インフルエンザ流行拡大とともに、脳症の報告も増加しています。
下記報告記事を読むとやはり小児例が多く、38例中34例が10歳以下、1歳が10例と最多、10歳代も7例と学童にも発生しています。
サブタイプでは、A型が27例、B型が4例と、A型優位です。
■ 流行拡大で脳症例が急増、38例に
インフルエンザ脳症で30代患者死亡、今季2例目
(2018/1/19:日経メディカル)
インフルエンザの流行拡大に伴って、昨年末以降、インフルエンザ脳症の患者が急増している。2017年の第50週に6例、51週に7例と推移、52週には10例、2018年第1週には9例と増加した。1週には、30歳代患者の死亡例も報告されている。報告時死亡例は今季2例目。
図1 インフルエンザ脳症例の推移
国立感染症研究所の感染症週報を基に、急性脳症の報告例を抽出し、インフルエンザウイルスが原因と明記されている症例を集計した。その結果、2018年1月7日までにインフルエンザ脳症例は累計で38例だった。
38例の年齢分布を見ると、10歳以下が34例と大半を占めていた。1歳が10例と多く、10歳代が7例、7歳が5例と続いた(図2)。報告時死亡例も出ており、これまでに1歳児と30歳代の患者が死亡している。
ウイルス検出の結果は、A型が27例と多く、B型が4例だった。その他の7例は不明。
図2 インフルエンザ脳症の年齢別にみた患者数
◇ 全域で警報レベルの自治体が相次ぐ
都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報)によると、1月14日までの1週間で全国の定点医療機関を受診した患者数は定点当たり26.44人となり、前週の16.31人から増加した。
全域で警報レベルの定点30人を超えた自治体も、前週の4県から16県に拡大した。
最も多いのは宮崎県で52.83人、これに福岡県(42.26)、大分県(41.21)、鹿児島県(40.58)、沖縄県(40.23)、静岡県(39.76)、長崎県(37.97)、佐賀県(34.97)、熊本県(34.69)、鳥取県(33.28)、山梨県(32.56)、愛知県(32.41)、香川県(32.06)、高知県(31.73)、福井県(30.59)、茨城県(30.40)が続いている。
下記報告記事を読むとやはり小児例が多く、38例中34例が10歳以下、1歳が10例と最多、10歳代も7例と学童にも発生しています。
サブタイプでは、A型が27例、B型が4例と、A型優位です。
■ 流行拡大で脳症例が急増、38例に
インフルエンザ脳症で30代患者死亡、今季2例目
(2018/1/19:日経メディカル)
インフルエンザの流行拡大に伴って、昨年末以降、インフルエンザ脳症の患者が急増している。2017年の第50週に6例、51週に7例と推移、52週には10例、2018年第1週には9例と増加した。1週には、30歳代患者の死亡例も報告されている。報告時死亡例は今季2例目。
図1 インフルエンザ脳症例の推移
国立感染症研究所の感染症週報を基に、急性脳症の報告例を抽出し、インフルエンザウイルスが原因と明記されている症例を集計した。その結果、2018年1月7日までにインフルエンザ脳症例は累計で38例だった。
38例の年齢分布を見ると、10歳以下が34例と大半を占めていた。1歳が10例と多く、10歳代が7例、7歳が5例と続いた(図2)。報告時死亡例も出ており、これまでに1歳児と30歳代の患者が死亡している。
ウイルス検出の結果は、A型が27例と多く、B型が4例だった。その他の7例は不明。
図2 インフルエンザ脳症の年齢別にみた患者数
◇ 全域で警報レベルの自治体が相次ぐ
都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報)によると、1月14日までの1週間で全国の定点医療機関を受診した患者数は定点当たり26.44人となり、前週の16.31人から増加した。
全域で警報レベルの定点30人を超えた自治体も、前週の4県から16県に拡大した。
最も多いのは宮崎県で52.83人、これに福岡県(42.26)、大分県(41.21)、鹿児島県(40.58)、沖縄県(40.23)、静岡県(39.76)、長崎県(37.97)、佐賀県(34.97)、熊本県(34.69)、鳥取県(33.28)、山梨県(32.56)、愛知県(32.41)、香川県(32.06)、高知県(31.73)、福井県(30.59)、茨城県(30.40)が続いている。