わびぬれば いまはたおなじ 難波なる
身をつくしても あはむとぞ思ふ
わびぬれば いまはたおなじ なにはなるみをつくしても あはむとぞおもふ
元良親王 男
現代訳
あなたにお逢いできなくて) このように思いわびて暮らしていると、今はもう身を捨てたのと同じことです。いっそのこと、あの難波のみおつくしのように、この身を捨ててもお会いしたいと思っています。
元良親王(もとよししんのう)の紹介
元良親王(もとよししんのう、890年(寛平2年) - 943年9月3日(天慶6年)は、平安時代中期の皇族、歌人。三品兵部卿にまで昇った。
わびぬれば いなみあ。