勝手に繰り広げられる日常風景。。。
ワイフはお仕事です。私もアパートで仕事を片付けます。
彼らは特に定位置が決まっていないので勝手にやっているようです。
ブーフも随分馴染んだ感があります。意味も無く有名な「
臆病なこぐま」のクリップを思い出します。
10月も終わり頃、AA(単3電池)を2本を使用するフラッシュライトを購入しました。
あの頃も仕事中に
髪の毛をキューッ、キューッ、キューッと引っ張ってもだえ苦しんで一山を超えたのだと思います。今となってはどんな山だったのかも思い返したくもないのですが(笑)。。
中国は
SUNWAYMAN社の
V20Aです。
SUNWAYMANはSurefire程ではないですが少々お値段が高いのですが、価格以上に質が高い製品を提供してくれるメーカです。
V20Aは入手が簡単な単3電池を2本使用するので結構ながーいボディになります。でも造りが緻密なのか間延びした感じはありません。
Type3HAと呼ばれるハードアノダイズドで表面が処理されていますのでスレ傷に強く、仕上がりも滑らかです。私の個体はやや濃いオリーブ色のものでした。ちょっとミリタリーチックなのも男の子心をくすぐるのであります。
「
JISマーク?」と散々いわれたSUNWAYMANのマークが刻印されています。
スイッチはやや固めの感触ですが間欠点灯(押している間だけ点灯)をするには程よい堅さかもしれません。森のなかまは結構好きな堅さです。
ゴムも確りしていてきめ細かい手触りで安っぽさは感じられません。
10Holesと比べるとコレぐらいの大きさです。丁度
Mini MAG 2AAと同じ位ですね。
最大の特徴はリングによる無段階調光です。青線のリングを左に回すと減光、右に増すと増光します。単純明快。
最小1ルーメン(100H)から最大210ルーメン(2H)を180度には満たない角度で無段階(厳密にはステップはありますが)に調光が出来ます。
しかもPWM調光(超高速点滅による調光方式)のようにチラツキを感じるような調光ではありません。
リングを回す際にも適度な重さ(トルク)があり、スーッと回した分だけスムーズに減光、増光します。これがとても気持ち良いのであります。
もちろんこれまでにも無段階調光が出来るライトはありました。しかしそのUIは。。
「早押しn回の後に、長押しをするとLowからHighへ変化するので好みの明るさになったらスイッチを離すと明るさを記憶します」
といったカスタマイズ機能みたいなものでした。
実は一度この手のUIを試させてもらったのですが、自分が「本格的に阿呆になったのでは?」と思うくらい操作できませんでした(まぁ阿呆ですが)。。
でも、V20Aはリングを回した分明るく、暗くなるので実に直感的です。マニュアル見ながら練習したりせずに誰でも操作できるのであります。
ただリングがヘッドにありますので調光時は逆手や注射器持ちではなく一般的な順手が行い易いかと思われます。
メーカサイトでは「Fully Variable Magnetic Control Flashlight」と謳っていますので抵抗器等のように経年変化による調光機能の劣化は無いと思われます。
なお、電池が終わり近くになるとリングを回してもスムーズな調光できなくなってきます。エネループを使用する際はこれを合図に電池交換すると過放電を避けられると思います。
いつもの条件でリング中間位置、最大位置の配光を撮ってみました。
オレンジピールリフレクタとXP-Gの組み合わせによりムラの無い周辺光と中心にスポットがなだらかに繋がっているので使い易く、見易い配光だと思います。
機能には関係ないのですが、点灯時にちょっとした演出があります。
ごく短い時間(0.5秒以下かと思います)くらいの間に、最小点灯から現在の調光リング位置の出力まで「ふわーん」と光ります。調光回路とタイマーを使ったギミックかと思いますが無意味に「ふわん、ふわん」したくなります。
「ふわん、ふわん」から宇宙船チックにカラーライトを当てみました。
付属品に取り外しが出来るクリップ、ランヤード、予備のOリングが付属します。クリップ、ランヤードは今ひとつパッとせずライトの質に追いつかないかんじでしたので、森のなかまはカメラ量販店などで売られている「
OP/TECH Finger Cuff」を付けてみました。
ウエットスーツ等に使用されるネオプレーンゴムに小指を通して手の甲側から一周させます。
逆手持ちで程よい位置のところにテイルスイッチがやってきます。このまま注射器持ちに切り替えると人差し指による紐のテンションのかけ具合によって楽にライトの方向を切り替えられます。
手の大きさにもよりますが、なかなかの便利品なうえ柔らかい素材なので付けているものを傷つけず結構なお気に入りになってしまいました。
無段階調光という、ちょっと一般的ではない機能を誰もが思い浮かべるようなUIで当然のようにシレっと搭載しているV20A。製品としてはトンガったところがなく実に使い易いものであります。
また値段以上の仕上がりと性能からもコストパフォーマンスはかなり高いのだとおもいます。
しかし単3電池で日常使い用を求める方からすると「とっても良くて欲しいけど何故こんなに高いの?」と理解され難いのかと思います。
巨大メーカではマーケティング段階で手を出さないような製品バランス自体がトンガった存在とも言えるのではないでしょうか。
森のなかまは、こういう製品やメーカは大好きです。
それでは!