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Peak Copper Eiger

2014-07-06 18:00:55 | フラッシュライト
ピンクゴールドを色濃くしたような懐中電灯

暫く気温も低く夜も寝易かったのですが、本日はジワリジワリと気温も上昇。明日から毎年恒例のサマータイムも開始で季節が進行していきます。いかがお過ごしでしょうか。

本日は森のなかまが妙に入れ込んでいるPEAK社のEigerに加わったテルル銅を使用したCopper Eigerを紹介します。


見ての通り銅で出来ています(笑)ライトに興味の無い方はもちろん。小出力のライトに興味のないマニアの方にとっては「同じようなライトもってなかった?」と思われるかと思います。

はい。同じようなライトではなく同じライトを何本か持っています。


「同じライト」とはちょっと言い過ぎかもしれませんね。だって銅で出来ていますので(笑)

というと10円硬貨を思い出されるかと思います。お酢やレモンなどでピカピカになるアレです。
電気的な特性にも優れ熱伝導性もよい素材です。電気を流して熱を発するライトには、とても良い素材なのかもしれません。

ただ、酸化による変色や素材の軟らかさ等を考えると外側のケースに適用するにはあまり一般的ではないようです。そして素材としても高価なようなのでPEAK社もこれから先、作り続けるのは怪しい言っているそうです。


すべり止めのナーリングに光が反射してキラキラと綺麗ですが、これから酸化してドスンとした雰囲気に変わっていくものと思われます。なかなか楽しみではありませんか。

Copper Eigerは日本国内では売られていません。購入するには海外から輸入する必要があります。なので、森のなかま的には「欲しいなぁ」と思ってはいましたが縁のない海の向こうの出来事として終わるはずでした。。。しかし。。。


左からステンレス、カッパー、アルミHAとなります。

ある日違う現場で働く同僚からメールがありました。

「アイガッパー海外から買うけど欲しい?」と同僚。。

彼も海外からの購入は殆どしないのですが、以前HIGH-CRIのEigerを買いそびれ、その後国内で入手できないことに痺れを切らしていた今日この頃、このEiger Copper:アイガッパーを見つけたようです。えーと、森のなかまが意図的に教えたとか、焚き付けたそういうことはしていませんですよ(笑)

渡りに船ということで、輸送料を折半することで森のなかまの分も注文してもらいました。PEAKのHPではスペックが分かり難いのでOverReadyこちらから購入だそうです。長年謎だったOptical Type の Narrow/Medium が Small Optic Head / Mule Head という事がわかりました。


ヘッドとボディ。折角写真で紹介するので綺麗にお化粧をしてみました。ポッカレモンをウエスに湿らしフキフキ。。ミューズ泡ハンドソープで洗い流すとピッカピッカ。レモンを使わずともハンドソープだけでもかなり綺麗になります。ヒアルロン酸が効くのでしょうか?(笑)
古銭などの硬貨を酸で処理すると酸化を早めたり質量が減るのでよろしくないそうです。なので、これらの行為は自己責任でお願いします。


ボディ。。キレイですね。セルロース系のラッカーを吹いてしまいたくなりますが、この先の変化も楽しみなので余計な事はしないでおきます。今日をスタートにどうなるかが楽しみです。


マイナス接点も当然、銅で出来ています。


プラス側の接点がこれまでの丸っこいブラスから僅かに凹んだ別の素材に変わっていました。日々色々進化しているんですね。


キーリングは黒いものでした。カッパーの色合いとマッチしていてなかなかカッコいいです。


LEDを選べるようでしたので指定したのはNichia 219のものでした。梱包の袋には手書きで「Nichia」と書かれていました。どの光色はが使われているのかは明記されていません。


アイガッパー219 (Energizer リチウム電池1.5V使用)

これまでのEigerの配光に比べやや中心にスポットがあります。XPGに合わせたコリメータに219を載せているためかと思われますが、絞り出せる光量に限りのある1AAAライトとしてはこれくらいのスポットがあると明るく感じます。
周辺光は広く、そして豊富です。出力の申請では謙虚なSurefire、YSCルーメン(笑)で60-70ルーメンは出ていそうです。

 
参考:Thrunite T10 2014 NW High(169Lumens), Zebra H31FC H2(76Lumens)

T10 2014はXPG2NWです。とても綺麗なNWなのでお気に入りです。219に比べてもやや彩度が高めにでるような光で、一般的な用途としては遜色は無いと思います。
高演色の走りと記憶しているZebraの型番に「C」が付くH31FC。フロストレンズによって軟らかく、暖かみのある色合いです。

次は対物照射の例を見て頂きます。


こんな感じで撮影してみました。露出は中央重点で+0.3になるくらいです。WBは太陽光で固定です。


Copper Eiger (Nichia 219)


Zebra H31FC (Philips LUXEON Rebel 4000K)

今回の219は4000Kより色温度が高めな事が分かるかと思います。
小さなライト1灯で高演色性について云々といってもそれほど違いは分かり難いのは重々承知しております。カラーインデックスが死活問題になるようでしたらキセノンやクリプトン等のフィラメントを使えば良いかと思われますので、あくまでも色温度がそれほど低くない高演色LEDの例として見て頂ければと思います。

にしても、結構よい塩梅ですね(笑)森のなかまは好きです。


こちらは219によるダイレクト照射。見ていて気持ちの良い色合いです。トランくん?

