前回の続きです。
春日部を歩いています。
春日部駅西口から伸びるメインストリートに出ました。左に曲がると駅前広場。
こちらが西口駅前広場です。それなりに結構整備され、思っていたよりも広いです。
因みに、男性に抱きつく女性、抱きつかれている男性、そして、傍らに佇む男性、三人は中国の方達です。ホント!、街中で石を投げれば中国の方に当たる、何て程、何処にいってもよく見かけるようになりました。
春日部駅の西口です。まあ、ふつうのよくある風景。
それで、私の感覚としては、西口は裏口で、東口が表なんて、そんな思い込みがあります。しかし、春日部は西口の方が賑やかのようなのです。
コチラが春日部駅周辺の航空写真です。蛇行しているのが古利根川、その少し左に春日部駅。市街地は写真左側の西口の方が、住宅地、商業地が深く広がっています。
東口側は「古利根川」が街の広がりを遮断しているのです。昔は日光街道に沿って町が形勢され、明治に入って東武伊勢崎線が開通して駅を中心に街が発展したのです。
西口側は古利根川があるため、街を形成する条件としては不利なのです。春日部市役所も西口側にあります。
それで、この看板です。
高架推進の期成同盟会とか東武鉄道が、こんな看板を掲げているのです。
”鉄道高架で『つながる東西』活気あるまちの実現を”だ、そうです。
つなげる方法として「春日部駅付近連続高架化事業」だそうです。野田線と伊勢崎線を立体交差にして、ついでに、駅周辺の下を車も人も自由に往来して、これで街の発展はオーライ!と考えているようです。
工事に掛かる費用は誰が負担するの?東武鉄道にとっては、立体交差にするメリットは少ないと思います。春日部市にもそんな余裕は無いと思うのです。
そもそも、その事情はです。
春日部は、同じ沿線の草加とか、越谷とかに比べて、遅れを取っているとして、いろいろな地元の、商工会とか、飲食組合とか、商工会議所とか、商店連合会とか、観光協会とか、まあ、そんな方々が、将来に不安を抱いているのでしょう。
人口をみても、草加、越谷は増加傾向が続いているのに、春日部は平成12年をピークに減少しているのです。経済的な地位も低下しているようです。
因みに、春日部市の人口ですが、3月現在で23万5480人です。
その打開策が「つながる東西」で「活気あるまち」なのです。東西が繋がって街に活気が生まれる理屈がイマイチ理解できません。たぶん、片側に吸い上げられる「ストロー効果」が起きたりして・・・・・・、活気が生まれることは、かなり難しいのでは?
日本中が少子高齢化です、春日部も逃れるのは難しいと、「高架化」への投資は、「効果」は期待できないと思います。
拡大再生産的、自転車操業的、そんな発想から、少子高齢化しても、経済が縮小しても、のんびりと面白可笑しく暮らすことに、知恵と、勇気と、男と女で、未来に向かって街造り、何てことの方が・・・・・・。
誰が何と云おうと、東と西を結ぶと云うなら、駅上に連絡デッキを造った方が投資は少なく・・・・・・。何か、通りすがりのよそ者が、長々と、余計な口を挟んでしまった。
兎に角、それで、駅前からメインストリートの眺め。
これより、日光街道側、東口に向かいたいと思います。たぶん、こちらの方向に連絡通路がある気配がするのです。
何か、由緒謂われがありそうな「老木」が眼に入って来ました。
これより、東口に向かいます。
それでは、また次回。