歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

⑧福島原発事故の調査報告が出揃って・・・

2012年07月26日 | 世間話し
昨日の続きみたいなものです。

東電福島第一原発ですが、その原因調査の結果が、①民間が2月に、②東電が6月に、③国会が今月5日に、そして、最後に④政府の事故調が23日に最終報告書を発表しました。

どれも、これも、膨大なページ数で、いくら何でも、誰れでもが、すべてに眼を通すのは不可能です。一応、ざっと眼を通した人の、ざっとした評価を、ざっと眼を通したところの、わたくしなりの感想です。

まあ、大胆に、早くも、冒頭から、結論を云えば、誰しもが予想した通り、原子炉からの放射能漏れに対する、“技術的発生原因”は不明なのです。

原子炉は、地震で?津波で? どこが?どう破壊?され、そして全電源が喪失し、制御不能となりメルトダウン、そして、大量の放射能漏れ。

でも、しかし、大量の放射能漏れは、メルトダウンとは関係無く、漏れていた可能性もあるのです。

また、地震、津波、全電源喪失の一次的要因に対する、対処の混乱という二次的要因による事故の拡大も、いろいろ見解が分かれているのです。

技術的な発生原因は、原子炉の内部を調査しなければ分からないのです。そんな調査は数十年後だと思います。それでも、再稼働なのです。

二次的な要因についても、アアじゃない、コウじゃない、云った、云わない、聞いてない、やったとか、やってないとか・・・・・・・。

こちらは、その立場、立場により、道義的責任とか、政治的責任とか、経営的責任とか、民事的責任とか、最後に刑事的責任とか、いろいろ絡み、しっちゃか、めっちゃかで、まったく“藪のなか”状態です。それでも、再稼働なのです。

原因が不明では対策は不可能です。津波対策?、地震対策?、全電源喪失対策? どれも、これも、根本的な発生原因に対す対策ではなく、暫定的な対策です。

そもそもです。原子力発電の技術は未完成であり、地震で揺れようが、津波で水を被ろうが、まったく問題無い発電装置ではありません。

原発は、故障したり、破壊されたら、停止するだけではない! から厄介なのです、危険なのです。

事故が発生すると、壊滅的な被害を長期間に渡り、広大な面積に被害を及ぼし、そして、そして、そこに住む膨大な人々だけでなく、地球上の人類に生物に、長期間に渡り、壊滅的で、致命的で、回復不能で、とてつもなく、想像を超えた、被害を及ぼすのです。

技術に完璧なものは無い、失敗を積み重ね、少しずつ、改良され、進歩し、完成に近づくもの、何て、悠長なことを云っていられないのです。

そして、そして、なによりも、電気は原発でしか造れない訳ではありません。他にいくらでも手段はあるのです。

原発のコスト的な優位性は虚構です。嘘です。デタラメです。ただ単に、今の世の中仕組みにおいて、現在の電力会社の独占体制において、価格決定方式において、原発は利益を生む発電方式なのです。

それで、・・・・・・・、え~~と、え~~と・・・・・・。まだ、云いたいことが・・・・・・。

本日はホントに暑い! 


今日のところは、これで、お終い!



コメント (1)
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