剛
ヨイトマケと美輪明宏/佐藤剛
上を向いて歩こう/佐藤剛
小松政夫 遺言/小菅宏
ザ・タイガース 世界は僕らを待っていた/磯前順一
グループサウンズ文化論/稲増龍夫
グループサウンズ/近田春夫
ドリフターズとその時代/笹山敬輔
いかりや長介という生き方/いかりや浩一
日本フォーク私的大全/なぎらけんいち
安井かずみのいた時代/島崎今日子
イカロスの流星/なかにし礼(TVプロデューサー渡辺正文を描いた小説)
ガサコ伝説「百恵の時代」の仕掛人/長田美穂
ヒットソングを創った男たち 歌謡曲黄金時代の仕掛人/濱口英樹
大村雅朗の軌跡 1951-1997/梶田昌史・田渕浩久
「誰にも書けない」アイドル論/クリス松村
町あかりの昭和歌謡曲ガイド/町あかり
バンドライフ/吉田豪(バンドマン20人のインタビュー集)
元アイドル/吉田豪

 


 やはり面白いのは自伝、自伝的エッセイで、小説仕立てになってたりするとより面白いです。その部門で私が特に面白いと思ったのは、

・稲垣潤一/ハコバン70'
・井上堯之/スパイダースありがとう
・高杢禎彦/チェッカーズ
・ダン池田/芸能界本日も反省の色なし
・萩原健一/ショーケン
・小松政夫/昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年
・春一番/元気です
・瞳みのる/ロンググッバイのあとで
・村上ポンタ秀一/自暴自伝
・酒井政利/プロデューサー

などなど。面白いと思った理由はいろいろです。


 そして、自著ではない部門では

・南沙織のいた頃/永井良和
・ザ・タイガース 世界は僕らを待っていた/磯前順一
・「誰にも書けない」アイドル論/クリス松村
・ヒットソングを創った男たち 歌謡曲黄金時代の仕掛人/濱口英樹
・バンドライフ/吉田豪

が読み応えあって好きです。これらの本は何回も読んでます。あとは甲斐バンドファンとしては「ポップコーンをほおばって 甲斐バンドストーリー」がバイブルです。ここ何年か毎年1回は読んでます。

 自伝と評伝の両方を読んで面白いと思ったのはショーケン。自伝を2冊読んでから「ショーケン 天才と狂気」を読んだのですが、やはり自分では書かなかった事が多数あるというのがわかりました。書かなかったのか書けなかったのか、あるいは編集段階で却下されたか。ただし、評伝の方も正しいかどうかはわかりませんしね。

 ただ、「前略おふくろ様」の撮影時のエピソードは評伝の方と小松の親分さんの自伝の内容が一致してて、ショーケンの自伝とは違いました。そういう事もあります。

 と、酒場ではついそういうようなウンチクをクドクドと話してしまいがちですが、周囲からは「また始まった。」と思われてることは承知しています。また、「いろいろ読んでるね。」と言われることもありますが、それが好意的に発せられてないのも日々感じてます。とはいえ、なにしろ一般男性の言う事なのでその辺はご容赦いただきたいものと。(って、誰に言ってるのやら。)

 一口にタレント本とはいえ読み応えのあるものはすごく多いですし、興味を持った方は色々調べてみて下さい。私の場合、画像にある本は気に入ってるので今も保存してますが、実際は図書館で借りてきたのも多いので一度読んだきり手元にないのも多いです。社会人になってからでも引っ越しは十数回してますが、やはり好きな本は手放せませんね。


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