森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

Noble Roseとの共同生活(一週間後)

2011-05-13 23:45:28 | デフォ

彼らとの共同生活が始まり、ちょうど一週間が経ちました。


毎日新しい花が開き、今はこんなになりました。
先週まではこんな感じです


Nobleといってもこれだけ集まるとかなり賑やかになります。

賑わいを感じ取ったのか連中がやってきました。。


ふふふ。おどろかしちゃおうかな。。

のんきなふーちゃんですが、ロクちゃんの左足にチャクラが練り込まれているようです。


カコーン。見事に空断蹴弾が決まってしまいました(笑)


イタタ。。

背景に温暖色の蛍光灯を下から当ててみました。技も決まり何だか明るくなりました(笑)。


下から蛍光灯の光が漏れて逆光となり花びらが透けるのがキレイです。


部屋の電気を消して、下からの蛍光灯のみで撮ってみました。
メイン光か温暖色なのでWBを電球モードに切り替えてみましたが、かなりアバンギャルドな絵になってしまったのでサイドから6PXで斜光を入れています。
どのみちアバンギャルドですが(笑)。。


熱帯魚がスーッと出てきそうな雰囲気になりました。
プクプク。。ポコポコ。。


ZEBRALIGHT H501wで影絵を楽しんでみました。
marimekkoのファブリックにありそうなパターンが浮かび上がります。

余談ですがOlkalaukkuにカメラバック用のインナーを入れて使っています。単焦点2本と一眼を入れています。カメラバックに見えなくてお気に入りです♪

H501wはプロジェクタのようにフラットでワイドな光を発するため影絵をするにはもってこいです。
どういう仕組みかわかりませんが、ディフューズ機構もないのでスッキリ、クリアな光なので影にコントラストが出易いです。

Noble Roseの周りをグルグルとかざすと天井に不思議な光景が広がります。
部屋のなかに森が出現したかのような感じになります。

見てない時にも花は咲いているのですが、「もしかしたら」と思い意表をついて覗いても「やっぱり」咲いているんですね(笑)。

今週も色々と忙しかったのですが、彼らをみると楽しい気分になります。
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Noble Rose がお家にやってきた

2011-05-08 21:45:33 | デフォ


私事ですが。。まぁ、いつも私事ですが。
今年妹が花屋の店長になりました。

店長といえば社会的にも凄く偉い感じがします。

ローブを羽織り猫足の椅子に座って膝に猫を乗せてテレビモニターをみて「デリート」と呟くと黒服の男が「はっ」と言って。。。猫が「ニャァーッ」と叫び。。違いますね(笑)。

店長たるもの色々と忙しいらしく、母の日にむけた営業活動等にまで手が回らず「何かこうて。。」とカタログが送られてきました。近くに黒服の男はいませんでした。

渡りに船です。こちらも何にしようかと迷っていたので「たまにはベタでお花もいいね」とカタログをめくりながら、どうせならお世話になった方にもということで3件分お願いしました。

まぁ、見ていると素敵な花が多く自分の家にも欲しいなと思うものばかりです。

なかでも、Noble Roseが気に入ったのですが鉢植えで60cmを超える大物。。。さすがにアパートに入れたら寝床がイングリッシュガーデンになってしまうので「小さいのない?」と訪ねたところ。。

「ない」

とのことでした。

森のなかまは、時々花屋さんでメインになる切り花を選び、予算を伝えてお店の方に花束を造ってもらいます。
またワイフも時々切り花を買ってきます。
そこそこ花のある生活とは親しんでいます。

