連日スギ花粉症患者さんが来院する季節になりました。
この時期にもう一つ気になるのが大陸から飛んでくる「黄砂」。
以下の記事によると、スギ花粉症と同じような症状が出るようです。
また、大きさがスギ花粉の1/8と小さく、花粉対策グッズが必ず真も有効でないところが悩ましい。
■ 花粉だけじゃない!この時期は、「黄砂」にもご注意!
(2015年02月27日:日刊アメーバニュース)
だんだんと気温も上がり、ついに花粉症の季節がきてしまいました。花粉症が流行っている中、「黄砂」のニュースもあったのもご存知でしょうか?
また、黄砂には、「黄砂症、黄砂アレルギー」などの症例もでてきているようです。
黄砂症、黄砂アレルギーについて、医師に聞いてみました。
Q1 黄砂症、黄砂アレルギーとは、どんな症状なのでしょうか?
黄砂症(黄砂アレルギー)は、花粉症など他のアレルギー性疾患と同じように目や鼻、気管支などに表れます。例えば、
・目のかゆみや違和感
・鼻水やくしゃみ
・頭がぼーっとしたりする
などが挙げられます。また、ぜんそくの引き金になることもあります。
Q2 原因は何が考えられますか?
中国のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠、黄土地帯から偏西風に乗って運ばれてくる、黄砂が原因です。
日本では3月から5月にかけて多くみられ、外に置いたものの上に黄白色のホコリのようなものが積もって見えます。この黄砂に付着した有害物質が黄砂アレルギーの一因となっているといわれています。
Q3 花粉症との違いとは何でしょうか?
花粉症と黄砂アレルギーは多くの点でとてもよく似ています。
違う点としては、花粉よりもずっと粒子が小さく(スギ花粉が直径0.03㎜の大きさであるのに対し、黄砂は0.004㎜とおよそ8分の一の大きさ)肺の奥まで到達しやすいこと、また、吸い込まないためには非常に目の細かいマスクが必要だということでしょうか。
Q4 黄砂アレルギー対策などあれば教えてください。
黄砂の身体への侵入を防ぐことが一番の対策になると言えます。ただ、花粉よりもサイズが小さいため、花粉症用のマスクでは目を通り抜けてしまい、あまり効果がありません。PM2.5対策用の目の細かいマスクを着用し、必要に応じて眼鏡なども使用すると効果的です。黄砂が飛んでいる日は、窓なども出来るだけ開けないようにしましょう。
Q5 治療法などあれば教えてください。
残念なことに、現状のところ黄砂アレルギーの予防薬や特効薬はなく、発症してしまった場合はとにかく黄砂を避けることと、抗ヒスタミン薬で目のかゆみや鼻水を抑える、といった対症療法が中心になります。
この時期にもう一つ気になるのが大陸から飛んでくる「黄砂」。
以下の記事によると、スギ花粉症と同じような症状が出るようです。
また、大きさがスギ花粉の1/8と小さく、花粉対策グッズが必ず真も有効でないところが悩ましい。
■ 花粉だけじゃない!この時期は、「黄砂」にもご注意!
(2015年02月27日:日刊アメーバニュース)
だんだんと気温も上がり、ついに花粉症の季節がきてしまいました。花粉症が流行っている中、「黄砂」のニュースもあったのもご存知でしょうか?
また、黄砂には、「黄砂症、黄砂アレルギー」などの症例もでてきているようです。
黄砂症、黄砂アレルギーについて、医師に聞いてみました。
Q1 黄砂症、黄砂アレルギーとは、どんな症状なのでしょうか?
黄砂症(黄砂アレルギー)は、花粉症など他のアレルギー性疾患と同じように目や鼻、気管支などに表れます。例えば、
・目のかゆみや違和感
・鼻水やくしゃみ
・頭がぼーっとしたりする
などが挙げられます。また、ぜんそくの引き金になることもあります。
Q2 原因は何が考えられますか?
中国のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠、黄土地帯から偏西風に乗って運ばれてくる、黄砂が原因です。
日本では3月から5月にかけて多くみられ、外に置いたものの上に黄白色のホコリのようなものが積もって見えます。この黄砂に付着した有害物質が黄砂アレルギーの一因となっているといわれています。
Q3 花粉症との違いとは何でしょうか?
花粉症と黄砂アレルギーは多くの点でとてもよく似ています。
違う点としては、花粉よりもずっと粒子が小さく(スギ花粉が直径0.03㎜の大きさであるのに対し、黄砂は0.004㎜とおよそ8分の一の大きさ)肺の奥まで到達しやすいこと、また、吸い込まないためには非常に目の細かいマスクが必要だということでしょうか。
Q4 黄砂アレルギー対策などあれば教えてください。
黄砂の身体への侵入を防ぐことが一番の対策になると言えます。ただ、花粉よりもサイズが小さいため、花粉症用のマスクでは目を通り抜けてしまい、あまり効果がありません。PM2.5対策用の目の細かいマスクを着用し、必要に応じて眼鏡なども使用すると効果的です。黄砂が飛んでいる日は、窓なども出来るだけ開けないようにしましょう。
Q5 治療法などあれば教えてください。
残念なことに、現状のところ黄砂アレルギーの予防薬や特効薬はなく、発症してしまった場合はとにかく黄砂を避けることと、抗ヒスタミン薬で目のかゆみや鼻水を抑える、といった対症療法が中心になります。