「スマホde問診」（WEB問診）を始めました。

WEB問診なるものを導入しました（2020年5月1日稼働予定）。

「WEB問診？」という方が多いと思われ、わかりやすいように「スマホde問診」と勝手に名付けてここに説明を試みたいと思います。

さて、診療の始まりは「問診」です。

当院では患者さんが来院後に

１．「問診票」を渡して記入していただき、

２．それをスタッフが受け取り、さらに必要な情報を聞き出し、

３．処方する薬の形（シロップ、粉、錠剤･･･）を確認し、

４．その内容を編集して電子カルテに入力し、

ようやく完了。

医師の診察の準備ができました。

この１〜４をすべてスマホでできるようになるのです。

患者さんは当院の順番予約システム「アイチケット」で予約したのち、

WEB問診「メルプ」にアクセスしていただき、

診察券番号や名前を入力後、

チャット形式の質問に答えていただきます。

最後の質問まで終わったら「送信」ボタンを押して終了です。

当院側では、患者さんが入力した内容がカルテ用語に変換された画面がパソコンに届きます。

それを電子カルテにコピー＆ペーストで取り込んで完了。

皆さん、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れればむしろ簡単です。

当院側も手作業だった１〜４が省略できて、win-win のシステムなのです。

来院してからの医院滞在時間も短くなるため、新型コロナ流行中の現在、感染対策としてもメリットが勝ります。

かかりつけの皆さま、ぜひご利用ください。

配布プリント類の内容をライブドアブログにアップしました。

現在「WEB問診」なるものを準備中です。

順番を取った後に、そのままスマホを使いチャット形式で質問に答えて送信すると当院に届き、それをカルテにコピペすると問診終了。

紙の問診票が要らなくなるマジック！

問診送信後の画面に、相談内容に関連した解説プリントをリンクする仕様にしました。

リンク先として、スマホで見やすいライブドア・ブログ画面を用意しました。

 → 「こどもの病気解説 by たけい小児科・アレルギー科」

数えてみると35項目もあり、自分でもビックリ。

今後も必要に応じて増やしていく予定です。

とりあえず＜目次＞画面を例示してみました。
下記各項目をクリックすると、解説画面が出てきます。

どうぞご参照ください。

【くすり】

・抗菌薬（抗生物質）適正使用について

・漢方薬の上手な飲ませ方

・マルツエキスで漢方薬を飲ませる方法

【感染症】

・子どもの発熱と対処法

・熱性けいれんについて
・子どもの嘔吐・下痢（感染性胃腸炎）とホームケア

・気になる「RSウイルス」感染症

・マイコプラズマが心配な方へ

・夏かぜ（ヘルパンギーナ・プール熱・手足口病）にご用心！

・りんご病（伝染性紅斑）のお話

・溶連菌性咽頭炎のお話

・水いぼ（伝染性軟属腫）のお話

・かぜはいつまで人にうつるの？

【予防接種】

・かぜ・発熱と予防接種

・予防接種後の発熱

・インフルエンザワクチン2019

・HPVワクチン（子宮頚がんワクチン）のお話

【アレルギー】

・じんましんのお話

・アレルギー疾患の環境整備（主にダニ対策）

・スギ花粉症・ダニアレルギーの「舌下免疫療法」

・赤ちゃんのスキンケア〜一般篇〜

・赤ちゃんのスキンケア～乾燥肌篇～

・ステロイド軟膏Q&A

・湿疹がある赤ちゃんの離乳食の進め方

・子どもの湿疹（≒アトピー性皮膚炎）の治療

・卵アレルギーのお話

・牛乳アレルギーのお話

・小麦アレルギーのお話

・大豆アレルギーのお話

【その他】

・鼻のかみ方・練習方法

・子どもの鼻血の止め方

・子どもの便秘と対策

・子どもの熱中症と対策

・子どもが頭をぶつけたときの対処法

・群馬県館林地域の時間外の病気相談先

小児科開業医における新型コロナウイルス感染対策

小児科開業医で感染対策がどこまでできるかを院内で検討しました。

当初、風邪と風邪以外の患者さんを振り分けて、グリーンゾーン（ウイルス非汚染区域）とレッドゾーン（ウイルス汚染区域）を分離しようとしました。

しかし、新型コロナウイルスはサイレント・キャリア（無症候性感染者）が存在し、その人からも感染する可能性があることが指摘されています。

つまり、軽症患者どころか無症状者も新型コロナ感染が否定できないのです。

これはやっかいです。

検討の結果、「すべての患者さんが新型コロナの可能性がある」との認識の元に、患者さん同士が接触しないで診察が完了するように設定しました。

待合室を閉鎖し、駐車場の車中で待機している患者さんを一人ずつ呼んで診察する方法です。

具体的には、

１．受付が済んだら、問診票を渡して車の中で書いていただきます。

２．書き終えた問診票を受付に持ってきていただき、受け取ると共に、ポケベルを渡して駐車場の車内で待機していただきます。

３．順番が来たらポケベルを鳴らして玄関から院内に入ってもらい、診察室横の椅子で待機していただきます。

４．診察の準備が整ったらお呼びして診察室に入室。

５．診察が済んだら、別の部屋（隔離室）へ移動し、事務スタッフが処方箋を持って伺います。

６．隔離室のドアから院外（駐車場）に出て完了。

７．診察終了後、患者さんが触れた場所はアルコールまたは次亜塩素酸ナトリウムで消毒し、次の患者さんに備えます。

以上となります。

多少面倒なところがありますが、他の患者さんとの接触を極力避けることにより風邪をもらわないというメリットを優先しました。

本来は、２のときにスタッフが車まで問診票を受け取りに行ければよいのですが、現在マンパワーが不足していてそこまで手が回りません。申し訳ありませんが、ご了承ください。

実は現在、WEB問診なるものを準備中です。

その実体は、受診前にスマホであらかじめ問診入力を済ませるシステム。

すると、当院に到着してからの手間が省けます。

実現すると、

・スマホで順番を取り

・スマホで問診入力を済ませ

・順番が近くなったら来院し

・受付を済ませて診察を待つのみ

とさらに受診しやすくなります。

ご期待ください。