麦刈り

2005年06月26日 | Weblog
               

炎天下、大汗をかきながら麦刈りをやりました。シャツがびしょびしょになり2度ほどとり替えました。5月11日、6月1日の写真でも分かるように、穂がでてからまもなく、約3分の1ほどが倒伏してしまいました。そのまま立ち直ることはありませんでした。どうやら種を厚く蒔きすぎたのだそうです。教えてくれた人の話によると、厚く蒔くと茎が細くなり倒れてしまうということを教えられました。それで、いざ刈り取ってみたらどうなるだろうと心配していましたが、自然の力はすごのいなと改めて感心しました。

倒れたら、そのままではいませんでした。穂は上を向き始めたのです。それは気づいていましたが、端の方はともかく、中の方はどうか、それは刈ってみなければなりませんでした。なるほど、倒れた下敷きになった葉などは、乾かした板青海苔のようになっているところもありましたが、穂は全部上を向いていて、湿っているところは全くありません。これには驚きましたし、何かこう感謝したい気持ちになりました。今年は空梅雨です。穂が全部上を向いて立っていたこともありますが、その空梅雨が大いに幸いしたのかもしれません。

刈り取りは手刈りで、ノコギリ鎌を使いました。中腰でやると腰を痛めますので、片膝をついてゆっくりと刈りました。ゆっくりやるほかありません。というのは倒れた部分が複雑になっています。また、倒れた傾きに逆らってはやりにくいので、刈り取る方向も自然にきまってきます。マイペースでやったので、全く疲れませんでした。刈り取ったものは、まだ穂が藁についたままですが、軽トラで3台分ありました。

刈り取り法は誰からも教わった訳ではありませんが、子供の頃、親がやっていたのを覚えていたからです。鎌も、ノコギリ鎌というのがあるということも知っていたので、買っておきました。懐かしい麦わらの臭いもよかったです。これは百姓をやっている人でないと知らない良い香りです。

残された課題は何かと言うと、問題はスズメです。車であちこち歩きながら農地をみていると、人家から離れているところの麦は被害にあっていません。作付け面積も大きいです。私の所は、家が近くに数件あり、今は子育ての時期ですので、ふと気が付くとあっちでチュンチュン、こっちでチュンチュンやっています。鶏小屋まで入ってきて、餌のこぼれたのをたべています。

これではしかたありません。カスミ網でも仕掛けて取ってしまいたい気持ちにもなります。麦作りをするまでは、かわいい小鳥と思っていましたが、ここにきて敵対の関係になってしまいました。が、まあまだ憎たらしくは思っていません。上手に彼らを回避させる方法があれば良いわけですから。

あちこちで、光を反射するようなテープを畑に張ったり、ときどきドーンと音がする方法を取ったりしている人がいますが、どれくらい効果があるのか。見たところ効果はあまり内容に思えますが、「これだ」という回避法を見つけたいです。

これからブルーシートの上で乾かし、実を落とそうと思っています。来年はどうしようか、被害を見ていると、精神衛生上良くないので、やめようかと思っていますが、またチャレンジしたい気持ちもかなりあります。




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