チクチク、プスプス
夜行性なのでみんな寝ています。とはいえ、森のなかまの人生経験のなかで、ワシャワシャと針を鳴らしながら動き回る彼らを何度も目にしています。
前足をチョコン、ピターンと合わせて寝ています。東部動物公園には10頭のアフリカタテガミヤマラシくんたちがいます
タテガミですね。
最近知ったのですが、ヤマアラシと名前がつく生き物は、大きく二種類にわけられるそうです。
・旧世界ヤマアラシ:ユーラシア、アフリカに生息
・新世界ヤマアラシ:南北アメリカに生息。丈夫なツメがあって、木登りをしちゃいます
旧世界から新世界にやってきた人が、「ここにもヤマアラシみたいのが、いるよぉ」とヤマアラシと名前をつけてしまったようで、系統的には別なんだそうです。
日本の動物園で見られるヤマアラシのほとんどは、旧世界ヤマアラシで、新世界ヤマアラシに会える動物園は少ないようです。
Porcupine ヤマアラシを飼育展示している動物園(日動水・JAZA加盟園)
トップは「
アリエスコム ARIEScom」さんです。
かつては、上野動物園では新世界、旧世界のヤマアラシに会うことができ、森のなかまも、
2010年にニンマリさせてもらいました(一番最後の写真です)。多分上野生まれのドリちゃんだと思います。生まれた時からの
動画や記録が、公式ページにありました。
こういう、記録が一般にも見られる形で、残っているのは、とってもありがたいことです。
徐々に覚醒し始めるヤマアラシくんたち。
あっ。。起きたようです。ワシャワシャ、ワシャワシャ。長い針を揺らしながらトテトテ歩く姿は、多くの人を魅了してしまいます。
お水を飲んでいるようです。
望遠で寄ってみます。というか、寄らされてしまいます。
一息ついています。おひげに注目。
でれーん。半世紀を過ぎたオジサンは、こんなところにも、ヤラれてしまいます。
首の三日月模様がチラリ。
この模様はツキノワグマ固有のようにも思われますが、ヒグマにもある個体がいるそうです。急所にも相当するこの場所を目立たせることには、どんな意味があるのかは、よくわからないようです。世の中わからないことばかりです。
ボッボッボッボ。。。長靴なんかは貫通させてしまう針で身を守るそうです。
ちょっとだけ、拡げてみせてくれました。
それでは!