先日、電動ファンを修理して何とか延命治療を施したはずの我が家のVW B4パサート・ヴァリアントでしたが、なんと今度はエアコンがお亡くなりになってしましました!。というわけで、またまたBISへと逆戻りすることに。トホホ~。
まぁ実は色々と紆余曲折もあったものの、どうやら今回の主犯?はコンプレッサー内部のリードバルブらしいということになりました。
もちろんベストは純正の新品コンプレーサーに交換することです。しかし、残念ながら私のようなビンボー人には金銭的に無理。海外からOEMの部品を個人輸入するか、国内でリビルト品を探すか、電装屋さんにオーバーホールに出すか・・・・・・といった選択肢しかありません。
山崎社長の判断はバルブ交換ということで、早速コンプレッサーの取り外し作業を開始しました。余談ですが、もし内部に冷媒ガスが残っているようなときは、ちゃんとした資格のある電装屋さんなどでガスを回収してもらうようにしましょう。
これが取り外したコンプレッサー、サンデンのSD7V16。斜板式の7気筒ですね。
最初はてっきりこのコンプレッサーを電装屋さんにオーバーホールに出すのかと思っていました。しかし、ここで山崎社長の口から信じられない台詞が!。
「半谷さん、もし時間あるなら、今日これからバルブ交換しましょうか?」
「ええええっ、そんな部品、在庫してるんですか!!」
さすがのBISでも、まさかコンプレッサーの内部パーツを在庫しているとは思っていませんでした。もちろん作業をお願いしたことはいうまでもありません。
バルブ交換は、クラッチと反対側にあるシリンダーヘッドを外して行います。
ヘッドを外すとこんな感じ。バルブはヘッド側とブロック側、2枚のメタル・ガスケットに挟まれていました。左側で社長が持っているのが新品のセンターバルブ (サンデンのオーバーホール・マニュアルではバルブ・プレート・アッセンブリーという名称) です。
バルブを交換したら、再度クルマに組み込みます。
最後に規定量のオイルとガスを入れてテストしてみたら・・・・・・
・・・・・・おっ、ちゃんと効いていますね。ガス漏れに関してはしばらく様子を見なければならないものの、取り敢えず圧が上がらず全然効かないという症状は解消されました。
何とかこのまま、来年の車検満了まで生き延びて欲しいなぁ。
■現在の走行距離
(2018年09月18日現在、2万890km時にメーター交換) : 14万7741km
■今月の維持費
■部品代
センターバルブ(バルブ・プレート・アッセンブリー) : 8000円
冷媒ガス(6本) : 3000円
コンプレッサー・オイル(70g✕2本) : 5000円
■工賃
コンプレッサー脱着、バルブ交換、一式 : 15000円
■その他
消費税等 : 2480円
■合計
3万3480円