歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

胃にポリープが!

2009年09月08日 | 健康
昨日、夏休みが長くなった言い訳として、“この間、いろいろと、公私ともに、あったりして、ブログの更新どころでは無い、何てことで・・・・・”と書きました。

“公の方”は衆議院選挙の観戦で、それで、“私の方”なんですが、人間ドックの結果が原因でした。

ドックは7月1日に受けて“胃以外”は、すべて前回より良い成績だったのです。胃以外は受診当日に結果がわかるのです。胃の結果を含む正式の検査結果は、通常は3週間ほどで郵送されて来ます。

ところが、3週間が過ぎても、4週間が過ぎても、結果が届きません。何となくやな予感、そして、病院に連絡を入れようかと思った、その矢先、7月31日に届いたのです。

早速封筒を開くと、A3の用紙で3枚“人間ドック検査成績表”が入っていました。1枚目は当日に検査結果を聞いていた項目で問題無し、そして2枚目に“胃”の結果がありました。

そこには“胃体部 ポリープ疑い (約4㍉)”とあったのです。そして、最後のページ、総合コメント欄に、“上部消化器管検査で所見が認められます。消化器内科で内視鏡検査を受けて下さい”とありました。

この結果には、“エ~~、またかよ~”でした。過去に2回、胃は“精密検査を要す”で胃カメラを飲んでいました。

1回目は十数年前、2回目は数年前で、これで3回目です。過去の2回は精密検査の結果は異常無しでした。1回目は忘れましたが、2回目は“タコイボびらん”の疑いでした。

私の胃壁は普通の人よりも、“ヒダヒダが少し変わった形状をしている”と云われました。

今回は“ポリープ”で、ハッキリ“4㍉”と数値が記載されているのです。これは、間違いなく“ポリープ”だと思いました。

早速、ポリープを調べてみると、①ポリープ癌、②胃線腫、③過形成ポリープ、④胃底線ポリープ、の4種類があると分かりました。ポリープ癌以外でも、どれも癌になる可能性があるのでした。

今度こそ、3度目の正直です。ズバリ!癌で無くとも、何らかのポリープに間違いなさそうな気がしてきたのです。

親父は胃癌でした。癌と診断されたのが59歳の時です。そして、2回の手術を受けて61歳で亡くなりました。

私も、今年59歳になりました。何か、とても、とうとう・・・・・・、そんな気がして来たりしたのです。

ここは、白黒をハッキリさせようと、内視鏡検査を申し込んだのです。人間ドックで“要精密検査”の結果が出た場合は、電話で予約ができるのです。

翌日に電話を入れると、検査は最短で9月3日と云われました。1ヶ月も先なのです。ポリープが発見されたのが7月1日です。

2ヶ月もしたら、ポリープが進行して癌化し!手遅れ!になる・・・・・・何て、考えたりして、ホントに、なんか、胃の調子が悪くなったような、そんな気分になったりして・・・・・・。

そして、9月3日、9時15分に受付を済まし、内視鏡検査室の前で順番待ち。長椅子には4人の先客と、受付窓口から中を覗くと、喉の麻酔を受けている人が一人、そして、奥の検査室では診察が行われているようでした。

10分から15分の間隔で診察を終えた人が出て来ます。無表情の人、口をへの字に結んだ人、口元がゆるみ安心した人、いろいろな顔で出て来ます。

看護士から“今日は入浴はダメ、お酒もダメ、消化の良いものを食べる、激しい運動もダメ”との説明が聞こえてきます。ポリープを切除したのでしょう。

あ~あ、俺も今日は酒が飲めないかと、思いつつ、でも、その場でポリープを切除したのなら、癌の可能性は低いので、それは、それで安心なのです。

もしも、癌が進行して内視鏡で手術する段階を越え、組織の一部採取する程度であったりしたら? 何て思いつつ・・・・・・、ただ、ただ、じっと待つのでした。

10時近くになって、名前が呼ばれ中に入り、マッサージチェアーの様な椅子に座り、胃の内部をきれいにする“液体”を小さな紙コップで飲み、次に、胃の動きを止める筋肉注射、そして、喉の麻酔薬を口に含み3分ほど喉の奥に留め、その後、ゆっくり飲み込み検査の準備は完了。

そして、とうとう、遂に、検査室に呼ばれ、ベットに横たわり、口にカメラのコードを“食い千切らない為”のパイプをくわえます。

暗い検査室、キラキラ光るカメラの先端が近づいてきます、ベットから50㎝ほど先にカメラの映像が映し出されています。

医師は“画面をボンヤリ見つめていて下さい”と云います。舌が見え、のどチンコが見え、その先が一番苦しく咽せるのです。これでホントに麻酔が効いているのか?思うのです。

胃の内部に入ると、苦しくないのですが、映像を見つめていて、もし、変なモノが映し出されたりしたら、そんなモノは見たく無いので、眼を閉じてじっと検査の終わるのを待ちました。

薄め眼を時々開けて、様子を伺っていたのですが、切除する気配もなく、5分ほどでカメラを引き上げる動作を始めたのです。

カメラをほぼ引き上げてから、“はい、お疲れさまでした、異常ありませんでした”との、医師の声が聞こえました。

“ヨカッター!”と感激することもなく、淡々とその声を聞きながら、ベットを降りたのでした。やっぱり、今回も普通でない胃壁をポリープと誤認したのでしょうか?

最初に思ったのは、カメラを引き上げ始めたら直ぐに、“ハィ。もうすぐ終わりですョ”と何故云わないのかァ! 

こっちは、早く終わらる事だけを願いつつ、ベットに横になり、パイプをくわえているのだァ!

なんて事など思いつつ、無事、検査は終了したのであります。会計を済ませ病院を後にしたのです。

帰りに発泡酒を買って帰りました。ポリープには刺激のある炭酸は良くないとされているので、それなりに控えていたのです。

もっと嬉しくなると思っていたのですが、終わってみれば、まぁ、“コンナモノ”だったのです。

それでも、皆さん、胃のレントゲン検査で、要精密検査と云われた方は、必ず胃カメラを飲んだ方が良いですよ。



それでは、また明日。

コメント
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