森のなかまと楽しい10Holes

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まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

PLOTTER Mechanical Pencil

2020-10-29 22:01:33 | 色変わりする金属たち
ころがらないようにトラちゃんが押さえてくれています。ドスん。

ここ数十年、シャープペンシルを使っていません。そもそも字を書きません。嘆かわしい。。と思われるかもしれませんが、そんな人間です。

とはいっても。。メモしたり、考えを整理するときにミミズがのたくったような線で白い紙を汚したりすることはあります。そんな時は大抵ボールペンです。

でも。。たまに。極たまーに、シャープペンシルを使いたい時があります。こないだありました。ただ。。。アパートにはシャープペンシルがなかったのです。

そんな事が数年おきに起きます。どうせ買うのなら、すぐに何処かへきえてしまうのではなく、一緒に汚れてくれる真鍮がいいなぁ、と思いましたが中々踏ん切りがつきませんでした。


病んでいたのかフッと背中をおされたのはPLOTTERという会社のツイスト式シャープペンシルでした。結構いいお値段ですがポイントを大量投入しました。


全長にわたってビシッとした菱目のローレットが入っています。触ると金属線で編んだ布のような手触りです。真鍮好きにはローレット(ナーリング)好きが多い?ようで、森のなかまもその一人です。


ペン先は凝った造形になっています。段差がない方が好みですが、こう作られているのですから仕方ありません。多分気にいいってくるんだと思います。


天冠部分は「ねむくなーるねむくなーる」のグルグルが彫られています。カチカチと後ろをおっぺすことは出来ません。ツイスト式という名前の通り胴体をクイックイッと捻ると芯が繰り出されます。


バラすとこんなかんじになります。


なかなか綺麗につくってあります。


ちなみに、芯を入れるところのキャップも真鍮でした。目で直接みた時はわからなかったのですが、写真にとってみたら滑り止めのような筋が彫られていることに気づきました。


一見真鍮製に見えるクリップですが、磁石がくっつきましたので用途に適した素材がつかわれているようです。写真を撮ってから2週間くらいしたら変色しだしたので真鍮メッキがかけられているのかもしれません。造り手の心遣いを感じます。

真鍮製なのにそれほど重くもなく重心位置も少し前にあって使いやすいと思いました。
真鍮に全身ローレットというと「漢!」という感じになりそうですが、細身なボディと相まって品のよい文房具といった感じです。
クリア塗装などはされていませんので使えば使うほどにくすんでいきます。「お手入れが大変」と思われる方には黒や銀で塗装されたものもあります。

でもネット検索でここにたどり着くような方であれば、変色していくさまを楽しんでもらえるものかと思います。

ついでなので、以前紹介したMALLEABLEボールペンのその後です。


鞄の中に入れていたら何かと擦れてガビガビになってしまいましたが、再び色づいてきたら目立たなくなってきました。


LEDも再び取り替えてみました。いまはすこぶる好調なのでPLOTTERと一緒に胸ポケットで汗まみれになってもらっています。


秘密スパイ道具セットみたいなカタチのくせにだんだん落ち着いた真鍮色になっていくアンバランスさが好きなんだと思います。

ちょっと品のよさげなPLOTTERとやんちゃな子を長く使い込んでみたいと思います。

それでは!
コメント
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