同じようなものばかり、やっていますが。。。
「仕事でクタクタになって、なんで、そんな疲れそうなことやってんの?」とワイフ。
「これは、別腹。編むと癒されるの」
みたいなかんじで、連休中は、日頃とれない時間で、あれこれ考えたり、試作をしてみました。やってみたいことに時間を使える。シアワセです。
そこそこ凝った時計のベルトを編んでみたりしていたのですが、シンプル構成に、ひと工夫ぐらいのほうが、案外良かったりします。
冒頭の写真は、一本足す平編みで、足すコードを細いものにしたり、2本にしたうえで、スタート方法を変えてみたものです。
1本足す平編み:
How to Make a Stitched Solomon's Dragon Paracord Bracelet Tutorial
上から、3mmのコードに、1mmの白黒を2本追加して、裏側を表に出しました。
真ん中は、4mmのコードに、1mmの白黄色を2本追加して、裏側を表に出しました。
下は、4mmのコードに、1mmの黄色を1本追加して、教科書通りにやってみました。
配色によって、また違った雰囲気になるかと思います。ここで、思います。
「飾り紐」でなく「編み紐」を水引きのように、複数本でやってみたい。。。やってみましょう。

一番上から、下方向に試作をしました。
両端にループを作るタイプのものです。

裏側です。配色にもよりますが、外側にでるステッチも渋いですが、中央の編み目を2本すると、面白い出方をします。
ただ。。以前から気になっていたのですが、左側のスタートが、モコモコして汚いです。
編み紐を2色にするには、パラコードではコードを溶かして連結する手法が一般的ですが、森のなかまは、へたっぴなので、あまりやりたくありません。
まして、太さや本数が異なるコードをつなげるのは、さらに難しそうですので、編み方で解決したいです。
平日仕事が終わって、病んだ心を別な感心ごとに向けるにはうってつけの課題です。3日くらい、考えました。で、土曜の夜中に解決しました。ちょっと眠れなかったです(笑)

左が、
今まで森のなかまが、やってきた両端をループにするタイプの編み方。右が、土曜日の夜に解決した編み方です。なんだか、スッキリしているかと思います。
ベースの編み方は、こちらの方のビデオを見させてもらいました。
Single Strand 2 Closed Loops - How to Make a Cobra Knot Paracord Lanyard / Key Fob - DIY CBYS
実は、以前にも紹介したのですが、必要な丈の出し方や、編み方を間違えたりして、あまり踏み込んでいませんでした。自分の慣れたやり方に囚われてしまい、他に良い方法があるのに利用せず悩むというパターンです。

2:29までの行程を、ビデオを見ずにソラで出来るまで叩き込みます。わかってくると、素晴らしいことを考えるもんだと、思うのであります。
ビデオは、単色のまま、平編みを開始します。長いように思えますが、森のなかまのように、色々行き詰まった人間には、いろんなヒントが隠れています。

裏返します。これがキモです。
左側の結び紐が短いのは、これからコードを足すためです。なので、裏返して、希望する編み紐が短くなるように、あれこれ調整することになります。

左側の結び目を緩めて、あるいは、最初からでも良いですが、新しい編み紐を通します。複数の結び目に這回す必要はありません。
ここでは、上にグレー、下にティール(青緑)の2本足しています。

追加した編み紐の末端(右側)は、普通に平編みすることで固定されます。
もちろん、編み紐を強く引けば、抜けてしまいますので、そこら辺は工夫しながら締める必要はありますが、複数回編んで、焼き止めすれば解けることはありません。

あとは、平編みを続けるだけです。上にグレーを配置したので、常にグレーのコードが上側になるよう、編むのがポイントです。これさえ守れば、2本のコードでも、編み目の色が途中で入れ替わってしまうことはありません。
最初は、このルールがわからず、結構時間を喰いました。でも、コードの動きをトレースして、「なんでだろうな?」と考えるのは、結構よい勉強になりました。どこかで役に立つのかはわかりませんが、こんな風に経験を積んでいくんですね。。
ちなみに、意図的に、上下を入れ替えることで、交互に色の出方を変えたりすることもできるのかと思いますが、そこまで踏み込むには時間がありません。。

左から編み始めていますが、形もスッキリ。
ちなみに、グレーとティールで開始したのですが、途中で「なんか違う」と思い、白とティールにして、上下も入れ替えました。上に配置したコードはジグザグの編み目が繋がっていますが、下のはプツっと切れながらジグザグが出ます。

裏側もスッキリ。装飾のために編み紐の交換をするのに、余計な編み目を使わず最小限にできるのは、やはり気分がよいです。。。って、これも知っている人にしてみたら、当たり前のことなのか。。
ということで、改めて、物事の奥深さを感じる週末なのでした。
それでは!