歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

坂野家住宅で庭から眺める月波楼

2009年12月14日 | 建物の話し
先週の続きです。

月波楼から、主屋の茶の間を抜けます。ここには何代目?かの当主ご夫妻肖像画の掛け軸がありました。


お二人の髪型、とくに奥さんの方からは、大正から昭和の初期の当主かと?思われます。ここには、家系図があったような気がしました。写真に撮ってくばヨカッタァ!と、今になって思うのです。


茶の間を抜け、土間に下り、裏庭に出ます。主屋と書院を繋ぐ太鼓廊下、苔の生えた地面は大正ロマンです。


この風景、これは、かなり、計算された演出です。江戸の匂いを感じます。ドラマ撮影時の背景としてセッティングされ、それがそのまま残されたような?


大きい方は大八車の車輪ですが、大八車は二輪車です、残る二つの小さい車輪は何でしょうか? 坂野家住宅は、かなり時代劇の撮影現場として使われているのです。

“大きい車輪”の方が、小さい車輪より、車軸の入る穴の内径が“小さい”のです。そこのところが、何となく、とても気になったりして・・・・・・。

裏側も、それなりにイイのです。


このあたりの湿っぽさに、時代の想いとか、時の移ろいとか、物語とか、いろいろなものが、漂っているような・・・・・・・。

口の小さいこの瓶は、油でしゅうか? 酒でしょうか? それとも醤油でしょうか? もしかしてお酢でしょうか? なにを入れていた瓶?

北側からの月波楼。


南側からの月波楼。


庭の植木越しに望む月波楼。


文人墨客達も、庭をそぞろ歩き、いろいろ語りあったのでしょう。


こちらは主屋です。


本日は、これで、次回は主屋の方を眺めます。

今日は、何だか、眠い。

それでは、また明日。

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