しかし、花のカタログから人へプレゼントするというのは初めての体験で「早く届かないかなぁ」とドキドキする日々が過ごせました。

まるで、ルンルン、セルジュさんになった気分であります(笑)。

両親達からも「届いたよぉー」の電話やメールが届き、イベントも終わりかな?と思った翌日の朝。。

ぴんぽーん

呼び鈴が鳴りサプライズがやってきました。
これは。。。60cmを越すといわれる伝説の。。。


Noble Roseの鉢植えではないですか。。。


アパートが。。。英国庭園になってしまう(笑)。。

当日は僅かに咲いている程度でしたが、控えめでありながらも良い香りがします。ノーブルを名乗る「お花」さんですね。
また、咲き始めに到着するよう配慮されているだなんてステキですね。
人間の努力や知恵ってこういうところに発揮されると本当に凄いんだなぁと思います。

送り主は妹でした。
発注のお礼だったそうですが、妹も自分でアレンジしたのではないお花を贈る事をがやってみたかったらしいのです。

うんうん。ありがとーっ。


届いてから2日経ちました。徐々に花が咲き始めてきています。


こうやって部屋の中にバラが咲いているのをみると、部屋が英国庭園になろうが、鍾乳洞になろうが別によいかなと思います。。本当になったら困るけど(笑)

本当は彼らが似合うくらい大きい部屋だったら問題ないのですが、今度は自分達が落ち着かないという事態に陥ることになってしまいそうです。

狭いアパートの中で Noble Rose達との微妙な関係は始まったばかりです。

これからヨロシクね。
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新型 x2

2011-05-08 18:24:03 | 道具


「おそい。。。」

ワイフが呟きます。

「フムフム。確かにこれはおそい。。」

FireFoxを起動するだけで悠久の時が流れます。

森のなかまの家ではコンピューターはAppleのノート製品を使っています。
デスクトップは過去に2台しか購入した事がありません。
ClassicIIとボンダイブルーの初代iMacです。

私は2008年のMacBook(白い樹脂ボディのIntel CPU)を使用しているので問題ないのですが、ワイフはお下がりの2005年のPowerBookG4 15inchを使用しています。

PowerPCというRiscプロセッサに512KBのメインメモリ。
当時は早かったマシンもさすがに現在のアプリケーシを扱うにはかなり荷が重いようです。

Apple製品は基本的に値下げしないので新しい製品が出た時に買うのがベストです。

「新しいのはいくらするの?」

おっ。。。遂にワイフがシビレを切らしたようです。
最近でたばかりの値段を言うと、買って来ても良いような事をいいます。

昔であれば小躍り、大踊りのフェスティバルなのですが、移行の事を考えると昔程嬉々となりません。。
とはいえ、いずれは買い替える事になるかと思い、連休中ワイフが仕事に出ている日に横浜に買いにいってきました。


MacBookPro 15inchの安い方です。ついでなのでOfficeも新しいものにしました。8年ぶりです。

Officeは1ライセンスものがないのでファミリーパック(3ライセンス)です。といわれましたがそれでも2万以下。。
昔は自腹で4万もするExcelをMacとWin版量方を購入した覚えがあります。
仕事で必要だったとは言え、よくもまぁ、買ったもんだと思います。

それが、いまやこの値段。。
デフォルトの機能がおせっかいだったり、デコレイティブだったりしますが、なんだかんだで良くできたアプリケーションだと思います。


メモリ増設等何もしていないので、初めて開けるられるパッケージ。
取り出し用のベロが付くなどAppleのパッケージングは毎回楽しいですね。


ケーブル類もギューギューに縛っていないので変に癖がついていません。これは最近の機種からなのかな?
いずれにせよ、良いパッケージングだと思います。


おーっ。アパートで使うには浮いてしまいそうなシャレたボディです。


増設用アクセスのための切りカキがある以外はフラットです。
昔はアクセスようの切りカキもないぐらいの徹底ぶりでしたが時代の要望にもきちんと受け入れているんですね。
まぁ、既に十分なスペックですので開ける事もないのですが


