蒸れにくい時計バンドをご所望の方、こんなのはいかがでしょうか?
この暑いのに、腕時計をしている人がいるなぁ、と思うと、大抵アップルウォッチです。色んなデザインのものが多くて、とっても楽しそうです。色んな機能がついて便利なのでしょうが、基本的には、お気に入りのものを身につけるって、やっぱり楽しいんだと思います。
朝起きて、60cmくらいのパラコード切れ端をゴニョゴニョと編んでみます。
並行平結び6本を試してみました。
前回編んだ、平編みのバンドも、それなりに、軽快なのですが、蒸れるには蒸れるので、スーカスーカした編みを探していました。
裏側はこんな感じになります。コードの配置によって3種類くらいのパターンがあるようです。
随分前に購入したブティック社の「
結び大百科」。寝る前に読みながら落ちたいのですが、横幅があるため、ベッドからゴトンと落ちてしまい稼働率は低いですが、見ていて楽しいのは間違いありません。
コードの配置によって、どんな配色になるのかとか、自分で実験してみなくても、わかってしまう情報とか、至れり尽くせりです。
試し編みをして、あー、ここが芯紐なんだ。。とか、この辺の締め込み具合は。。などと情報を仕入れます。
太さ2mmの
メルヘンスリムコードを使用しました。スタートはこんな感じです。ターコイズが90cm。オレンジが60cmです。毎回ですが、このスタートを作るのに手間取ります。
配色が思っていたイメージとちょっと違うのと、せっかく試作をしたのに、締め込み具合が強すぎるようです。写真だけ撮って、解きます。
ベージュと悩みましたが、オレンジを黒に変更しました。
編む部分が左右にスイッチするので、新紐はそれなりにテンションがあったほうが作業しやすいかと思います。原始的ですが、融通が効く、こんなやり方でやっています。
やれば分かると思いますが、赤矢印の部分のところは、ターコイズの結び紐を下に潜らせています。次の結びで、潜らせたのを元に戻すのですが、締める時は潜らせているとやり易いかと思います。
黄色い四角の部分は、編み目が一つの図形を描くように整えると、仕上がりが綺麗なようです。
そして、マゼンタの下向きの矢印は、黒の編み紐を下に、チョイチョイと引っ張っておくことを、お忘れずに。力任せに締め付ける編み方と違って、スーカスーカした編みは、気を配るところが色々あるようです。
他に良い方法があるのかもしれませんが、編み終わりは、平編みで1回で、こんな風にしました。
焼き止め部分は、肌と直接触れるところでもありますので、チクチクしないように平らにならします。
結構入り組んだところを焼き止めするのですが、
デンタバで使っていたコイルが力を発揮してくれます。
できあがりました。オレンジを使った時より、少し綺麗に編めたようです。回数を重ねれば、もう少し良くなるかもしれませんが、まぁ、それはそれで。
今回はバックルとの接続は、ひばり結びにしました。この結びも、きっちり左右対称にしようとすると、奥が深いです。バックルは、紐通しの幅が10mmのものを使用しました。
スーカスーカしているので、多少は蒸れにくいかと思います。匂いが気になり出したら、外して洗ってしまったり、作り直せるというのが美点であります。
暑いけれど、腕にはめていたーい。NATOベルトも蒸れるよー。という方。この夏に、人とは違う個性的な時計バンドを編んでみては、いかがでしょうか。
しかし。。探りながら作るのって、楽しいです。
それでは!