2013年6月に「積極的勧奨の停止」後、群馬県では接種率低下が著しいようです。
■ 厚労省通知で4分の1に 子宮頸がんワクチン接種
(上毛新聞 2013年9月27日)
厚生労働省が勧奨控え後に接種数が減少している子宮頸けいがんワクチンについて、群馬県内の7月の1日当たりの接種数は10・1件(7月計314件)だったことが26日、分かった。通知前の6月前半から4分の1に減り、国の対応による影響が顕著となった。
同日の県議会一般質問で、高田勝浩氏(自民)の質問に片野清明県健康福祉部長が明らかにした。
ワクチンは本年度、定期接種になったが、国の勧奨控えで現場に判断を丸投げしているとの批判がある。6月後半の1日当たりの接種は通知前から4割減少し7月はさらに半減した。
片野部長は「個人の判断に委ねる状況は一刻も早く解消されることが望ましい」と国が速やかに判断すべきだとの考えを示した。
話題の副反応「CRPS」の診療体制はまだ整っておらず、これから構築するところ。
■ 子宮頸がんワクチン副作用、11病院で専門治療
(2013年9月26日 読売新聞)
子宮頸(けい)がんワクチンの接種後、原因不明の痛みが続く患者が出ている問題で、厚生労働省研究班(代表・牛田享宏愛知医大教授)は、東京大病院など全国11病院で専門的な治療を行うことを決めた。
同ワクチンを巡っては、強い痛みが生じるなど重い副作用のケースが報告されたため、専門的な治療態勢を充実させることが急務となっていた。ワクチン接種後、2~4週間が過ぎても痛みやしびれなどの症状が続いている患者に受診を呼びかける。
厚労省によると、同ワクチンは今年3月までに国内で推計328万人が接種を受けた。ワクチンメーカーや医療機関から歩行障害やけいれん、失神、発熱など約360件の重い副作用報告があった。また原因不明の慢性的な痛みは43件あった。このため、同省は今年6月、ワクチンの接種は継続するものの、積極的に勧めることは一時的に差し控えると決定していた。
研究班は、子宮頸がんワクチン接種後の副作用が問題になったことを受け、痛み治療の専門家らで発足。接種後に原因不明の痛みを訴える患者を実際に診察するなどしてきた。ワクチンと痛みの因果関係は不明なものの、従来の慢性的な痛みへの治療が、ある程度有効と判断した。
ワクチンの有用性は理解していても、今の状況で接種を勧めるのは勇気が要りますね。
当院では現在HPVワクチンの受付は停止中です。
ワクチンとCRPSの関係がわかり、対策が取られるようになるのを待って再開する予定です。
諸外国ではCRPSは「心因反応」と捉え、ワクチン成分とは関係ないと考えられているようですね。
一方、ワクチン反対派は勢いづいています;
■ 子宮頸がん、定期接種中止を=ワクチン効果、安全性に疑問-薬害会議
(2013/09/27:時事通信)
子宮頸(けい)がんワクチンを打った後に全身の痛みを訴える人が相次いでいる問題で、医師や弁護士でつくる薬害オンブズパースン会議は25日、接種の努力義務を課す「定期接種」の対象から外すべきだとする要望書を厚生労働省に提出した。
同会議は、ワクチンが効くのは子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスのうち5割程度で、効果が十分な期間続くかは確認されていないと分析した。また、免疫が自分の体を攻撃する自己免疫疾患などの重い副作用が起きる場合があると指摘。危険性に見合うだけの効果があるか疑わしく、定期接種を続けると被害者が増える恐れがあるとして中止を求めた。
私は現在の「接種の意義を理解し希望する人は無料で受けられる」状況をよいと考えています。
因果関係が不確定な有害事象をもって他人の接種を受ける権利まで剥奪することはいかがなものか・・・。
しかし「疑わしきは罰せよ!」という薬害会議の方針は、厚労省の「主目標はクレーム回避」と云うスタンスと一致するところがあるので、なびいてしまう可能性もあるかもしれません。