切りカキがあるのはPowerBookG4でした。頭の中ごっちゃごちゃ(すみません)。

じゃぁ、増設したい人はどうするの?
森のなかまは多分しませんが、ネジを外して裏蓋を一度に外すのではないのでしょうか。
それにしてもキレイなカバーだなぁ。



上がPowerBookG4、下が今回のMacBookPro。
同じ15inchですが新しい方が幾らか大きいようです。

新型は電源コードがマグネット式になっていたりします。SDカードがそのまま差せるのは15inchの使用者にカメラマンが多いことへの配慮でしょうか。かなり便利です。
拡張用のThunder Boltというのはよくわかりません(笑)。


PowerBookG4のトップカバーには、震災の日上から落ちて来たスピーカが付けて凹みが残っています。
かなりの高さから落ちて来たのに、液晶も割れず暫く気付かなかった位です。
随分と頑張ってくれました。暫く休息してくださいね。

凹みを見たのも何かの縁ですので、再び日本赤十字社から義援金を送金しました。

さて、新しいMacBookProですが相当快適です。
細かいギミックも多く、キーボード、モニタの照明を調節するとスーッとわざわざフェードしたりします。
機能には関係ないですが、こういうところが面白いわけです。

そして、白いMacにワイフの環境を整えて渡した所。。

「はっ、はっやーい」

確か2008年モデルを購入した時もワイフが使用していたマシンが不調の為シフトした思うのですが、当時私も同様に思いました。

数年後、このMacBookProをワイフが使う時はどんなマシンが出ているのでしょうか。。

さて、ただMacを買いに横浜に出た訳ではありません(笑)。


ファイテンです(笑)。

左から常用しているクリームとレジ前にあった石鹸です(笑)。石鹸は初めてです♪

ファイテンとの出会いは、ドラマーの神保彰さんが全国行脚中に倉敷のホテルでプレゼントされて使い出したら依存の淵へはまっていく様(2007/7/31)を日記で読んだのが始まりです。

森のなかまは肩こりやら、なんやらが色々とありまして、俄然興味が出て来たので会社であれこれ聞いてみると。。

「いいよぉー」

とのこと。2000円以内でネックも購入できるということです。
この手のものを見ると「気のせい」「プラシーボ」とかもっともらしい事を言い出す人がいますが、そんな事は分かっています。
「気のせい」「プラシーボ」でも痛いのから解放されればメカニズムは別にいいのです。

ネックを購入したその日以来肩こり、腰痛は殆ど起きなくなりました。

このクリームは私がファイテンを進めた同僚から逆お奨めされたものでお風呂あがりに塗るとなかなか良いかんじであります。完全に依存しています(笑)。

ハープカスタマイズで細かい事をやった後は、肩が張ったりするのですが、これを使うようになってからあまり翌日に疲れが残らないような気がします。


じゃぁーん。新型二つ目です(製品としては既に古いのかもしれませんが)。

森のなかまは汗っかきで、いつもはシリコンゴム製のものをつけていて、お風呂でジャブジャブ洗っています。
最初はフェイクレザー製のものが汗に強いとの事でしたが、なんとなく「エロい」のです(笑)。

こちらのものは比較的デザインもシンプルで50倍シリーズなのですが、ナイロン製なのが惜しいなぁと話すと。。

「水洗いしても効果は落ちませんので、寝る前に外して干して翌日付けて頂けたらどうでしょうか」と店員さんが提案してくれます。

なるほど。予定外でしたがこちらのものを購入しました。こちらも十分「エロい」ですが。。

昔会社で上司とファイテンの話になり「どう?」と聞かれて効能と、気のせいかもせいれないけど良いですよと答えました。
「フーン」との事でしたので。。

「ここだけの話。。あっちもスゴイんっすよーっ」

と言ったら翌日購入していました(笑)。
冗談なのに。。

購入した人からは概ね「なんとなく良いような」という回答が返ってきます。私もそう思います。

肩こり等が酷く、2000円以内で駄目もとでというのが受け入れられるのならトライしてみても良いかもしれませんね。

それでは!
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UST ハープカスタマイズの革命的な道具

2011-05-07 22:58:52 | ハーモニカに関連した話題

お手製の「Pseudo(まがいもん)UST」。。。とんでもない道具が発明されました。

GWもそろそろ終わりです。

この連休中ハープカスタマイズを行う上で革命的なツールを体験しましたので紹介したいと思います。

■おさらい

ハープをカスタマイズするうえで重要な技術が二つあります。

 ●リードを希望する形に整形する技術
  あげみ(Gap)にまつわる話
  Reed Profile
  Gap, Reed Profile調整

 ●エンボス(又はサイジングと言います)の技術。
  Emboss エンボス そして近藤楽器
  Emboss 2nd と Squealing 対策について

リード形状(あげみ含む)の調整は、ほぼ必須と言っても過言ではありません(あくまでもカスタマイズする人にとっての話です)。

しかし、これにエンボスが加わる事で 10Holes は箱から出したままで使う(Out of the box)のでは体験出来ないようなレスポンスが得られるようになります。

しかし、エンボスを行うにはそれなりにやっかいな問題がつきまといます。

■エンボスを行う上での問題


スロットのヘリのみを潰したいのですが、どうしてもリードを押し下げてしまいます。


これだけリードを変形させても根元付近には確りとエンボスで来ません。

陥没したリードを後から戻してあげればよいのですが、金属疲労を考えるとリカバリしないに越した事はありません。

また、リカバリしてもリードがスロットよりも下に入り込みやすくなります。
小さな音量で吹く分にはOver Bendはし易いのですが強く吹くと息が詰まり易くなりがちです。
これは一気に戻すのではなく、プリンキングとリカバリを何度も行い、更に日を置いて同じ事を行う事で解決できます。

森のなかまはリード先端よりも根元付近にエンボスを施すことが重要と考えています。

経験的に根元付近から息漏れする量が多いと Bend, Over Bend時に耳障りなSquealingが発生し易くなります。
また、リード先端付近ばかりをタイトにするとリードがスロットにぶつかってしまい発音し難くなります。

これらの問題を解決するためにも根元を重点的にエンボスしたいので、以前は苦肉の策としてスパナを使って別途で根元付近をエンボスしていました。


Emboss 2nd と Squealing 対策についてより

結構めんどくさい上に、別途エンボスするためエッジに段差が出来てしまうため何らかの改善が必要と思い日々悶々と考えていたのでありました。
USTに近いイメージは確かにありましたが、それを具現化する努力は特にしていませんでした。

■Dick Sjoebergさんの UST

さて隔月で発行される Mel Bay's Harmonica Session ですが今回 Kinya Pollard さんの記事に Dick Sjoeberg さんによる"UST(Ultimate Sizing Tool)"という究極に素晴らしいツールが紹介されていました。

 Harmonica Workbench: Size Matters by Kinya Pollard

最初はKinyaさんのページで写真を見た時は正直。。

「あぁ、こんなのもあるんだ」

としか思いませんでした。
体調もよろしくなく仕事が忙しかった事もありますが、人間鈍感になると好きな領域でもこうも鈍くなるのですね。

GWに入り改めて記事を読み直してみるとUSTの凄さが脳内でありありと分かってきます。

ひょっとしてこれは本当に最終兵器なのでは。。

ということで直ぐにでもUSTを使ってみたくなったのですが、KinyaさんのページにはDickさん御本人のコメントで「注文はメールで問い合わせて下さい」とあるので時間がかかりそうです。。。

ということで、似たようなものでも良いから作って試してみたくなったのです。

■PUST(Pseudo:まがいもん)を作る

要件としては真鍮製のリードプレートのスロットを押して凹ませることです。
更にスロットと接触するところを綺麗に磨いておけば、エンボスした箇所も綺麗になることでしょう。

本当はステンレス等で作れれば良いのでしょうが、森のなかまは、ステンレスのように硬い金属を加工する道具を殆どもっていません。

ということで、なるたけ切削作業を減らす為に代用品を加工しようと考えました。

お気に入りのKTCのスパナをベースに始めようかと思ったのですがメッキで綺麗なツールを加工するのには忍びなかったので、あれこれ考えた結果「後腐れのない100均のレンチ」を使う事にしました。


4-5本入って100円という恐ろしいパフォーマンスの100均レンチ。。上が加工前のもの。下が加工したものです。

後端部の早回し用の座がねは邪魔なので取りましたが、これを取るのが一番大変だったかも(笑)。。。
基本的にリベット止めされているようなモノなのでコジってボロボロにして取りました。力技です。


上の部分がPUSTになるところです。
側面にアールを付けて、先端が64-66度くらいになるようにエッジをつけています。


原材料として「焼き入れ加工した鉄」みたいな事が書いてありましたので、ダイヤモンドやすりで荒削りし、気長にペーパーで仕上げようと考えていました。
実際1時間くらい万力無しでガリガリやっていました(笑)。

しかし疲れて来たので保護眼鏡をつけてリュータで削ってしまいます。もの凄く楽です。

しかし、リュータは気をつけないと回転面から部材が滑ってしまいエッジ付近が甘くなってしまうので、最終的には手で仕上げます。

仕上げのペーパーは#800から初めて#2000番と「リードプレートのエッジを磨き」と同じ要領で作業を進め、最後はコンパウンドで磨きました。

見てくれはあまり良くはありませんが、自分で作ったツールや治具というのはなんとなく愛着が湧きそうですよね。。

■PUSTを使う

さっそく使ってみましょう。

あたかも、写真を撮りながら作業をしているようですが、作業中はそんな余裕はありません(笑)。気が散るとろくなことはありませんよね。

写真のリードプレートは「これなんかエンボスに使えない?」と思った道具を片っ端から試すための専用リードプレートですので扱いがかなりぞんざいな状態になっていますがご了承下さい。

実際には Hering の Free Blues をフル加工して気付いた事などをまとめて書いてみました。

基本的な使い方は以下になります。

 ・PUSTの先端をリードとスロットの間に置きます。リードの根元(リードが固定されている方)から始めましょう。
 ・PUSTの平らな面をリードの側面にあててガイドとして使います。
 ・最初は力加減が分からないと思いますので、軽くリードに沿わせながらPUSTをリードの先端方向にスライドさせていきます。
 ・先端付近はそれほどエンボスする必要がないので、段々と力を抜いていきましょう。
 ・気を付けないとPUSTが滑り、リードに乗っかり下に押し下げてしまいます。。。

ツールが滑ってしまうのはスパナの時でも経験済みだったので今回は、薄いプラスチック製フィルムの帯をスロットとリードの間に挟むようにしました。
ツールが滑ってもリードが下に沈まないのでリードを下に押し下げてしまう事故が少なくなります。

ただ、リード先端付近だけに帯を挟んでいるとリード中間でたわんでしまい、やはり滑ってしまいます。
可能であればツールとリードを押し上げる帯は一緒にスライド出来れば良いのですが。。。

と思ったら意外にも簡単な方法で解決しました。
その方法を紹介します。


リード根元付近まで帯を差し込んでおきます。
帯はツールよりも少し離れた所で軽く押さえるのがコツです。


ツールをリード先端方向にスライドさせていきます。


この時ツールが帯を押していくので、ツール先端付近には滑ってしまうようなたわみや隙間が無いのです。


先端付近まできました。
ここでツールをプレートから放します。。


あら不思議!
帯はプラスチックの弾性により「パシャッ」とほぼ元の位置に戻ってくれるのです!

