昨日はせっかくのクリスマス・イブだったのに受験生の娘は塾。息子も家でやることがあるというので、カミさんと二人だけで映画に行くことにしました。
少しはクリスマス気分も味わいたいということで出掛けたのはこちら、イクスピアリです。
いつもステージの上に飾ってあった大きなツリー、今年はありませんでした。ちょっと残念。
観た映画はこちら、 『フランケンウィニー』 でした。
まぁネタばれになるので詳しいことは書きませんが、私としてはこういった形で死者の復活を描くことに対しては強い抵抗があります。
愛する者の “死” は、確かに耐え難い程大きな心の痛みと喪失感を伴います。しかし、だからこそ、私達は “生命” がかけがえのない、一番大切なものであることを自覚することができるのだと思うようにしています。
今回は純粋無垢な愛犬の話ということもあり、ディズニーらしいハッピー・エンドにほっとされた方も多いことでしょう。しかし、何か忘れていませんか?……
……いつの日にか必ず、主人公である彼=ヴィクターの御両親が天に召される日もやってきます。果たしてそのとき、彼には “手段” を知りつつ、それを行使せずに耐えることができるほどの心の強さがあるのでしょうか?。ヴィクターは神ではないし、スパーキーもラザロではありません。私はこれから起こるであろう不幸な結末を想い、暗澹たる気持になってしまいました。
スティーブン・キングの小説、 『ペット・セマタリー』 (敢えて “セメタリー” ではなく、 “セマタリー” という言葉を使用しています) も、ほとんど同じテーマを扱った小説です。
前述の通り、私は失われた命を安易に甦らせることには反対の立場ですが、もし私があの主人公、ルイスと同じ立場に置かれてしまったとしたら、 “あの丘” を目指さないという自信はありません。たとえそれが決して選んではいけない “誤った道” であることを承知していたとしても……
まぁ、でもこの姿を見ちゃうと、単純に可愛いなぁって思っちゃう自分もいるんですけどね (笑) 。
“科学には善も悪もない” というジクルスキ先生の言葉は重いなぁ。
いつものツリーの代わりに、アンバサダーホテルとイクスピアリの間にある広場にこんなイルミネーションが飾られていました。
映画の帰りに同じ場所を通ったら、このような様子でした。
きっとディズニーランドの中は大混雑だったんでしょうね。