上京のたびに会っている友人から、茶道具が届きました
彼女のお姉さんが高齢者施設に入り、住まいを片付けたのです
ほとんどの家財は処分したそうですが、茶道具は私にいらないか?と
譲り受ける事になりました
届いたのは、茶入れ、茶碗、香炉、花入です
茶碗と茶入れはとても古いもののようです
特に茶入れは、彼女たちのお祖母様がお茶を教えていた頃のもので、100年ほど前の物?
茶碗の良し悪しの決め方は、人それぞれでしょうが、私は手に包み込んだ時の茶碗の温もりや軽さに魅せられます
こちらは備前焼きと友人は聞いたそうですが、志土呂焼きの刻印が高台近くにありました
箱と中身が入れ替わったのかもしれません
とても軽くて薄くて、磁器のよう
美味しい和菓子を準備して一服点ててみたい
見込みも美しい景色の茶碗です
仕覆は必要ないけど、御物袋で仕舞いたいような茶碗です
青山に住んでいた頃に、東京大空襲で焼かれ、当時北九州市で仕事をしていた彼女のお父様が連れてこられてしばらく一緒に生活していたと
その時、この茶入れは青山から北九州市に一緒に疎開し、その後また青山へ
茶道具のいくつかは孫のひとり(友人のお姉様)が受け継いだそうです
そして縁あって再び九州の私の所にやってきました
茶碗の2つと茶入れの箱書きには銘は見当たりません
茶入れには旅、志土呂焼きの茶碗には友垣なんて銘を付けると、この道具でお茶を点てた時、おしゃべりが楽しそうです
茶道具の銘の付け方に約束事があるとしても、あまり気にせずに気楽に😊