ツール先端より少し離れた位置で帯を支えるのは適当に帯が変形してくれる遊びを持たせるためだったのです(エヘン)。

計算づくのように書いていますが、偶然気付いたのであります(すみません)。
気付いた時はチョッと(かなり)嬉しかったです(笑)。


Kinyaさんもおっしゃっていましたが、時々リードがスロットより短い時もあるので、このような使い方もできるのです。
少し細い帯えば長短どのリードにも適応できますね。

 

スロットの縁が綺麗な線を描いてエンボスされています。
写真では分かり難いかもしれませんが、とても面倒だった根元付近も均一に綺麗にエンボスできています。

正に「エンボスのプロ」のような仕上がりです!

しかも、音叉を使った時のようにリードのリカバリも不要ですので、一度リードの形を決めた後でも手軽に、簡単にエンボスができてしまうのです!

もぉー、これは凄いです。凄過ぎです(本気)!

森のなかまの「なんちゃってマガイもの」ツールでさえこれだけできるので本物のUSTはもっと素晴らしいのかと思います。

■リードを整形する
ついでなのでリードも整形します。

最近はバラした状態でリードを整形する時には道具は殆ど使いません。


爪とヘラ(リードをビーンと弾く)で済ませてしまいます。
予め付いているアーチを取るのが主になるので、裏側からヘラを入れてやさしく力を加えます。


時々リード中央が膨らんでいたりものがあるので曲がっている所を平らにしていきます。


時にはマニキュア用のウッドピックを使う程度でしょうか。
一カ所を強く押す事はせず、優しく全体を考慮しながら作業を進めましょう。

あとは仮組しながら仕上げの調整を行っていきます。

Free Bluesのような安価な10Holesでも、根元を確りとエンボスする事で Over Drawも楽々出せ、息詰りも無い調整ができました。

もちろん Over Bend 等使わないスタイルであれば、より大きな「あげみ」を確保しても息漏れの少ないレスポンスの良いセッティングを整える事が可能です。

■おわりに

久しぶりにハープカスタマイズの投稿でしたが如何でしたでしょうか。

USTの出現はハープカスタマイザーにとってこれまでに無いくらいの朗報です。
まさに、革命、イノベーションと言っても良いと思います。

作業の難易度を下げるばかりか、仕上がりも美しいのです。
美しい仕上がりは明確に体感できませんが、物事を良い方向へと導いてくれているはずです。

また、エンボスを必要な時に簡単、手軽に、しかも短時間で出来てしまう事も見逃せません。

もう「UST無しでハープカスタマイズはしたくない」と言いたくなる程です。

このような素晴らしいツールを発明、紹介して頂いた Dick Sjoebergさん、Kinya Pollardさんの両氏にこの場を借りてお礼を申し上げます。

ありがとうございます。

それでは、みなさんもUSTを入手して思う存分エンボスの効果をお楽しみ下さい。

それでは!

P.S.

ステンレス製のノギスの先端をUSTのように加工すると様々なリード幅であってもスロットの両側を一度にエンボスを施せるのではないかと考えていますが、案外思った程よろしくないのではないのかと妄想しています(笑)。。
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近代こけし 丸山峰月作 四季

2011-05-04 23:59:01 | 毛が生えてたり丸いもの
5/8 やっぱり箱の写真を追加(笑)

ぽぽぽぽーっ♪

なんとか箱根へのお泊まり旅行してきました。
ひさしぶりのお泊まりだったのでリフレッシュできました。

旅の日記は後日ということで、本日は箱根の「近代こけし」のお店「草源」さんで出会い夫婦で一目惚れしてしまった「四季」という「こけし」さんです。
作は「丸山峰月」さんという方です。



旅行というのに家を出たのは正午(笑)。
2時半くらいには箱根湯本に着き、まっさきに観光案内所へ直行。なんとか宿を見つけてもらいました。
箱根湯本から歩いて15分くらいのところでしたので即チェックイン。

これから遠征するのは中途半端なので案内所で頂いたパンフレットにあった「ふらり散歩コースA早雲寺と江戸時代の街道・玉簾の滝」をアレンジして散歩に出かけてみました。。

中略(笑)。。

再び箱根湯本の駅に着きました。
国道1号沿いにお土産屋さんが沢山並んでいます。
普段は直に登山鉄道で強羅方面に向かってしまうのですが今日はゆっくりと見られます。

「ソフトクリーム」が食べたいというワイフ。

どこにでもあるでしょう。。と思っていたら。。
あれ?あんまり無いよ?

暫く探してようやく見つけました。「コーヒー牛乳ソフト」。
結構道が混んでいましたので、少し裏に入ってペロペロと頂きます。おいしい♪

食べてしまうと目の前のお店に気付きます。なんだか面白そうなお店です。。。


「近代こけし」のお店「草源」さんです。

ギューッ、ギューッに商品を並べるのではなく、タイトルと作家さんの名前付きで作品をゆったりと魅せるように置いています。
確かに「近代」と前置きをおくだけあり、森のなかまが良く知る一般的な「こけし」とは違うようです。

ちなみにこのような民芸品店内での撮影は基本的に厳禁です。
どうしても撮影したい場合はお店の人に尋ねてからにしましょう。大抵は断られると思いますが、時々O.K.な時もあります。
こちらでは撮影厳禁の札がありましたので、もちろん撮影は無しです。

かわいらしものが多くワイフも私も作品達に魅入り始めます。

「いいなぁ。。でも、きっと高いんだろうなぁ。。。」と思っていると。。

高価なものもあれば、千円以内というかなり求め易いものも。。

だんだん心が決まってきます。。

満場一致で「四季」を連れて帰る事になりました(笑)。


ハジメマシテー。箱からでましたーっ、ぽぽぽぽーっ!


左から春夏秋冬になっているんですね。冬子さん(?)は雪をいただいていますね。


ぽぽぽぽーっ。コンニチワ~♪


何して遊ぶーっ?


おまんじゅーっ!!


へろへろ~。

かわいらしいでしょ?

ちなみにリンク先には渋くて高価なものが多いのですが、店内にはお求め易い価格帯で可愛らしいものも多いんですよ。
箱根湯本に行かれたら是非立ち寄ってみて下さいね。

なお「ぽぽぽぽーっ」の「ぽ」が4つなのは。。4人だからです(笑)

ということで、気付けばブログを始めてから丁度1年が立ちました。

こんなブログですが、ご覧頂き本当にありがとうございます。

当初はIPベースで15くらいのアクセスでしたが、最近では90~140くらいもアクセスがあるようになりビックリしています。

数字は数字でしかありませんが、やはりこれだけの方にページを開いて頂けているのだなぁと思うと、とても嬉しいです(キッパリ)。
おかげさまで、だらしのない森のなかまでも1年継続できました。

本当にありがとうございます。

正直どのテーマもニッチなものばかりで共通するものは無いと思いますので、どのような方に見て頂けているのか今ひとつ分からなかったりします(笑)。
なので人によっては。。

「今週もまたこれかよ。。」

と思われるかもしれません(笑。。でなくて、すみません)。

まさか、フラッシュライト好きで10Holesを趣味にしていて、散歩をしては花を撮っている人。。。
そんなに都合のよい方はいらっしゃいませんね(笑)。。

当初はハーモニカの調整をテーマに始めたブログでしたが、フラッシュライトや散歩日記にマグノリア博士と今ではかなり迷走しているかと思います(笑)。

二頭二兎を追う者~」という諺もありますが、色々分岐したりあちこち寄り道していくのは楽しく、もしかしたら思いもよらないところで繋がっているかもしれません。

「ちょうちょ」と「バッタ」を追いかけて森に来たのに、どちらも採れず迷子になってしまいました。
でも足下には見たことも無い花が咲いていたんだよぉ。。なんて事があるよねと考えていたりします(笑)。

今後も現在進行形で迷走し続けてしまうのかもしれませんが、今後とも宜しくお願いしますね。

それでは。ぽぽぽぽーっ!
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