「くんくん。。お金のにおいがする。。」

うんうん。トランくん。これはお金じゃなくて、銅の匂いなんだよ。

とは言うものの、アイガッパーを触った手の匂いは、硬貨を握りしめて駄菓子屋へと向かった小学生の頃を思い出させます。大人になってこの匂いをプンプンさせるようになるとは。。トランくん。なかなか良い事を言うじゃないか(笑)


アイガッパーが同僚から郵送されるまでの日々。それは、ワクワク、ワクワク、そしてワクワクと楽しみな毎日でした。
ただ、大人しくもしていられないので(笑)アイガッパーをブラブラぶら下げるのに何か良いものはないかと雨の横浜を徘徊しているとコレットマーレにある「Ryu」というお店でステキなものを見つけました。

1コ350円の金具です。ブラス製でループが開放している側にリングを通してネジを締められれうという代物です。しかもループがクローズしている側はスイベルで回転するというスグレモノ。。


メインのレザータグ付のキーホルダーにはこの金具が3つ付いています。これをブラブラさせながら歩くとカッチンカッチンとアメリカンクラッカーのようでウルサイです(笑)


この状態で持ち歩くとHAの角から先にやられていきます。カッパーは軟らかい素材なのでもっと早いかもしれませんので、色々取っ替え引っ替え楽しんでみようかと思います。

せっかくラグテールタイプの3種類を紹介しましたので、森のなかまのEiger履歴を載せてみたいと思います。
もっとスゴイ数をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので「なーんだ。大した事ねーじゃん」と思われても仕方ありませんが、お小遣いでせっせと買い足していった一人のEiger好きとして見て頂ければ幸いであります。


El Capitanを入れると7本目のPEAK製のライトということになります。
もちろん、そのままでも十分な実用性なのですが、趣味性の高いライトですので色合いに拘ってLEE Filters をベゼルとコリメータの僅かな隙間に差し込んでいます。元のLEDの色から美味しい落としどころを探すのもなかなか楽しいものであります。


アイガッパー。そう言えばOver ReadyではXPG2も選択できるそうです。


Eiger沼の始まり。初めて手にしたステンレス製のEiger。LEE Filterは#249 QUARTER MINUS GREEN と #206 QUARTER C.T. ORANGE を入れて好みのCWにしています。


Ultra HA QTC に #152 PALE GOLD をはめてNWっぽくしています。ターボヘッドによりノーマルEigerよりも遠方を照らす事ができて明るい。QTCが活きる10440と組み合わせて使っています。頭が大きくて懐中電灯らしいルックスのくせにアルミ製なので軽いのが気に入っています。


HA QTC 普段はHIGH-CRIのヘットを付けていますが、やはりオリジナルの良さは外せません。アルミ+HAの組み合わせはライトでは鉄板だと思います。


Ultra ステンレスのQTC無し。 安売りされていたので誘惑に負けてしまいました。ノーマルに比べてあまり人気がない Ultraですが大出力を望めない1AAAであってもコリメータで集光するので10440等のリチウム電池を使わずともそれなりに実用的です。ステンレス製なのでアルミ製より重いですが何故か持ち歩きたくなります。
#249 QUARTER MINUS GREEN を1枚差し込んバリCWを楽しんでいます。


キーホルダーから脱線して「私のPEAK履歴書」になってしまいました(笑)最後は暗がりでのアイガッパーの点灯姿をご覧下さい。


219の光はかなり気に入りました。しかもEigerのボディから吐き出されるのかと思うとそれだけでウレシイです。


いつも通りWBを電球色モードにしてみました。撮影直前にレモンでお化粧をしたにも関わらず既に黒ずみ始めています。生き物ですね。


暖色系のライトをサイドから当ててみました。色合いも濃くなりコントラストも強くなりエッジが強調され固い感じに撮れました。シンプルなEigerゆえ、素材の面白さが出てくるんだなぁと思います。ハープで散々いじっているので敬遠していましたがブラスのEigerも良いかもしれませんね。


そして、最後は後ろ姿であります。

人それぞ好みはあるかと思いますが、森のなかまはEigerを入手するたびに変な物言いですが「また一つ終着駅が増えたなぁ」と思ってしまいます。

「Eiger」というライトが気に入る方でしたら、どのモデルを購入しても持て余す事は無いと思います。安心して我が道を突き進んで頂ければと思います。

それでは!
コメント (6)
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