『統合型リゾート施設(IR)整備推進法案』が、明日14日の本会議で可決、成立するようです。
所謂、「カジノ法」です。自民と維新が賛成で、公明と民進は、内部に賛成派と反対派を抱えているようです。
本来、賭博は法律で禁止されています。でも、しかし、競輪、競馬、競艇、オートレースに、パチンコに、サッカーのBIGとかToToとか、宝くじとか、いろいろ理屈を捏ねくり回して、世間はバクチだらけです。
人間は本質的に賭博好き? 金持ちの娯楽としての賭博、貧乏人の一攫千金、一発逆転を夢見る賭博と、いろいろ取り揃っているです。そして、今度は、主に外国人観光客?の富裕層?に狙いを付けての?カジノ法。
競輪競馬等で破綻する人は、競輪競馬等が無くても、きっと、他のことで破綻する人で博打それ自体に問題は無いと、ある競馬好きが云ってました。
私としては、むかし、昔に、馬券を2度ほど購入した経験があり、一度は的中した思い出があります。大して面白くもなく、それっきりです。まあ、宝くじ、BIGも以前は時々は購入していたのですが、いまは、まったくやっていません。
そもそも、何事にも我を忘れて、熱中しない、興奮しない、そんなタイプなのです。
そういえば、むかし、むかし、力道山のプロレスには興奮したかも? 遠藤、吉村、豊登の時代でした。
それで、カジノ法に対する賛成を叫ぶ人、反対を叫ぶ人の主張ですが、賛成の人はプラス面を、損得を、銭金を、経済効果を。
反対の人は、マイナス面を、ギャンブル依存症を、家庭の、社会の、崩壊を強調するのです。
これって、もしかして、世の中すべての事柄に当て嵌まったりする?
世の中は、プラス面に眼を向ける人と、マイナス面に眼を向ける人とに、大きく二分されるのでは?と、思ったりするのです。
プラスに眼を向け叫ぶ人は、世の中には必ず表と裏があり、影と陽向があり、勝ったり負けたり、笑ったり泣いたりで、いろいろあって人生で面白く、水清くして魚住まずなのだ、と思う人達。
マイナス面に眼を向け叫ぶ人は、世の中に裏表があってはいけない、影と陽向があってはいけない、泣いたり笑ったりはあるが、人間、清く正しく慎ましく生きるべき、と思う、博打とは無縁の少数の人達。
そして、主にプラス面を叫ぶ人も少数で、彼らは、こころの奥底で、自分はこれまで、常に勝つ側の人間だった、そして、これからも・・・、と固く信じて疑わないのです。
負ける奴はそれだけの人間で、いつの時代でも、どんな場合でも、勝者が居れば、敗者が居る、負ける奴が悪い! 悔しければ勝ってみろ!と考えている。
時代は、いつも、少数の勝者によって創られる?
そして、そして、圧倒的多数は、いつか自分も、きっと、きっと、勝者になれると信じて、なるべくマイナス面に眼を向けることを避けつつ、プラス面を叫ぶ人を信じ、従い、裏切られる人達。
でも、しかし、いつの時代も、勝者は少数で、敗者は多数で、そして、そして、問題なのが、下克上は無くなり、勝者と敗者が固定化されつつある今日この頃。
ここは一発、残りの人生を“賭けて”カジノ法に反対する?
と云う、落ちで、本日はこれまで。
それでは、また。