■ 厚労省通知で4分の1に 子宮頸がんワクチン接種
(上毛新聞 2013年9月27日)
厚生労働省が勧奨控え後に接種数が減少している子宮頸けいがんワクチンについて、群馬県内の7月の1日当たりの接種数は10・1件(7月計314件)だったことが26日、分かった。通知前の6月前半から4分の1に減り、国の対応による影響が顕著となった。
同日の県議会一般質問で、高田勝浩氏(自民)の質問に片野清明県健康福祉部長が明らかにした。
ワクチンは本年度、定期接種になったが、国の勧奨控えで現場に判断を丸投げしているとの批判がある。6月後半の1日当たりの接種は通知前から4割減少し7月はさらに半減した。
片野部長は「個人の判断に委ねる状況は一刻も早く解消されることが望ましい」と国が速やかに判断すべきだとの考えを示した。
話題の副反応「CRPS」の診療体制はまだ整っておらず、これから構築するところ。
■ 子宮頸がんワクチン副作用、11病院で専門治療
(2013年9月26日 読売新聞)
子宮頸(けい)がんワクチンの接種後、原因不明の痛みが続く患者が出ている問題で、厚生労働省研究班(代表・牛田享宏愛知医大教授)は、東京大病院など全国11病院で専門的な治療を行うことを決めた。
同ワクチンを巡っては、強い痛みが生じるなど重い副作用のケースが報告されたため、専門的な治療態勢を充実させることが急務となっていた。ワクチン接種後、2~4週間が過ぎても痛みやしびれなどの症状が続いている患者に受診を呼びかける。
厚労省によると、同ワクチンは今年3月までに国内で推計328万人が接種を受けた。ワクチンメーカーや医療機関から歩行障害やけいれん、失神、発熱など約360件の重い副作用報告があった。また原因不明の慢性的な痛みは43件あった。このため、同省は今年6月、ワクチンの接種は継続するものの、積極的に勧めることは一時的に差し控えると決定していた。
研究班は、子宮頸がんワクチン接種後の副作用が問題になったことを受け、痛み治療の専門家らで発足。接種後に原因不明の痛みを訴える患者を実際に診察するなどしてきた。ワクチンと痛みの因果関係は不明なものの、従来の慢性的な痛みへの治療が、ある程度有効と判断した。
ワクチンの有用性は理解していても、今の状況で接種を勧めるのは勇気が要りますね。
当院では現在HPVワクチンの受付は停止中です。
ワクチンとCRPSの関係がわかり、対策が取られるようになるのを待って再開する予定です。
諸外国ではCRPSは「心因反応」と捉え、ワクチン成分とは関係ないと考えられているようですね。
一方、ワクチン反対派は勢いづいています;
■ 子宮頸がん、定期接種中止を=ワクチン効果、安全性に疑問-薬害会議
(2013/09/27:時事通信)
子宮頸(けい)がんワクチンを打った後に全身の痛みを訴える人が相次いでいる問題で、医師や弁護士でつくる薬害オンブズパースン会議は25日、接種の努力義務を課す「定期接種」の対象から外すべきだとする要望書を厚生労働省に提出した。
同会議は、ワクチンが効くのは子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスのうち5割程度で、効果が十分な期間続くかは確認されていないと分析した。また、免疫が自分の体を攻撃する自己免疫疾患などの重い副作用が起きる場合があると指摘。危険性に見合うだけの効果があるか疑わしく、定期接種を続けると被害者が増える恐れがあるとして中止を求めた。
私は現在の「接種の意義を理解し希望する人は無料で受けられる」状況をよいと考えています。
因果関係が不確定な有害事象をもって他人の接種を受ける権利まで剥奪することはいかがなものか・・・。
しかし「疑わしきは罰せよ!」という薬害会議の方針は、厚労省の「主目標はクレーム回避」と云うスタンスと一致するところがあるので、なびいてしまう可能性もあるかもしれません。