6代目「三遊亭圓楽」の誕生を『笑点』で知りました。
楽太郎さんが襲名したのです。
大喜利でお馴染み仲間達がお祝いの挨拶をしたのですが、皆ケチョンケチョンにこき下ろす始末。
愛されているんだか嫌われているんだか、ワケわかんない「お披露目」でした。
思い起こせば、私が子どもの頃の『笑点』の司会者は三波伸介さん。
最高視聴率40%を越えたこともある歴史的人気番組です。
大喜利の真ん中には先代(5代目)圓楽さんが鎮座し、場を盛り上げていました。
風流で、ワサビの利いたご時世批判もちょっぴり入り、切れのある回答・・・正統派・王道を行くという佇まいのある粋な落語家でした。
一歩下がってひねりを利かせた回答で名脇役を務めた小円遊さん(故人)の存在感も捨てがたかった。
座布団運びの松崎真さんの「横断歩道、手を挙げて渡りましょう」の決まり文句も懐かしい。
6代目圓楽はちょっと小粒ですが、これから大きく羽ばたいていただきたいと思います。
昔から日本の家庭にとって、日曜日夕方は家族団らんの時間でした。
笑点に始まり、サザエさんを見て、家族みんなで「アッハッハッ」と笑って・・・。
途中からちびまる子ちゃんも仲間入りしましたが、こちらも今年で20周年なんですね。
こららの番組に共通するのは「勧善懲悪」という要素がないことです。
つまり「戦い」がない。
現在、人気のあるアニメは少なからず敵味方・戦いが描かれています。
ポケモンは疑似ペットを戦わせ、アンパンマンでさえバイキンマンとの戦いの構図を捨てられないのはちょっと悲しい設定です。
最近、カーステレオで「落語」を聞くようになりました(年ですねえ)。
昔の名人芸を集めたCD集。
「話芸」とは云いますが、ホントにみんな話がうまい!
その名調子に思わず引き込まれてしまいます。
江戸の長屋暮らしの日々のできごとを題材にしたものが多いのですが、みな貧乏で、でも結構おもしろおかしく生活している様子がうかがわれて微笑ましい。
今で云えば「サザエさん」に似ているのかもしれません。
人と人との距離が近かったんだなあ、と感じます。
仕事上、左官屋とか豆腐屋とか役割分担がはっきりしているので、他人を踏みつけてのし上がろうという雰囲気がない。
「あいつはいいやつだか、あそこが気にくわねえ」などと、お互い長所短所を認め合った上でつき合っている。
長屋の壁は薄くて、話は筒抜けでプライバシーなんてあったモンじゃない(苦笑)。
そう、仲間に囲まれて安心するのが人間の性だったはず。
一人になるとホッとするようになったのはいつからなんだろう。
楽太郎さんが襲名したのです。
大喜利でお馴染み仲間達がお祝いの挨拶をしたのですが、皆ケチョンケチョンにこき下ろす始末。
愛されているんだか嫌われているんだか、ワケわかんない「お披露目」でした。
思い起こせば、私が子どもの頃の『笑点』の司会者は三波伸介さん。
最高視聴率40%を越えたこともある歴史的人気番組です。
大喜利の真ん中には先代(5代目)圓楽さんが鎮座し、場を盛り上げていました。
風流で、ワサビの利いたご時世批判もちょっぴり入り、切れのある回答・・・正統派・王道を行くという佇まいのある粋な落語家でした。
一歩下がってひねりを利かせた回答で名脇役を務めた小円遊さん(故人)の存在感も捨てがたかった。
座布団運びの松崎真さんの「横断歩道、手を挙げて渡りましょう」の決まり文句も懐かしい。
6代目圓楽はちょっと小粒ですが、これから大きく羽ばたいていただきたいと思います。
昔から日本の家庭にとって、日曜日夕方は家族団らんの時間でした。
笑点に始まり、サザエさんを見て、家族みんなで「アッハッハッ」と笑って・・・。
途中からちびまる子ちゃんも仲間入りしましたが、こちらも今年で20周年なんですね。
こららの番組に共通するのは「勧善懲悪」という要素がないことです。
つまり「戦い」がない。
現在、人気のあるアニメは少なからず敵味方・戦いが描かれています。
ポケモンは疑似ペットを戦わせ、アンパンマンでさえバイキンマンとの戦いの構図を捨てられないのはちょっと悲しい設定です。
最近、カーステレオで「落語」を聞くようになりました(年ですねえ)。
昔の名人芸を集めたCD集。
「話芸」とは云いますが、ホントにみんな話がうまい!
その名調子に思わず引き込まれてしまいます。
江戸の長屋暮らしの日々のできごとを題材にしたものが多いのですが、みな貧乏で、でも結構おもしろおかしく生活している様子がうかがわれて微笑ましい。
今で云えば「サザエさん」に似ているのかもしれません。
人と人との距離が近かったんだなあ、と感じます。
仕事上、左官屋とか豆腐屋とか役割分担がはっきりしているので、他人を踏みつけてのし上がろうという雰囲気がない。
「あいつはいいやつだか、あそこが気にくわねえ」などと、お互い長所短所を認め合った上でつき合っている。
長屋の壁は薄くて、話は筒抜けでプライバシーなんてあったモンじゃない(苦笑)。
そう、仲間に囲まれて安心するのが人間の性だったはず。
一人になるとホッとするようになったのはいつからなんだろう。