ベック式!難単語暗記法ブログ

質の高い暗記法、芸術的なゴロ合わせ、感動の記憶法をあなたに!抜群に効果的な実例満載!

『源氏物語湖月抄』(北村季吟)

2017-03-01 | 『新世界史頻出年代暗記』


いろんな幹が 焦げましょう。

湖月抄1673年(北村季吟)(歌学方)                          


[ポイント]

1.北村季吟は、『湖月抄』を著し、1689年歌学方に任命された。

[解説]
1.北村季吟(1624~1705)は、近江国の医師の家の生まれ。『源氏物語』や『枕草子』を研究して、作者本来の意図を知ろうとした。季吟の古典研究は古代精神の探究に進み、のちに発展する国学の先駆者となる。


2.季吟の『源氏物語湖月抄(こげつしょう)』は1673(寛文13:家綱代)年成立、単に『湖月抄』ともいう。源氏物語の古注(季吟以前の注釈)を集成したもの。同じく『枕草子』の注釈書で『枕草子春曙抄(しゅんしょしょう)』もある。


3.北村季吟湖春の父子は、1689年(元禄2:綱吉代)年、和歌に関する学問をつかさどる幕府・歌学方に任命された。歌学方は、その後北村家が世襲した。


〈2016早大・文

問5 下線c寛文の時代に実施された政策として正しいものを1つ選べ。

 ア 朝鮮より回答兼刷還使が派遣されるようになった。

 イ 金銀貨幣を改鋳し、品質を落として差益を幕府の収入とした。
 ウ 島原・天草一揆を鎮圧し、キリスト教の信仰を弾圧した。
 エ 殉死を禁じ、跡を継いだ新しい主君に引き続き奉公させた。
 オ 幕府は歌学方を設置し、北村季吟を登用した。

(答:エ※寛文(1663~1680)は家綱代)、アの回答(使)兼刷還使は慶長12(1607)、イの最初に品位を落としたのは元禄小判(1695)、ウの島原天草一揆は寛永14(1637)、オの歌学方は元禄2(1876))〉


〈2013早大・文

  1680年代には幕府に天文方が設置された。これは、渋川春海が平安以来の[ B ]の誤りを修正した貞享暦を作ったことに端を発していた。また和歌の研究や詠歌を担当する歌学方も設けられ、『源氏物語湖月抄』の著者、[ C ]が初代歌学方に任じられた。

問6 空欄Bに該当する暦を、漢字3字で記述解答欄紙の解答欄に記入しなさい。


問7 空欄Cに該当する人名を、漠字4字で記述解答欄紙の解答欄に記入しなさい。」


(答:B宣明暦、C北村季吟)〉


〈2013中大・法〉

 綱吉は、たとえば北村季吟を[ 8 ]方とするなど、儒学以外の学問にも関心を示した。また、仏教にも深く帰依した。」

(答:歌学)〉

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『経済録』(太宰春台)

2017-03-01 | 『新世界史頻出年代暗記』



[ゴロ]ダサい先輩!/経済ロック

太宰春台)(専売制)(経済録

[句意]先輩、ダサいですよ、先輩たちバンドの経済ネタ・ロック(ンロール)は、という句。経済ネタのロックなんてひきますよ、あるいは経済ネタの中味をもっと工夫して下さいよ、という意味です。また江戸時代で「経済」が入る書名で著名なものに佐藤信淵『経済要録』(1827刊)(近世356よろよろ経済佐藤農政)もある。これとの混同に注意してください。


[ポイント]
1.太宰春台は、『経済録』を著し専売制を唱えた。

[解説]
1.太宰春台(1680~1747)は、信濃国飯田の生まれで、荻生徂徠の高弟。春台は経世論を発展させ、1729(享保14:吉宗代)年成立の『経済』および後の『経済録拾遺(しゅうい)』で商業藩営論を主張、武士も商業を行い、専売制度によって利益をあげるべきだと主張した。

〈2014立大・現心コミュ福観光営

 3荻生徂徠は、古文辞学派の儒学者でもあった。徂徠は『( イ )』を著し武士の土着論を展開し、また徂徠門下の〈 あ 〉は『経済録』や『経済録拾遺』を著し4武士の商業活動の必要性を説くなど、その積極的な政治経済への発言がその後の経世論発達の礎となった。」

問3.下線部3の荻生徂徠が江戸に開いた私塾はどれか。次のa~dから1つ選べ。


 a.蘐園塾 b.古義堂
 c.洗心洞 d.藤樹書院」


問4.これを同じく説いた『稽古談』の著者は誰か。次のa~dから1つ選べ。


 a.海保青陵 b.工藤平助
 e.佐久間象山 d.林子平」


(答:イ政談、あ太宰春台、問3a、問4a)〉


〈2013法大・法国際文化キャリア

 下線部a~cのなかから正しくないものをそれぞれ一つ選べ。なお、下線部a~cがすべて正しい場合には、dを選べ。

問5 日本沿岸の防備の必要性については、aロシアの使節が来航するようになる以前から、すでに林子平が『海国兵談』において説いていた。そうした対外警戒論の一方で、b本多利明は『西城物語』『経世秘策』を著して貿易振興の必要を説き、c佐藤信淵も『経済録』において貿易の拡大を主張した。


(答:a〇、b〇、c×『経済録』は太宰春台)


〈2012同志社大・神商心理:「

a.武士土着論を展開し、幕藩体制への多くの改善策を述べ、1729年に成立した春台の著書名を記せ。」

(答:経済録)〉

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする