日曜日朝6時からNHK教育で「日めくり万葉集」を放映しています。
平日放映しているものを週末に一括放映しているようです。
番組の特徴は、壇ふみさんの朗読のあと、一人の万葉集研究家が解説するのではなくいろんな人が様々な視点から「私の好きな一首」への思い入れを映像付きで語ることです。万葉集研究家をはじめ、俳優だったり、お坊さんだったり、漫画家だったり、登場する人物はバラエティに富んでいます。
少々敷居の高い古典を身近に感じることができ、「フ~ン、こんな見方もあるんだあ」と新鮮な驚きがあります。
例えば、万葉集は中国から輸入したばかりの漢字を「万葉仮名」として使用し記録されましたが、音で拾ったその漢字にも遊び心が配されていたり。
万葉集を英語に訳した外国人から見た日本の風景も興味深い。美しい表現からどんなに素晴らしい風景だろうとワクワクして実際に見に行ったら大したことはなくガッカリした・・・しかしその後、その風景をあのように歌って後世に残したことはすごいこと何じゃないかと気づいた(リービ英雄さん)、「匂い立つ女性」という当時の表現には嗅覚のみでなく視覚的要素があったのではないか、などなど。
でも何より驚いたのは、歌われたその感性です。
1300年前の日本人も現代に生きる我々も同じように自然や物事を感じているんだなあ。
これってすごいことかもしれない。
むしろ人と人との絆、親子の絆は昔の方が強かった、と思わせる歌もたくさんあります。
このシリーズ、まだまだ続きます。楽しみです。
平日放映しているものを週末に一括放映しているようです。
番組の特徴は、壇ふみさんの朗読のあと、一人の万葉集研究家が解説するのではなくいろんな人が様々な視点から「私の好きな一首」への思い入れを映像付きで語ることです。万葉集研究家をはじめ、俳優だったり、お坊さんだったり、漫画家だったり、登場する人物はバラエティに富んでいます。
少々敷居の高い古典を身近に感じることができ、「フ~ン、こんな見方もあるんだあ」と新鮮な驚きがあります。
例えば、万葉集は中国から輸入したばかりの漢字を「万葉仮名」として使用し記録されましたが、音で拾ったその漢字にも遊び心が配されていたり。
万葉集を英語に訳した外国人から見た日本の風景も興味深い。美しい表現からどんなに素晴らしい風景だろうとワクワクして実際に見に行ったら大したことはなくガッカリした・・・しかしその後、その風景をあのように歌って後世に残したことはすごいこと何じゃないかと気づいた(リービ英雄さん)、「匂い立つ女性」という当時の表現には嗅覚のみでなく視覚的要素があったのではないか、などなど。
でも何より驚いたのは、歌われたその感性です。
1300年前の日本人も現代に生きる我々も同じように自然や物事を感じているんだなあ。
これってすごいことかもしれない。
むしろ人と人との絆、親子の絆は昔の方が強かった、と思わせる歌もたくさんあります。
このシリーズ、まだまだ続きます。楽しみです。