これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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ウールの単衣着物 掛け衿丈が足りない! … 今縫っている着物 むかーし着物

2012-01-20 | 着物
今日は一日みぞれ模様 トトに『家から出ない方がいい』 なんて言われて 素直に籠もって一日針仕事でした (一年前は 腸閉塞で死ぬ思いをしたし 暮れにはぎっくり腰で泣いたのでので 寒さにはご用心です)

今年の針仕事は なんと今から30年前に 買ったウールです

結婚するちょっと前、袋帯を買い足そうと言う母と地元の山形屋というデパートに行ったときのこと

呉服売り場に積んであったアンサンブル用の反物を 私も母も同時に見つけ出して手に取り 即 買った物です

『羽織の裁断はしてあげるから 後は自分で仕立てなさい』 と 

お値段はぽっきりの一万円でした

何故その値段を覚えているかというと 祖母の状態が悪くて 母の姉妹が集まっている時のことで

母は 買った物をお披露目して安い買い物をしたと 喜んでいたのです

母が亡くなる二年前のことです 

祖母の看病や私の結婚準備などで随分忙しい思いをしていたのだろうなぁと 当時を思い出しながら縫っています

裁断はすぐにしてもらえたものの 私の結婚までには手を付けることが出来ず 

二年前に引っ張り出してみると 背縫いと居敷当て 肩当て 脇縫いまではしてありました (いつしたのかも覚えていません )

衽を縫って 縫い代を折って躾をかけたままで二冬目をまたも過ぎてしまいました

今年の冬は出来上がらせようと くけることに要したのが二日間

褄下から裾もくけ終わって 袖より先に衿を付けることにしました

そこで衿に印しをしようとして 掛け衿が短いのに気が付きました

しかも地衿が長め どうやら裁断ミス? のようです 

そのまま短い掛け衿を付けようとも思ったのですが 以前何かの本で読んだ摘み掛け衿なるものにしてみることにしました

正しい方法かどうか 定かでないのですが 『要するに掛け衿がかけてあるようにみせればいいのよね』とばかりに自己流です

摘み掛け衿下に新モスを足しました



地衿を摘んで 見せかけの掛け衿を作り 新モスを挟んだところの拡大写真です

私はデコルテの辺りが貧相なので ふっくら着付けをしたくて衿は広衿に

ここでまた 問題発生です  

キュプラを使って居敷当て 肩当てをしてあるのに 共生地がもうないのです 

近頃の胴裏は洗濯してもあまり変化しないので 思い切って正絹の羽二重衿裏を使うことにしました

今日は衿を付け終わり 裏えりも躾でとめて あとはくけるばかり

袖を縫って付ければ もう完成

明日は出来上がらせたいのですが 亀の歩みならぬ カタツムリのようなすすみ具合です


ところで ウールの着物は数年前に2枚を除いて 処分してしまいました

古着として出したり フリマに出したり

スポーツクラブに通う限り 家で過ごすのに昔のように着物を着ることはそんなにないだろうと思ったからなのです

ところが 体力や体調のことがあり 週に2回程度しか行かないようになったこの頃 おうち着物復活させたいと考えがまた変わってきました

そうなると 俄然ウールです

今ではウールの反物なんて 滅多に見かけなくなりました

どうやって 増やしていこうかと思案中です








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