今こむと いひしばかりに 長月の
有明の月を まちいでつるかな
いまこむと いひしばかりに ながつきのありあけのつきを まちいでつるかな
素性法師 坊主
現代訳
「今すぐに行きましょう」とあなたがおっしゃったので、(その言葉を信じて) 九月の長い夜を待っていましたが、とうとう有明の月が出る頃を迎えてしまいました。
素性法師(そせいほうし)の紹介
素性(そせい、生年不詳 - 延喜10年(910年)?)は、平安時代前期から中期にかけての歌人・僧侶。桓武天皇の曾孫。遍照(良岑宗貞)の子。俗名は諸説あるが、一説に良岑玄利(よしみねのはるとし)。 三十六歌仙の一人。
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今こむと いなあま。