最近あまり話題にならないインフルエンザ脳症ですが、少数ながら発生し続けています。
日経メディカルの記事を紹介します;
■ インフルエンザ脳症、今季初の死亡例 〜累計で22例に、10歳代以下が16例と多く
(2017/1/23:日経メディカル)
今シーズンのインフルエンザ脳症例が22例に達したことが明らかになった。第47週(2016年11月21~27日)以降、6週連続で報告されており、2017年第1週には今季初の死亡例が報告された。感染拡大に伴い重症例も増えていくとみられ、今後も留意する必要がありそうだ。
国立感染症研究所がまとめている感染症発生動向調査を基に、全数把握疾患である急性脳炎のデータをピックアップし、インフルエンザが原因の症例を集計した。その結果、2017年第1週までの累計で、インフルエンザ脳症例は22例となった。2016年第37週に初めての例が報告され、47週以降は6週連続で報告されている(図1)。
図1 インフルエンザ脳症報告数の推移(国立感染症研究所のデータを基に作成)
年齢別に見ると10歳代以下が16例と多く、0~6歳が11例、10歳代が5人となっている。最近は高齢者の報告も目立っており、1週には今季初となる死亡報告(70歳代患者)もあった(図2)。
原因ウイルスのタイプ別では、A型が19例と大半を占めている。
図2 インフルエンザ脳症例の年齢分布(国立感染症研究所のデータを基に作成)
・・・インフルエンザ脳症は子どもの病気というイメージがありますが中年以降の高齢者にも発生していることに気づきます。
昔は「死亡率30%、後遺症率30%」とされていました。現在は治療法の進歩からこれらの数字が大きく改善されています。
日経メディカルの記事を紹介します;
■ インフルエンザ脳症、今季初の死亡例 〜累計で22例に、10歳代以下が16例と多く
(2017/1/23:日経メディカル)
今シーズンのインフルエンザ脳症例が22例に達したことが明らかになった。第47週(2016年11月21~27日)以降、6週連続で報告されており、2017年第1週には今季初の死亡例が報告された。感染拡大に伴い重症例も増えていくとみられ、今後も留意する必要がありそうだ。
国立感染症研究所がまとめている感染症発生動向調査を基に、全数把握疾患である急性脳炎のデータをピックアップし、インフルエンザが原因の症例を集計した。その結果、2017年第1週までの累計で、インフルエンザ脳症例は22例となった。2016年第37週に初めての例が報告され、47週以降は6週連続で報告されている(図1)。
図1 インフルエンザ脳症報告数の推移(国立感染症研究所のデータを基に作成)
年齢別に見ると10歳代以下が16例と多く、0~6歳が11例、10歳代が5人となっている。最近は高齢者の報告も目立っており、1週には今季初となる死亡報告(70歳代患者)もあった(図2)。
原因ウイルスのタイプ別では、A型が19例と大半を占めている。
図2 インフルエンザ脳症例の年齢分布(国立感染症研究所のデータを基に作成)
・・・インフルエンザ脳症は子どもの病気というイメージがありますが中年以降の高齢者にも発生していることに気づきます。
昔は「死亡率30%、後遺症率30%」とされていました。現在は治療法の進歩からこれらの数字が大きく改善されています。