徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

服のサイズ、靴のサイズ

2009年03月20日 06時23分34秒 | 日記
とかくサイズ選びは難しい。

皆さん、自分の体のサイズは把握していますか?
結構悩むものですよね。
私のサイズ遍歴を記してみます。

しばらく前まで私は177cm、77kgという少々太めのスポーツマン体型で以下のサイズが合いました。
スーツサイズではAB7(98-88-180ではなく100-90-180の方)。
海外製品ではアメリカサイズ41R、イタリアサイズ50がちょうど良い感じ。

しかし、日本のS/M/L/LL表示サイズでは困りました。
日本の紳士服のサイズ表示が変更になったのはもう10年以上前でしょうか。
それまで私はLLサイズでしたが、変更後はLとLLサイズの中間の位置づけ。
Lではちょっときついし、LLでは大きめという中途半端な状況になり、購入の際は気を遣う羽目になりました。

メーカー/ブランドにより同じ「L」表示でも大きさが微妙に異なります。
自分の体に合う「L」サイズのメーカーを探して探して・・・ありました!
その名は「Papas」。
アメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイをイメージとした日本のブランドで、総じて大きめの服作りで有名です。カジュアルが中心ですが、生地も縫製もしっかりしていて長持ちします(値段もそれなりですが)。伝え聞くところによると、これもアメリカの「ORVIS」という釣り具ブランドの影響を受けているとか。
PapasのLサイズが私の体にちょうど良くめでたしめでたし、となるはずでしたが・・・

日本のサイズとアメリカのサイズの違いも混乱の元です。
好きなブランドのブルックス・ブラザーズのボタンダウン・オックスフォード・シャツはずっと「L」を着ていました。洗濯するとコットンが少し縮むのでちょうどよくなります。
しかし、「形状安定シャツ」の登場でサイズ変更する羽目になりました。
全然洗濯の影響を受けないので「L」では大きく「M」がちょうどよくなりました。

ショックを受けたのはティンバーランド。
アウトドア・シューズで有名なブランドですが、ファッションも展開しています。
じつはこのブランドで私に合うのはなんと「S」サイズ。
日本サイズでは一時「LL」サイズを着ていた私が「S」サイズ?
日本人って小さいんですねえ・・・。

その後私の体型が変わってしまいました。
ある病気をきっかけに体重が10kg減少しウエストも2サイズダウン。
メタボ対策としては良いことですが、今までの服がブカブカで合わなくなる始末。
買いためた洋服がタンスの肥やしになってしまいました。まだ袖を通していない高級スーツもあったのに・・・(涙)。
痩せた結果、国産のLサイズ、アメリカ38~40、イタリア48あたりに落ち着くことになりました。
メタボで気になる検査値(コレステロールや中性脂肪)も正常化したので、まあ、これでよかったのでしょう。
ブカブカで着られなくなった服をどう処分しようか思案中です。

次は靴のサイズについて。
私は国産の26.5cmを使用しています。
あるときREGALの26.5cmではブカブカのことに気づきました。
REGALの靴は大きめの作りで、他のメーカーよりワンサイズ小さめのものを選択すべきとのこと。

外国製品を買うようになると、ここでもサイズの壁を経験しました。
私の足に合うのは、アメリカサイズ8.5EEか9E、イタリアサイズ41~42、イギリスサイズ8E。
数字の後のアルファベットは靴の幅表示です。
欧米人は細長い足形ですが日本人は概して幅広傾向で、長さが合っても幅がきついことがよくあります。

「トリッカーズ」というイギリスの老舗ブランドでカントリーラインの靴を購入しました。
靴の修理専門店ユニオンワークス店主の中川さん、ギルドの山口さんもお気に入りの、靴好きの間では有名なブランドです。
ごついけど品があってカッコ良いのです。
サイズは8Eでぴったり。
気に入ったので同じメーカーの別モデルの同サイズを通販で購入しました。
しかしきつくて足が入らない!
同じメーカー/ブランドでも靴の種類によりサイズが合わないことがあることを実感した瞬間でした。
高かったのに返品できず涙・・・。

近隣のアウトレットモールに「スコッチグレイン」という靴屋さんがあります。
そこで初めて詳しい足のサイズの計測をしていただきました。
私の足は「26EE」という結果でした。
ウ~ン、汗っかきの私はインソールを使うのを当たり前と考えていたので、ジャストサイズは26.5cmではなく26.0cmだったのですね。

東京青山の「42nd ロイヤルハイランド」という靴専門店でも計測していただきました。
すると「お客さんの足のサイズは左右で違いますね」と指摘されました。
えっ? そんな事を言われたのは初めてです。
右足は長くて細め、左足は短くて広め。
そう言われれば、以前から靴を履くとき左足の方が何となくきつく感じることがありました。
「靴の作りが左右違うなんて不良品なのかな・・・」くらいに考えていましたが、実は私の足のせいだったのですね。
人間、左右対称には作られていないようです。

最近、中学2年生の長男が26.5cmの靴を履くようになりました。
私に追いつき、今にも追い越しそう。
小学6年生の長女は妻の足のサイズを既に追い越しました。
今度は彼らが靴のサイズ選びで苦労することになるのでしょう(笑)。

コメント
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