CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

兵庫県立考古博物館の2021年夏季企画展「淡路島発掘」が開催中です

2021年08月17日 04時01分54秒 | 神戸市以外の兵庫県

兵庫県立考古博物館では現在2021年夏季企画展「淡路島発掘」が開催中です。

私は8月7日に観覧しました。8月29日まで開催中ですのでまだ観覧していない方は

是非、足をお運びください。

この企画展は日本遺産「国生みの島・淡路」認定5周年を記念して開催されています。

展示の内容を概略紹介します。

夏季企画展の基本情報

 会 期  令和3年7月22日(木・祝日)~8月29日(日曜日)

 時 間  午前9時30分~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)

 会 場  兵庫県立考古博物館特別展示室

 主 催  兵庫県立考古博物館    後 援  淡路島日本遺産委員会

 共 催  兵庫県立歴史博物館ひょうご歴史研究室

 入場料  大人200円 大学生150円 高校生以下は無料

上の写真は解説リーフレット 今回展示の遺跡の場所を示した地図

上の2枚の写真は展示場全体の遠景

 

夏季企画展は次の5つセクションから構成されています。

1.狩猟の時代から農耕の時代へ

2.マツリの源流

3..海をはさんだ交流と新しいマツリ

4.淡路島成立とマツリゴト

5.海人(あま)の生業

 

各セクション毎に展示内容を観ていきます

1.狩猟の時代から農耕の時代へ

上の写真は狩猟の時代から農耕の時代への展示遠景

上の2枚の写真は説明パネル

上の写真はナイフ形石器(左2点)翼状剥片・剥片(右2点) 曽根遺跡(南あわじ市)

で出土したもの。約2万年前の旧石器時代で石材のサヌカイトは二上山や香川県の

坂出周辺で産出するものです。

上の写真は左から横入遺跡、喜住西、楠谷遺跡の有舌尖頭器

縄文時代になるとこれらのように精巧な石器が作られます。

上の写真は楠本下林遺跡(あわじ市)の石鏃(チャート製)

弥生時代になると農耕が始まり収穫時に使用される石包丁が使用されるようになった。

また森で木を伐採する石斧の形も稲作文化とともに伝わった蛤刃や柱状片刃などの

新しいタイプに変わります。

上の3枚の写真は神子曽(みこそ)遺跡(南あわじ市)の方形周溝墓と供献土器の

説明パネルを拡大したものです。

 

2.マツリの源流

3..海をはさんだ交流と新しいマツリ

上の写真は海をはさんだ交流と新しいマツリの展示遠景

上の写真は貴船神社遺跡(あわじ市)から出土の新羅土器

 

4.淡路島成立とマツリゴト

上の写真は 淡路島成立とマツリゴトの展示遠景

上の2枚の写真は田井A遺跡の木製人形と木製舟形の展示と説明パネル

上の3枚の写真は淡路国分寺と国分遺跡に関する説明パネル

 

5.海人(あま)の生業

上の写真は海人の生業の展示遠景

上の写真は富島遺跡(あわじ市)の写真と説明

上の写真は貴船神社遺跡の製塩作業風景の想像図 作画は小束憲朗さん

上の写真は「国生みの島 淡路島」に関する説明パネル

その他注目展示

上の写真は下加茂遺跡(洲本市)から出土の横杓子 弥生時代中期

上の2枚の写真は井手田遺跡(南あわじ市)須恵器 樽形 𤭯(はそう)と説明パネル

上の写真は雨流遺跡(南あわじ市)から出土の右より滑石製子持勾玉、硬玉製勾玉、

紡錘車 いづれも古墳時代中期(5世紀)

上の2枚の写真は下内膳遺跡(洲本市)の河内系細頸壺と説明パネル 弥生時代中期

上の写真は富島遺跡(あわじ市)から出土の土面 縄文時代後期

上の2枚の写真は中空円面硯 左 片山遺跡(南あわじ市)奈良時代

             右 井手田遺跡(南あわじ市)飛鳥時代

携帯用の筆ペンと言える道具です。(江戸時代の矢立て)

 

外部リンク

 Microsoft Word - 夏季企画展「淡路島発掘」 (hyogo.lg.jp)

 2107306tirashiomote.pdf (hyogo.lg.jp)

  2107306tirashiura.pdf (hyogo.lg.jp)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021年全国戦没者追悼式 on... | トップ | 小野市浄土寺の国宝仏像 木... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神戸市以外の兵庫県」カテゴリの最新記事